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沖縄のことあれこれ。

ヒジャブ着用もOK! カフーリゾート、ムスリムの従業員を採用

2018-05-23 06:31:09 | ニュース

沖縄で働き始めたデデン・ドイ・ペルマディさん(左から2人目)、ギタリカ・フィトラーリャンさん(中央)、ムハンマド・イルファンさん(左から4人目)と、歓迎するKPGホテル&リゾートの田中正男社長(左)、大屋美季さん(右)=21日、恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテル

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沖縄県恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテルなどを運営するKPGホテル&リゾート(田中正男社長兼COO)は本年度、インドネシアからイスラム教徒(ムスリム)の従業員3人を採用し、14日から恩納村の同ホテルでの勤務を始めた。

うち1人はムスリム女性が巻くスカーフ「ヒジャブ」を着用して勤務している。宿泊業界でヒジャブ着用を認める例は全国的にもまれという。性別や宗教の違いに関わらない多様性のある職場づくりや、増加が見込まれるムスリム観光客への対応を進める。

KPGが採用したのはムハンマド・イルファンさん(22)、ギタリカ・フィトラーリャンさん(23)、デデン・ドイ・ペルマディさん(26)の3人。現地の4年制大学で日本語を専攻したり、日本に留学経験があるなど日本に深い知識を持つ。

グローバル人材の活用を目指す県の「グローバルプラットフォーム構築事業」で昨年11月に開かれた就職イベントにKPGが参加し、面接を経て採用を決めた。

深刻な人手不足を背景に、県内外のホテルでは外国人人材の雇用が進む。一方、国内のホテルは制服など厳格な服装規定を運用する例が多く、ムスリム女性がヒジャブを巻いて勤務できる例はまだ少ないという。

ギタリカさんは面接時、田中社長に勤務中のヒジャブ着用を要望し、許可された。田中社長は「ヒジャブは眼鏡や時計などと同じく必要な生活用具の一部だ。巻くのは構わない」と語る。

学生時代に高知県へ留学したギタリカさんは「高知では珍しそうに見られることが多かったが、沖縄では外国人が多いせいか、他人に見られずに仕事ができている」と笑顔で語った。

イルファンさんは将来、インドネシアに戻り日本食レストランを開くのが夢だ。「KPGでマネジメントなどのノウハウを学びたい」と意気込んだ。

工学部出身のデデンさんは「サービスの質を効果的に高める仕組みに興味がある。このホテルで長い時間働きたい」と笑顔で語った。


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ハイアット瀬良垣、8月21日にオープン 沖縄で最も広いスイートルームも

2018-05-23 06:04:44 | ニュース

宿泊施設のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村、野口弘子総支配人)は、開業日を8月21日に決定した。

8月分の宿泊予約を6月1日から受け付ける。

9月以降の予約は2月末から始まっている。客室数は344室で、県内で最大級の広さを誇るスイートルームも完備する。

レストランやスパ、アクティビティ等の予約は7月23日から受付を開始。

海に囲まれたロケーションが特徴である。

問い合わせは宿泊予約センター(電話)0800(222)0608


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山城知佳子さん「土の人」がアジア太平洋酒造協会基金サイン芸術賞ファイナリストに

2018-05-22 16:57:33 | ニュース

シンガポールで開かれているアジア太平洋酒造協会(APB)基金サイン芸術賞2018のファイナリスト15作品に、美術家で映像作家の山城知佳子さん(42)=那覇市出身=の作品「土の人」(3面インスタレーション版)が選ばれた。

日本からは山城さんのほかに、田村友一郎さん=富山県出身=の「裏切りの海」も選出された。

アジアとオセアニアの46の国と地域からノミネートされた113の作品の中からファイナリスト15作品が選ばれた。

ファイナリストの作品は、シンガポール美術館で5月25日から9月2日まで展示される。6月29日にシンガポールで表彰式があり、その中で大賞などが発表される。

山城さんは「自分の足元の物語を描き、それが広い舞台に出て行けるということにうれしく思う。沖縄のことを(アジアに)広く伝えに行っているという意識が出てくる」と述べた。

