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宮古島初のサッカークラブチーム発足 レアンドロ監督、熱血指導

2018-05-12 22:09:11 | ニュース

「ビエン! ビエン!(いいぞ)」。威勢のいいスペイン語の掛け声が、ボールを追う子どもたちが駆け回るフィールドに響く。今年4月に発足した宮古島初のサッカークラブチーム「インデペンディエンテ宮古島」の練習風景だ。監督に就任したアルゼンチン出身のレアンドロ・エルナン・ブロニスさん(37)の厳しくも優しい“熱血指導”が、子どもたちのサッカープレーヤーとしての心構えと人間性とを育んでいる。

 「互いを尊敬し、規律を守ること。チームで同じ気持ちを共有することが一番重要。技術はその後から」と語るレアンドロ監督。練習は、サッカー指導をしながら教えているスペイン語でのあいさつから始まる。練習中も子どもたち一人一人の動きを細かくチェックし、それぞれに的確な助言を伝えながら密にコミュニケーションを取る。厳しい言葉の後には、「大丈夫、もっとできるよ」と一言添え、おどけた表情で緊張をほぐすことも忘れない。

 インデペンディエンテ宮古島は昨年5月、アルゼンチンのサッカー名門クラブ「C.Aインデペンディエンテ」の公式支部として、JTAドーム宮古島を拠点にサッカースクール活動を開始した。対象は幼稚園児から中学生までで、現在スクールとチームを合わせて約70人が在籍している。

 レアンドロ監督は母国アルゼンチンをはじめ南米やヨーロッパなど各国でのジュニア世代の育成に関わってきた。日本でのクラブチーム組織立ち上げに携わった後、宮古島で同チームの監督に就任した。

 毎朝、子どもたちの年代別に練習プランを組み立て、各選手を集団能力と個人能力のそれぞれ9項目で評価して課題などを明確化している。「子どもたちが成長する姿を見るのは楽しい。そこにやりがいがある」とほほ笑む。「宮古全体のサッカーのレベル向上に貢献して、全国に宮古の存在感を示したい」と目標を語った。

 チームに所属する佐良浜中2年の田名美星(はるき)さん(13)は「監督はみんなの心をうまく捉えていて、厳しく面白く、メリハリがある。サッカー技術のレベルを上げたいという意識を持つようになった」と目を輝かせた。中澤佑之介君(11)=平良第一小6年=は「楽しく上手になれる。もっとたくさん練習して、プロを目指したい」と夢を語った。

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社会と自分を変えたい学生へ リュウキュウ・フロッグスが13日から募集説明会

2018-05-12 06:43:27 | ニュース

社会課題に向き合い、次代を担うグローバルな人材の育成を目指すプロジェト「Ryukyufrogs(リュウキュウ・フロッグス)」は13、20、27日に、10期生の募集説明会を開催する。

代表の山崎暁さん、嘉数涼夏さんが2日に沖縄県那覇市天久の琉球新報社を訪れ、「世間や過去にとらわれず、自分が動き出す〝一人〟になれる人材を輩出したい」と参加を呼び掛けた。

県内在住の中学生以上の学生が対象。選抜された学生は米シリコンバレーへの10日間の派遣を含め約半年間、国内外の第一線で活躍する起業家や投資家らを交えた研修を受け、新サービスの考案に取り組む。

説明会は13日が石垣市商工会館、20日が宮古合同庁舎2階、27日が沖縄国際大3号館2階である。

参加無料で申し込みが必要。

問い合わせは(電話)050(3757)3915(代表)。

公式サイトhttps://www.ryukyu-frogs.com/で確認、応募できる。

 

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