新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

吉星三並び。

2023年11月17日 | 四柱・その他
変通星の中で特に真面目で品の良い吉星と言われているのが以下の3つとも言えます。
正財・正官・印綬ですね…。
印綬のことを正印とも言いますので、この3つは全て正が付く変通星と言えます。
また、正があれば偏もある訳ですので、上記に対しては、偏財・偏官・偏印がそれにあたります。

正になる変通星の関係は…例えば、日干:甲を例にして説明しますと、
甲から己を見れば正財(干合)ですし、
甲から辛を見れば正官となり、
甲から癸を見れば印綬となります。
甲は陽干ですし、己・辛・癸は全て陰干ですので、陽干(+)と陰干(-)の関係が正になると言えます。

磁石では+と-は引合い一つになって安定しますので、正には固定(安定)という意味も出てきます。
例えば、六親で説明すれば…
正財は、籍の入った女。
正官は、籍の入った男。
印綬は、実母というのも、そこから来ています。

正には安定(引合う)という意味もありますが、表現を変えれば真面目で堅いという意味にもなります。
偏は、+⇔+、-⇔-の関係ですので、この様な関係、例えば、磁石では反発(動く)という関係になり、
偏財は、籍に入らない女、流動の財(営業)となるのは、その様な理由からです。
正官がホワイトカラーならば、偏官がブルーカラーとなるのもその様な関係からなんですね…。

さて、親は自分の子供が可愛いものです。
子供には立派になって欲しいと思うのが親の心でしょう。
そして、子供も親孝行がしたいと思うのが子供の本質です。
人間は生まれながらにその様に出来ています。

妊娠中は、五体満足な子供であれば思いますが、
子供を産んで育てる中で、様々な思いも出て来ると思います。
親の欲やエゴが、子供に向かう場合もあるのですね…。

元来、子供は親の願いに応えたい思いますので、一生懸命に我慢して頑張ると思います。
親孝行したいと思って無理をするんですね…

特に真面目で堅い吉星と言われる命式のお子さん…
例えば、正財・正官・印綬が並ぶ、財官印三宝の命のお子さん…
頭も良いですし、目上の引立てもあり、品性もありますので、それなりの成績も出すと思います。
しかし、真面目過ぎて頑張り過ぎて、限度を超えてしまうと、少しずつ心が壊れてしまう場合もあるのですね…

適当にガス抜きしてサボれば良いのですが、親や目上(上司)に応えたいと無理をしてしまう場合も多いのですね…
その結果…心が…という場合も多いと思います。

確かに、ご自分が産んだ子供ですが、天がその夫婦を通して誕生させた天子の様な存在が子供ですので、
天からの預かりものとも思います。
そのお子さんの個性(命式)を知って大切に育てることがポイントかも知れませんね…。

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コメント
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