米軍偵察機U2が墜落 アフガンで作戦に参加 (朝日新聞) - goo ニュース
今晩も放浪である。帰国子女A改も混じってわいわいがやがや…。ご主人様の「大画面液晶TVぱそこん」はすこぶる好調で、私の「執事」だか「僕(し・も・べ・)」だかの用事は済んでいるが、まだ明かせない事情で「放浪中」なんである。
んでまぁ、わいわいがやがや…も飽きたので、おじたん。はブログでも書こうかな…と、「大画面液晶テレビぱそこん」を占領しているのだけれど、いいなぁ、これ。目の前のほとんどが「画面」なので、大戦略とか広大なマップでもやったら面白そうだけどねぇ。きれいな液晶だから、ちょっともったいないか。
まぁ、それはさておいて、ニュースを見てたらちょっと驚いたもので。
U2は「うつ…」とは読まないし「ヨシュア・ツリー」のバンドの方でもない。冷戦時代に大活躍した米軍の誇る「高々度偵察機」である。「世界のノゾキ屋」とか「世界の盗撮大王」と呼ばれていたかどうか知らないが「偵察衛星」が実用化するまでは後継の「SR-71」と並んでその世界では有名だった。
なんせ、飛行機もミサイルも飛んで来れない高さを悠々と飛んでは盗撮に明け暮れるだけの性能があったので、飛ばれている…と判っても為す術も無い。地上の見られちゃマズイ物は隠すか、誤魔化しでダミーでも並べて置くくらいの「アナクロ…」な対抗手段しか選べない。まぁ、これは未だに有効ではあるのだけれど、旧ソビエトも勝手に飛び回られて頭に来てこれに届くミサイルを作ったり、要撃機を開発したりしたもので、実際に撃ち落とされる事件が起きた。「パワーズ事件」がそれ。
地上から発射したミサイルで撃ち落とす事が可能となっては、盗撮大王もおいそれと飛んでいられない。U2はそもそも、そんな事を考えて作られていないので、高くは飛べても、速くは飛べないんである。
じゃあ、ミサイルやら飛行機も振り切っちゃえ! って作られたのが「SR-71」。速さや高度もさることながら、当時としては最新のレーダーに映りにくいデザインが与えられ、盗撮機材の進化も相まって、世界最速の盗撮大魔王として登場したのである。摩擦熱で機体の長さが変わっちゃう位に速く飛ぶので、これが撃墜されたと言う話は聞いたことないのだが、運用に莫大な費用が掛かるので、NASAの研究用に転用されて、その使命を終えた。
今じゃ大まかな事は「偵察衛星」だし、細かな事は「グローバルホーク」ってラジコンで用が足りるので、こうした「偵察機」は一線から退いた…ハズなんだけど、使ってんだねぇ、未だに。
ゲリラやテロリストが高々度要撃機やミサイルを持っているワケも無いから、使い用はあるんだと思うけれど、流石に古いしなぁ。新規生産って事は無いと思うし。
まぁ、アメリカは古くなって現役を退いた飛行機でも大切にとっておく事は有名で、未だに「B-29」が飛んでいたりする。博物館で保存するにしても、飛べる状態を維持させておく方向が強いので、ゼロ戦だって直して飛ばせてるし、鉄屑やスクラップにしちゃう日本とはかなり違うんんだけど、これはちょっと現役復帰ってのとまた違うワケで、U2にはちょっと驚いた。SR-71よりはローコストで運用出来るからなのかもしれない。
「盗撮してどーすんの?」
帰国子女A改らしい質問である。パイロット個人の楽しむほか…って制約があるワケでは無さそうだが、フィルムだとしたら、現像した上で分析機関に送られて、解析の専門家がジロジロ見ているハズである。まぁ、未だにフィルムなのかどうか怪しいが、フィルムの方が解像度高い場合が多いので、そうされている。ところが、フィルムだとリアルタイムってワケにはどうしてもいかず、レスポンスは良くない。
デジタルな映像ならリアルタイムに作戦に取り込めるので、グローバルホークなどはフィルムじゃないらしい。リアルに届いた映像が現場だけでなく、ホワイトハウスでも見られる様になってたりするのは映画の中の話では無くなってきているのである。
「やだ、盗撮鑑賞会?」
撮られる映像にも因るとは思うが、あながち間違いでも無さそうだなぁ。「ブルーサンダー」なんて映画じゃウハウハな盗撮の模様が出て来たのだけれど、これだって今じゃ現実になっている。夜間偵察も可能なヘリでカーセックスするカップルの赤外線映像が撮られてネットに載ったなんてのもあるし…。
「いやーーーん!」
確かに、イヤではあるが、イヤどころか、夜だからと言って逃げられる状態には無いって事の方がリアルに怖い。イラクでは実際に対戦車機関砲で逃げ回るテロリストが掃討されちゃってるし、車に隠れても車ごとバラバラにされてるし…。
まぁ、直接U2とは関係ないが、偵察は盗撮無くして成り立たないし、そうして緊張状態は維持されているワケでもある。盗聴だって、偵察には欠かせないけれど、これはまたちょっと違ってくるし、飛行機も違うから、別の機会にでも。
「あんた、そーゆーの持ってないの? ノゾキとか盗聴とか!」
ああ。あるさ。モスポールしてあるSR-71が2機とRC135Sが1機ね…って言ってみたい所ではあるけれど、あった所で意味は成さない。得られた情報を解析なり分析する人手と機材が無ければね。
