新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星の並び(年:傷官 と 月:変通星)4

2012年10月25日 | 変通星の並び
■年:傷官と月:変通星の並び

●傷官:比肩…自我が強く繊細だが理想も高い。また、意見の衝突が多くカリカリしやすい。娘さんにあると、結婚してから問題が生じやすい。突っ張る傾向があるので、時柱か五行に財星があると良い。印綬があると、傷官の悪さを抑える。男女共に優しいパートナーと出会えると良い。小さい頃に抱きしめて育てる。

●傷官:劫財…孤独性があり、肉親縁も薄い傾向がある。また、夫婦縁は弱く家庭の愛に飢えるが、鼻っ柱が強く女性の場合は離婚率も高い。男性の場合は共同事業には向かない。上記と同じく、小さい頃に思いっ切り抱きしめて育てる。

●傷官:敗財…人情的で感覚的な世界がある。…鍼灸の先生などには良いかも?老後は孤独になる傾向もあり。

●傷官:食神…仮傷官となり傷官の判断となる。見た目は優しいが内面はとてもデリケートで細かい。時柱に財があるか、五行に財が固まると良い。閃きや感覚で物事を捉えるので、自分の意見がクルクル変わる場合も多い。

●傷官:傷官…敏感で繊細。理想と現実のギャップで苦しみやすい星で、最も判断が難しい星。五行の安定と日干との相性が重要で、時上に財星あるか、五行に財星が固まると良い。直観力が鋭く、独特のインスプレーションがあるので、頭が良ければ、外科医や小児科医に向いている。精神的に脆く感情的にもなりやすいので、カッ!となりやすい。そして、他人にあたったり自虐的になる場合も多い。ピュアで繊細な心の持ち主の人が多いので、小さい頃の環境はとても重要。優しく愛を受けて育つと、素晴らしい才能を発揮するが、そうでないと心に傷が入り、様々な問題が生ずる場合も多い。女性の場合は優しい男性との結婚が良い。

●傷官:偏財…潤いのある星で、財を生じる並びなので食べる事には一生困らない(偏財の地支は旺相するのが良い)。優しい中にも確りした精神性があり、例え離婚してもご飯は食べられる。五行が安定していれば暖かさがあり尚更良い。物質上の利益があり、商売にも向く。

●傷官:正財…財星の地支は旺相した方が良いし、五行も安定が良い。やや堅いところもあるが、食べるには困らない運を持っている。また、優しい中にも確りした精神性がある。

●傷官:偏官…土(戊・己)日干の金の傷官の場合は特に注意が必要。理想とプライドが高く、現実と理想のギャップで苛立つ場合も多い。特に傷官の年には事故や怪我が生じやすい…身体に刃物が入りやすい暗示もある。男性の場合は経営者にも多いが、何度か倒産している場合もある。好きな人には良いが、基本的には人間関係は下手。女性の場合は優しい男性との相性が良い。時柱に財星が出るか、五行に財星が固まると良い。

●傷官:正官…女命の場合は、やり手の人が多いが、夫の運を壊す場合もある。優しい夫を持つ必要がある。流年に傷官・官星の時期は注意が必要で、財星や印星の時期は安定しやすい。頭は良いが、プライドが高いわりに気が弱いところがある。感情的に走り、精神的にイライラしないように!

●傷官:偏印…精神世界の星なのでストレスには弱い傾向がある。繊細で器用で優しい人が多く、能力・技術を身に付けると良い。ピアノの先生やコンピューター関係等、特殊な能力で社会に貢献する人が多い。自分の好きな趣味を持つと人生が楽しくなる。中年以降は慢性的な病気に注意が必要。

●傷官:印綬…この場合は印綬の地支が旺相しているほうが良い。頭は良いが精神的にはストレスを受けやすい。財星が出れば精神は安定する傾向がある(ただし印星が多過ぎるとグジュグジュする)。語学や技術を身に付けると良い。世渡りは上手ではないが、才能を磨けば、その才能で生きていくことが出来る。比肩が強いと世に出る。

※ 傷官の地支に沐浴や帝旺が付く場合は感受性が強くなり過ぎて注意が必要。また、年上や時上に強い傷官が出て、その傷官を抑える財星や印星が弱い場合は怪我や自己、また身体にメスが入りやすい傾向がある。

新栄堂
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