沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

沖縄素材でスイーツを IT企業の木谷さん「愛される土産作りたい」

2018-01-14 21:47:34 | ニュース

IT企業・琉球インタラクティブ(宜野湾市)の木谷寿男さん(43)が開発したスイーツが人気を広げている。木谷さんは「沖縄の素材を生かしてスイーツを作りたい」と、静岡の信用金庫を退職して2010年に移住した。開発したスイーツ「紅芋とちんすこうのフローズンちいずケーキ」は第8回ニッポン全国おやつランキングでグランプリに輝いた。木谷さんは「ITと農業で、沖縄全体の産業発展に貢献したい」と語り、新たな商品開発にも励む。


「紅芋とちんすこうのフローズンちいずケーキ」を手にする木谷寿男さん=1月12日、宜野湾市のジーウェーブカフェ

 「根っからのスイーツ好き」という木谷さんは旅行で訪れた沖縄で、紅芋やマンゴー、シークヮーサーなど「スター性のある農産物」に引かれた。製菓を学んだことはないが、沖縄の農産物を生かしたスイーツ作りの道へ飛び込んだ。

 移住後は那覇市内でカフェを開き、商品開発に取り組んだ。そのカフェの常連客が、琉球インタラクティブの臼井隆秀社長だった。店で臼井社長や同社の社員が運営していた県産品販売サイト「沖縄特産品本舗」の商品選びに悩んでいる声が聞こえた。木谷さんはすぐに「うちでこんなもの作ってますよ」と、島とうがらしと酢を使ったオリジナル商品を売り込み、IT企業とスイーツを作る木谷さんの接点が生まれた。

 琉球インタラクティブが2013年に宜野湾市宇地泊の「宜野湾ベイサイド情報センター」の指定管理者に決まったことがさらなる転機となった。臼井社長から「センターの1階に市民に愛されるカフェをつくりたい」と提案を受け、木谷さんも「菓子作りをやらせてくれるなら」と即答した。IT企業がスイーツを手掛けることになり、日本一の「ちいずケーキ」を生む原点となった。

 木谷さんが開発した「ちいずケーキ」は、紅芋と黒糖、塩ちんすこうなど沖縄を代表する素材にこだわった「進化形スイーツ」だ。紅芋は発色が良く、甘みもある宮古島産の「美(ちゅ)ら恋紅」を選び、黒糖はコクや甘みが合う波照間島産を選んだ。木谷さん自らが島に渡り、食材を吟味した。特に紅芋は病害虫拡大の恐れがあるため県外に持ち出せないが「だからこそ、加工して新たな出口を見いだしたかった」。

 ケーキの土台に粟国島の塩ちんすこうを使い、新鮮な食感を演出した。「素材の力が強いから、着色料も香料も使わずに本来の素材だけで勝負できる」と木谷さんは強調する。南国の暑さをイメージしたフローズン(半冷凍)で味わうスタイルも、これまでにありそうでなかった商品だ。

 現在は琉球インタラクティブが指定管理するセンターと1階のGwave Cafe(ジーウェーブカフェ)を運営しながら、菓子作りに取り組む。沖縄の農産物を使った次の商品作りも進め、目指すは「ネット企業が手掛けるとびきりおいしいスイーツ」だ。木谷さんは「沖縄をもっと好きになるお土産、県民にも愛されるチーズケーキを作りたい」とさらなる高みを見据える。/(大橋弘基)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気上昇観光地に石垣島 世界旅行最大手サイト

2018-01-14 21:44:23 | ニュース

世界最大の旅行サイト・トリップアドバイザーは13日までに「2018年 世界の人気上昇中の観光地」を発表し、沖縄県の石垣島(石垣市)が1位に選ばれた。

川平湾や平久保崎灯台などに「雑誌のよう」「絶景」と海を中心とした景色を紹介する投稿が多かった。

マリンレジャーや市内のホテルを評価する声もあった。

同社広報によると、川平湾や米原ビーチには外国人からの投稿が増えているという。

2位にはハワイのカパア(米国)、3位はナイロビ(ケニア)、4位はハリファックス(カナダ)、5位にはグダニスク(ポーランド)が入った。

ランキングはサイト上に投稿された旅行者の口コミで、主に前年に比べて評価が高いものを集計して選出した。対象期間は16年10月~17年10月。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頂点へ沖縄から始動 Jリーグ合宿続々開始

2018-01-14 21:28:22 | ニュース

 

実戦さながらの練習に汗を流すV・ファーレン長崎の選手ら。左端はDF徳永悠平、右端はFW鈴木武蔵=13日午後、西原町民陸上競技場(具志堅千恵子撮影)

サッカーのトップチームなどが沖縄県内各地でキャンプを行う「沖縄サッカーキャンプ」が13日、V・ファーレン長崎を皮切りに、本格的に始まった。

長崎は昨シーズンJ2で2位となり、初のJ1昇格を果たした。3年ぶりの沖縄キャンプを西原町民陸上競技場で始め、選手たちは初日から軽快な動きを見せた。

14日からFC東京、浦和レッズなど、J1チームを中心に続々とキャンプインする。  

沖縄キャンプは3月中旬まで行われ、海外チームを含め、過去最多の24チームが練習を重ねる。

J1王者の川崎フロンターレは27日に沖縄入りする。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする