切り紙作家の新川美千代さん=浦添市=は、ドイツのフランクフルトで29日から開かれる第18回日本映画祭の日本文化を紹介するコーナーに参加する。6月3日までの期間中、切り紙のワークショップや実演を行う。
映画祭の関係者に3年ほど前から切り紙で参加したいと伝えていたことから、今回声が掛かった。
24日に那覇市の琉球新報社を訪れた新川さんは「切り紙を通して、沖縄の海と空のブルーを紹介し、映画祭のテーマカラーのピンクが沖縄の草花に多くあることを伝えたい」と語った。
切り紙を始めたきっかけは、7年ほど前、西原町立図書館の館長を務めていた頃、カウンターを華やかにしたいと思ったこと。独学で学んだ。最近は子育て支援センターや高齢者施設などでワークショップを開き、切り紙の楽しさを伝えている。
はさみと折り紙で、雪の結晶のような模様を作る。「型紙もなければ線を引くこともしない。どのような形になるか、わくわく感が魅力」と話す。
映画祭では期間中、100本以上の日本映画が上映され、毎年ドイツ国内外から約1万6千人が訪れる。
Nippon Connection - Japanese Film Festival