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泡盛、中国展開へ ビンコウHD、瑞穂酒造、南島酒販 「琉球白酒」でPR、訪日客にも

2018-05-16 21:18:28 | ニュース

貿易業のビンコウHD(那覇市、方徳輝社長)、瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)、南島酒販(西原町、大岩健太郎社長)は15日、沖縄県那覇市内で会見し、琉球泡盛を中国で展開すると発表した。

中国で親しまれている白酒にちなみ「琉球白酒」の名称でPRするとともに、アルコール度数53度の原酒「琉球王国貢酒」を売り出す。

今後、通関手続きやボトルのデザインなど海外展開の準備を進め、11月に上海で行われる第1回中国国際輸入博覧会に出展する考えだ。

瑞穂酒造の泡盛原酒をビンコウHDが中国展開し、南島酒販が訪日観光客向けの泡盛PRを行う。2022年までに輸出量100キロリットルを目指す。

「白酒」は穀物を原料として作られる蒸留酒で、中国のアルコール市場の65%を占める。ビンコウHDの中原英越専務は「中国人には泡盛は『泡』の文字のイメージが強くお酒だと思われない。中国人に親しまれる白酒をネーミングすることで、手に取ってもらいやすくなるだろう」と話した。

アルコール度数を高くした「琉球王国貢酒」について中原氏は「今回、白酒市場に切り込むのは、日本円で1万円以上の高級酒市場。中国の高級な白酒は53度が主流だ」と述べた。

「貢酒」という名前については、琉球王国時代に進貢船で泡盛を中国に送っていた歴史などを挙げ、ストーリー性を盛り込むとともに、中国となじみ深い酒であることをPRする狙いという。

中国展開と同時に訪日中国人観光客も狙う考えで、県内外の土産品店などに同じ商品を置く予定だ。

 

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マチグヮー発ビール 那覇、夏にも直送店

2018-05-16 09:18:17 | グルメ

浮島ブルーイングのクラフトビール。(左から)ヴァインツェン、ゴールデンエール、ブラウンエール

クラフトビールを手作りのサーバーから注ぐ宮里幸多工場長=14日、那覇市牧志の事務所

マチグヮー発のクラフトビール誕生―。沖縄県那覇市牧志の公設市場近くにできたクラフトビールの醸造所「浮島ブルーイング」が近く出荷を始める。フルーティーな香りのヴァインツェンなど3種類に6月初旬からはゴールデンエールも加わる。現在は卸しのみだが、夏にも水上店舗内に工場直送のビールが飲める店舗を開業する予定だ。 

手掛けるのは、まちづくりに関するコンサルティング会社アポロブルー(那覇市、由利充翠代表)。2017年、ビール事業を本格始動させた。神奈川県の醸造所で数カ月研修し、12月に醸造免許を取得。今年4月に操業を開始した。

素材の種類や発酵時間などで幾通りにも個性を引き出せるクラフトビールにひかれたという由利代表。「まち全体でニュース(新しいこと)を興したい。市場という食文化の中心でクラフトビールを通じていろんな“冒険”をしてほしい」と話した。 (田吹遥子)

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