そうした後方支援が充実していれば、古くても構わないんだろうなぁ、道具は。
今晩も放浪である。帰国子女A改も混じってわいわいがやがや…。ご主人様の「大画面液晶TVぱそこん」はすこぶる好調で、私の「執事」だか「僕(し・も・べ・)」だかの用事は済んでいるが、まだ明かせない事情で「放浪中」なんである。
んでまぁ、わいわいがやがや…も飽きたので、おじたん。はブログでも書こうかな…と、「大画面液晶テレビぱそこん」を占領しているのだけれど、いいなぁ、これ。目の前のほとんどが「画面」なので、大戦略とか広大なマップでもやったら面白そうだけどねぇ。きれいな液晶だから、ちょっともったいないか。
まぁ、それはさておいて、ニュースを見てたらちょっと驚いたもので。
U2は「うつ…」とは読まないし「ヨシュア・ツリー」のバンドの方でもない。冷戦時代に大活躍した米軍の誇る「高々度偵察機」である。「世界のノゾキ屋」とか「世界の盗撮大王」と呼ばれていたかどうか知らないが「偵察衛星」が実用化するまでは後継の「SR-71」と並んでその世界では有名だった。
なんせ、飛行機もミサイルも飛んで来れない高さを悠々と飛んでは盗撮に明け暮れるだけの性能があったので、飛ばれている…と判っても為す術も無い。地上の見られちゃマズイ物は隠すか、誤魔化しでダミーでも並べて置くくらいの「アナクロ…」な対抗手段しか選べない。まぁ、これは未だに有効ではあるのだけれど、旧ソビエトも勝手に飛び回られて頭に来てこれに届くミサイルを作ったり、要撃機を開発したりしたもので、実際に撃ち落とされる事件が起きた。「パワーズ事件」がそれ。
地上から発射したミサイルで撃ち落とす事が可能となっては、盗撮大王もおいそれと飛んでいられない。U2はそもそも、そんな事を考えて作られていないので、高くは飛べても、速くは飛べないんである。
じゃあ、ミサイルやら飛行機も振り切っちゃえ! って作られたのが「SR-71」。速さや高度もさることながら、当時としては最新のレーダーに映りにくいデザインが与えられ、盗撮機材の進化も相まって、世界最速の盗撮大魔王として登場したのである。摩擦熱で機体の長さが変わっちゃう位に速く飛ぶので、これが撃墜されたと言う話は聞いたことないのだが、運用に莫大な費用が掛かるので、NASAの研究用に転用されて、その使命を終えた。
今じゃ大まかな事は「偵察衛星」だし、細かな事は「グローバルホーク」ってラジコンで用が足りるので、こうした「偵察機」は一線から退いた…ハズなんだけど、使ってんだねぇ、未だに。
ゲリラやテロリストが高々度要撃機やミサイルを持っているワケも無いから、使い用はあるんだと思うけれど、流石に古いしなぁ。新規生産って事は無いと思うし。
まぁ、アメリカは古くなって現役を退いた飛行機でも大切にとっておく事は有名で、未だに「B-29」が飛んでいたりする。博物館で保存するにしても、飛べる状態を維持させておく方向が強いので、ゼロ戦だって直して飛ばせてるし、鉄屑やスクラップにしちゃう日本とはかなり違うんんだけど、これはちょっと現役復帰ってのとまた違うワケで、U2にはちょっと驚いた。SR-71よりはローコストで運用出来るからなのかもしれない。
「盗撮してどーすんの?」
帰国子女A改らしい質問である。パイロット個人の楽しむほか…って制約があるワケでは無さそうだが、フィルムだとしたら、現像した上で分析機関に送られて、解析の専門家がジロジロ見ているハズである。まぁ、未だにフィルムなのかどうか怪しいが、フィルムの方が解像度高い場合が多いので、そうされている。ところが、フィルムだとリアルタイムってワケにはどうしてもいかず、レスポンスは良くない。
デジタルな映像ならリアルタイムに作戦に取り込めるので、グローバルホークなどはフィルムじゃないらしい。リアルに届いた映像が現場だけでなく、ホワイトハウスでも見られる様になってたりするのは映画の中の話では無くなってきているのである。
「やだ、盗撮鑑賞会?」
撮られる映像にも因るとは思うが、あながち間違いでも無さそうだなぁ。「ブルーサンダー」なんて映画じゃウハウハな盗撮の模様が出て来たのだけれど、これだって今じゃ現実になっている。夜間偵察も可能なヘリでカーセックスするカップルの赤外線映像が撮られてネットに載ったなんてのもあるし…。
「いやーーーん!」
確かに、イヤではあるが、イヤどころか、夜だからと言って逃げられる状態には無いって事の方がリアルに怖い。イラクでは実際に対戦車機関砲で逃げ回るテロリストが掃討されちゃってるし、車に隠れても車ごとバラバラにされてるし…。
まぁ、直接U2とは関係ないが、偵察は盗撮無くして成り立たないし、そうして緊張状態は維持されているワケでもある。盗聴だって、偵察には欠かせないけれど、これはまたちょっと違ってくるし、飛行機も違うから、別の機会にでも。
「あんた、そーゆーの持ってないの? ノゾキとか盗聴とか!」
ああ。あるさ。モスポールしてあるSR-71が2機とRC135Sが1機ね…って言ってみたい所ではあるけれど、あった所で意味は成さない。得られた情報を解析なり分析する人手と機材が無ければね。
そうした後方支援が充実していれば、古くても構わないんだろうなぁ、道具は。