「土の人」(劇場版)は5月8日にドイツで開かれたオーバーハウゼン国際短編映画祭で「ゾンタ賞」を、また昨年9月に「アジアン・アート・アワード」の初代大賞にも選ばれた。3面インスタレーション版のノミネートは初めてとなる。【琉球新報電子版】

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名護市の海岸にクジラ打ち上げられる 背びれや尾びれを動かし 体長約5メートル

2018-05-21 06:49:39 | ニュース

クジラ打ち上げられる

19日午前8時すぎ、名護市の海岸でクジラが打ち上げられているのが見つかった。クジラの背中から尾にかけて傷があり、周辺に血が流れている。けがはしているが、背びれや尾びれを動かしており、生きている状態だ。連絡を受けて現場に到着した沖縄美ら海水族館の職員によると、体長は4・85メートルでクジラの種類はコビレゴンドウという。

同日午前11時ごろ、水族館の職員がクジラを海岸から海側に少し移動させた。船が到着次第、沖に運んで放すという。

クジラを見つけた大城徹さん(44)=名護市=は、付近の国道58号を南から北向けに車を走らせていた途中で気づいた。大城さんは「黒いものが動くのが見えて、人かなと思って近づいたら黒いものは尾びれでクジラだった。沖縄美ら海水族館に連絡した」と話した。

水族館の職員と大城さんらがクジラを動かし呼吸ができるようにした。水族館の職員によると、19日午前11時40分現在、クジラは正常に呼吸ができるようになっているという。【琉球新報電子版】

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色鮮やか紫1万株 本部「あじさいばあちゃん」の遺志継ぎ運営

2018-05-20 13:57:42 | ニュース

1万株のあじさいが咲き誇る沖縄県本部町伊豆味の「よへなあじさい園」が今年も開園した。

空梅雨気味の天候もあり、現在は5分咲きで、花も小ぶりだが、鮮やかな紫色の花が訪れる人々を楽しませている。

17日、同園では国内外から観光客が訪れ、日傘を差して、ゆっくりと園内を巡ったり、スマートフォンやカメラを使って記念撮影したりする姿が見られた。

町内から大学の友人と訪れた池原颯さん(21)=名桜大学4年=は「斜面を見渡すほどのアジサイがきれいだと感じる」と話していた。

■子らが遺志継ぎ運営

 

あじさい園の運営にあたる(左から)四男の饒平名知吉さん、四女の宮城百利子さん、知吉さんの妻の和枝さん=17日、本部町伊豆味のよへなあじさい園

山の斜面いっぱいに映える紫の花々。「あじさいばあちゃん」と親しまれ、4月に100歳で亡くなった饒平名ウトさんが造り上げた「よへなあじさい園」は、饒平名さんの死後も子どもたちが運営を続けている。今年は空梅雨の空模様が続くが、1万株の花は徐々に開花の時を迎え、来場者を待ち構えている。 


饒平名さんは、戦後間もない頃からミカンなどを栽培し生計を立ててきた。約50年前、畑に彩りをと2株のアジサイを植え、接ぎ木をしながら数を増やすと、その美しさから口コミで評判を呼ぶようになった。2001年にあじさい園を開き、外国人観光客も訪れるようになった。

園では定年を迎えた饒平名さんの子どもたちやその家族が、枝切りや来園者の対応など運営に当たっている。来園者が増える休日などは、孫たちも駐車場整理に立つなど、饒平名さんの遺志を継ごうと一家総出で取り組む。

沖縄市から通って運営に携わる四女の宮城由利子さん(67)は饒平名さんを「いつもお客さんが花を見る姿を見て喜んでいた」と振り返る。宮城さんは「県外からのリピーターも来るようになった。母の思いを継いで頑張っていきたい」と意気込みを見せた。

満開は6月末ごろの見込み。営業時間は午前9時から午後6時半だが、柔軟に対応するという。

入園料は大人400円、小中高校生が200円。開園期間中は無休。

問い合わせは(電話)0980(47)2183。

 

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