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野球人“第2の人生” 元西武外野手・西岡良洋さん 沖縄にほれ込み出店「肉割烹29」

2018-01-17 13:41:11 | ニュース

元日本料理店の落ち着いた雰囲気の店で客をもてなす西岡良洋さん=2017年12月26日、那覇市西の「肉割烹29」

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沖縄県那覇市西町に隠れ家的にたたずむ「肉割烹29」に、夜ごと野球人がいざなわれる。近江牛の焼き肉が3500円で食べ放題というこだわりの肉質と価格もさることながら、人当たりの良い語り口で客をもてなすオーナーの西岡良洋さん(56)との野球談義に花が咲く。代打西岡、背番号29―。解説者時代の野村克也さんに「日本一の肩」と評されたこともある、元プロ野球選手だ。

1995年の現役引退後に東京の赤坂と新宿で焼き肉店を営む西岡さん。思い描いてきた沖縄への出店は2016年の暮れ、高級日本料理店が移転した後の店舗を借りて「肉割烹29」の看板を掲げた。

「肉文化の沖縄でステーキをやっても地元の老舗にかなわない。だったらブランド牛の食べ放題をやってみようかなと。1頭買いの和牛を自分で解体して仕入れ値を抑えているから、安く肉を持ってこられる」と価格の秘けつを明かす。

大阪出身で、1979年に田辺高校(和歌山県)から西武ライオンズにドラフト外で入団。左投手に強い強肩俊足の外野手として頭角を現し、86年にはゴールデングラブ賞も獲得した。

アキレスけん断裂の大けがから復帰した89年のシーズンオフには、鹿取義隆投手(現読売巨人GM)との1対1の交換トレードで巨人へ。野球ファンを驚かせた移籍劇の当事者となった。

横浜ベイスターズコーチ時代、春季キャンプで過ごした沖縄の人と温暖な気候にほれ込み、毎年のクリスマスを家族で過ごすようになった。「肉割烹29」を開店すると半月ごとに沖縄と東京の店舗とを行き来する。各球団がキャンプインする2月になると、なじみの野球関係者でにぎわう繁忙期がやって来る。

「年を取っても温かい沖縄に通える場所を持ちたかった。落ち着いたら沖縄の高校野球を見に行ったり少年野球を教えたりできるといい」と“第2の人生”に期待を膨らませる。

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肉割烹 29

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沖縄、農業成長率全国1位 16年、5年で28%増 農家所得は8位

2018-01-17 07:01:30 | ニュース

 沖縄県の2016年農業産出額は11年比で28・1%増加し、伸び率で全国1位になった。全国平均の伸び率は同11・6%で、県内農業の成長率は全国平均の約2・4倍となった。商品生産を目的にした販売農家1戸当たりの生産農業所得は、16年に過去最高の388万円となり、全国8位だった。農林水産省の生産農業所得統計などを基に県農林水産部が16日までにまとめた。

 県の農業産出額は11年の800億円から5年連続で増加し、最新の16年は1025億円で、21年ぶりに1千億円の大台に達した。総産出額から経費などを差し引いた生産農業所得も21年ぶりの規模となる500億円を記録した。

 品目別では、サトウキビと肉用牛が大きく伸びた。11年比でキビは83・9%(99億円)、肉用牛は62・5%(85億円)増加した。県は主な要因として、キビは「増産プロジェクト」による生産基盤の整備や、生産技術の普及などの成果が上がったこと、肉用牛は畜舎の整備や肉質向上の取り組みを挙げた。

 産出額の伸び率は、2位の宮崎県が11年比で23・9%(16年産出額3562億円)、3位の茨城県が同19・7%(同4903億円)、4位の北海道が19・5%(1兆2115億円)だった。沖縄は年平均で5・1%増加し、5%を超える伸び率は沖縄が唯一だった。

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