島の野菜

果物の次は　野菜・・・
ちょぴり　安直な感じがしますが。

生ゴミバケツを置いている場所に
生ゴミから　溢れ出た　冬瓜の種が
いつの間にか　すくすくと　育ちました。

冬瓜の苗は　カボチャのような苗で
2畳分ほどの土地を　あっという間に
手のひらサイズの　葉っぱと　
鉛筆ほどの太さのツルが　伸び　土地を覆いました。

育っていく苗を見て　口々に
「立派なシブイの苗だね！」
草を刈ったり　眺めたりしている私に話かけてくれます
しかし・・・何の種が芽を出したか　わからない私にとっては
シブイって　なんの苗かな？？？
世話をしている私が聞き返すのも　何だか恥ずかしくなり
「シブイ　立派でしょ～～！」
「シブイの花が　咲いたよぉ～～！」
ちょっぴり　知ったかぶっての報告。

やがて　実がなり　ふと　ツルの下を眺めると
大きな　大きな　冬瓜の実が　ゴロンと転がっていました。
・・・冬瓜の苗だったのか！！！・・・・
結果がわかり　なんだか　嬉しくなった私。
大急ぎで収穫し　抱きかかえると
子犬ほどの　大きさと重さの　冬瓜。
立派・立派！！

皆にみせると
「お～～すごい　冬瓜ができたね！！」
「でしょ～～立派な冬瓜でしょ！』
と・・・真似して言う私。
誰として　シブイと言いません。
あれ？？シブイって　何の実のこと？？
最後まで？？？？の私でした（笑）

南国果実

元々　果物が大好物の私にとって
この島で穫れる果物は　今まで目にしたことが
ないものがほとんど。
だから・・・見つけると　即座に買い　試食。

島の果物は買う量より　おまけの方が多かったり。
「いつも　美味しく頂いています♪」
にっこり笑顔で　話をすると
「これ　小さいけど食べてね～～」
ものすごい量を頂いてしまい　びっくり。

今回も　ドラゴンフルーツのおまけの山。
果実が赤いものは　白いものよりも甘みが強くて
値段も高め。私の大好物の一つです。
・・・・！！！
「これが　美味しい？？？」
味を知る人に話すと　必ず言われます。
美味しい物は　美味しいのです。

でも・・・アセロラは正直　びっくりの味でした。
飲み物では　酸っぱいから　さぞかし酸っぱいだろう。
覚悟して食べると　ほとんど　味はなく
種の辺りが　気持ち酸っぱい程度。
初めて　口にした果実でした。
こちらは　はちみつ漬けにしてみました。
どんな味になるかな？？

釈迦頭・竜眼・・・これも　果物の名前。
買うより　庭先の木に植えた物を
頂く果物達です。

遠いんですね・・・・

テレビの宣伝を見る度に
「私の入っている　生命保険は大丈夫なのかなぁ？」
就職したばかりの時に　友人の仕事の関係で
入った保険。特に何も考えることなく　
そのまま　ずるずると・・・。

気がつけば　担当者も変わり
保険会社自体も　経営方針が変わり
私の住んでいる場所も　変わり

・・・あれ？
私の名前以外　色々と変わっている（笑）

担当者の名前も
新しい保険会社の連絡先も
全くわからず・・・

なのに　
毎月欠かさずに保険料は引き落とされている・・・。
あ。これは　まずいかも。

大慌てで　連絡すると
折り返し　担当者の方が電話を掛けてくれました。
事情を話　電話を切り　数日後　再び電話で・・・・。

「あの・・・お住まいは沖縄本島ですか？」
・・・もしや？離島だと　保険に入れないのか？？
　　　　　　不安になりつつ
「あの。それが　離島なんです」
「そうでしたかぁ。では・・・
　那覇から行くと　時間はどれだけ　かかりますか？」
「・・・最寄りの空港まで50分　船に乗り継ぎ50分」

「！！！！遠いんですね・・・・」
出張で沖縄へ行くので　その時に挨拶に来る予定を
考えてくれていた　そうです。
「そうですか。行くのはムリそうですね」

友人も電話でよく　同じような　やり取りが
何度かあります。　沖縄へ行くので会えるかな？？
など　など。　

近いようで　遠いのが　私の住む島なのです。

お盆

今日は　旧盆の最終日？送りの日ですね
私の住んでいる島では
仏壇のある家では　お盆の期間中は
忙しそうに　みんなしています。

私が内地に住んでいた時には
お盆は　お墓参りに行ったり
休みが　続いたり・・・そんな　イメージでしたが
この島に居ると　お盆に対する　暖かく家庭的なイメージが
伝わってきます。

お盆。ご先祖様　先立った人達が　
家に帰って来る日。
だから　おもてなしをして　過ごす日。
仕事の時間を　やりくりしたり
仕事を期間中は　休んだりして
朝の食事　10時のおやつ　お昼ご飯　3時のおやつ　夕食
三食＋おやつ２食分　準備してお供えをします。

職場の人も　忙しそうに
「あ！お昼ご飯を　作りに帰らなきゃ～～～」
大急ぎで帰り　おやつの時間にあわせて　帰って行きます。
「10時のおやつは　どうしているの？？」
働いている　彼女を見て　ふと聞くと
「仕事へ行く時にね　10時のおやつの時間には
帰って来れません。ごめんなさい・・・って話してくるのよ」

仏壇の前で、懸命に話しかけている姿は
なかなか　かわいい風景かも。

お盆の最終日の夜には
手みやげを準備して　送り出すそうです。
その送り出す時間も　微妙にあるらしくて
あの世へ帰る人達の　集合場所や集合時間があるらしく
その時間に間に合うように　そして　あまり早く送り出さないように
そして　集合場所で　お互いに手みやげを　見せ合う時に
あまり　恥ずかしくないように・・・
それぞれ　送り出す側は　気遣いをするのだそうです。

私は　この温かな風習や　考えがすごく　好きで
根底に流れている　何かを感じる　時期でもあるのです。

そして　私にとって　今日はそっと　心の中で
手をあわせる日でも　あります。