「第7回沖縄大交易会2019」で商談を進める出店企業とバイヤーら=14日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター
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国内最大規模の国際食品商談会「第7回沖縄大交易会2019」(同実行委員会主催)が14日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで始まった。全国47都道府県と台湾の344社が出展し、国内や台湾、香港、シンガポールなど17の国と地域から参加した234社のバイヤーと商談した。出展者とバイヤーの合計は578社で過去最高となった。15日まで2日間の日程で開かれる。
参加企業が増えたため、同センター展示棟に加えて本年度から宜野湾市立体育館も商談会場にするなど、会場の規模も拡大した。オープニングセレモニーで小禄邦男実行委員長は「過去最大規模となり、関連イベントも充実している。参加企業にとって成果ある商談会となることを祈念する」と述べた。
前年の実績値と同数の3102件の商談を予定しており、当日に組むフリー商談を含めた総商談件数も過去最高となる見通し。関連イベントとして日本全国の特産品の展示や琉球泡盛の展示、黒糖やシークヮーサーなどの県産素材を紹介するコーナーも設けられ、多くの来場者でにぎわった。参加企業数が過去最高になったことを評価する声が出展者から多く聞かれた一方で、一部の海外バイヤーから「商談の組み合わせが希望通りになっていない部分がある」と課題を指摘する声もあった。