ご無沙汰しました。
の続きであり、下の続きでもあります。
なんというんでしょうか。そもそも、十数年前にこのブログを書き始めましたのは、モンブラン伯爵についての情報が欲しかったためですが、現在、かなりの情報は得ていまして、このブログにまとめると同時に、ウィキペディアにも書いております。
で、下のリンクに書いておりますように、モンブラン伯爵は、駐仏日本公使代理(領事ですかね?)に就任して、離日するとき、前田正名を伴っていますので、私は早い段階で、明治初期の薩摩藩フランス留学生である正名くんを知り、司馬遼太郎氏がエッセイで、普仏戦争と正名くんについて書いていることも知りました。
上の記事を書きまして、ほぼ5年後、2011年の1月、コメント欄にお客様が見えられて、前田正名を主人公としましたライトノベル『巴里の侍』(月島総記氏著)が発刊されたことを教えてくださいました。
そして、その1年後に書きましたのが、下の記事です。
幕末友だち(現在は宝塚友だちでもあります)の中村様は、私より先に『巴里の侍』を読まれていまして、「つまらない」とのお話でしたので、結局、私は読まなかったんです。
それが、なぜ読んだかと言いますと、上に書いています通りに、宝塚でやることになった!と、聞いたためです。
当時、私は、一度も宝塚を観劇したことはなかったのですが、正名くんは実にいい男でして、もしも小説を読んで少しでも見所があると思いましたら、見に行っていたかもしれません。
正名くんの写真の中で、もっとも若くていい男!に見えますのは、集合写真ですが、明治6年(1873年)3月のパリ、帰国する大久保利通を見送るため集まった、在パリ薩摩人の中で笑っているものでして、当時23歳。ネット上で可能ならばリンクを張ろうと思ったのですが、無理でした。
結局その後、私は中村様とともに、桐野利秋が主人公になった!というので、宝塚を初観劇しました。
それで、ですね。なんでいま突然、前田正名?
ということなんですけれど、下、正名くんが主人公の宝塚公演DVDを、買って見たんです。
いまさら、10年も前の公演のDVDをなぜ? ということなんですが、答えの一つは………。
主演の音月桂さんが、すばらしいトップさんだったと、いまさらながらに知ったから、です。
そしてもう一つは、先月、東京までミュージカル観劇に出かけたんですが、空き時間、中村様にお誘いいただき、前田正名のお墓に詣でたからです。
東京タワー近くにある増上寺の別院・妙定院ですが、徳川家に縁の深いこのお寺に、なぜ正名君のお墓があるのかは、わかりませんでした。
次回、さっそく、音月桂さん主演、『SAMOURAI(サムライ)』の感想を。