心霊スポットなんてのが、まぁ、どこにでもあるみたいですが…行っても出やしねぇよ…。
20数年前ですかねぇ…。夜な夜な県内のそうした場所を丹念に歩いたモンです…。
結構、肝の座った連中で徒党を組んで行ってましたので、何が出てもOKでしたが、これぞ幽霊!ってのは出ませんでしたねぇ…。
1度、ハッキリとしたのを見ちゃうと、それがなんだか知りたくなります。そこに存在しえないモノを見てるワケで、人に伝えるなら『幽霊』って事になりますが、ホントに幽霊かどうなのか? 確かめようも無いモノですし…。安易に『幽霊』と呼んでいいものかどうだか。
丑三つ時に、鎌倉のハイランド→衣張山→小坪トンネル…縦走なんてのをしょっちゅうやってましたからね…。出てちゃって握手しても悪く無い感じでしたけれど…。
ま、この辺というか、鎌倉は『やぐら』と呼ばれる横穴なお墓だらけ…なのですな。史跡としてきちんと整備されてるかと思いきや…朽ち果てるに任せてる感じのものがほとんどで…そんなの気にしてたら家なんか建てられない…って土地柄なんだそうで…。遺跡として調査するって言っても、数がハンパじゃないので大変なんでしょう。フツーにハイキング・コース歩いていても、結構な数を見付けられます。
そうでないところも見付けちゃったりしますが、人がまず入らない場所だったりするわけで、雑木林の崖の草ぼーぼーに隠れて無数の…ってのを深夜に見付けて感心したりしてましたな。
古い時代ですけど、征夷大将軍な時代の人のお墓なので、もう少し大きく掘っても悪く無さそう…なのですが、意外に小さいんです。どうやら、火葬の後に…って事だったみたいで、コンパクトなのです。
…ええ、夜中に見付けても出ませんでしたよ…。そんな事よりも、朽ち果てるのに任せっきりでよろしいのかどうなんだか…。古いお墓ですから、それもアリだと思いますが、間近に住宅が迫っているトコロなんか、ちゃんと調べておかないとうっかり埋められるとか削られちゃうとか、心配になりましてね…。
場所に因っては不法侵入なトコロもあるので、それは慎重に行きましたし、慌てず、騒がず、落ち着いて…がモットーでしたので、やたらと迷惑をかけるギャラリーとは違うのです。
それと言うのも…見る…って事よりも、聞く…って現象の方が多いせいでもありました。見えなくても、不可解な音を聞く…って事が度々あったのです。
どう考えても人はいねーだろ…って頭上から嗚咽が聞こえたり、ライトで照らしても声が出るようなモノが見えないところから呻き声がしたり…。
それはそれで、怖いモノがあるのですが、不可解なモノが見えないワケで、とてつもなく不思議ではありますけれど、恐ろしくなる様なモンじゃないんですな。
慣れ…って事もあるでしょうけれど…。
てなワケで、近郊で「出る」と言われるところはほとんど行き尽くしましたが、複数の人間が幽霊らしいモノをハッキリと見た…って事はありませんでした。
でも『音』はするので、幽霊がいないとも言い切れません。ここが微妙。
「…ちゃんと出なさいよ…わざわざ来てンだから…」
と、毎度のように言ってたんですけれどねぇ…。
「…確実にヤバイ…」
なんてトコロも行きましたな…。八王子城址とか。
でっかいムササビがこっちに飛んできたのがビックリでしたが…霊のものは見ませんでしたね。ただ、不可解な音は聞いてますし、不可解な現象も起きました。
落城の際に多くの人が身投げしたとは思えないほど小さな滝のあたりでしたが、頭上から呻き声が聞こえるんです。見上げると木なんですけどね…マグライトで照らしても木しか見えないんですけど…。その近くで同行者がポラロイドで写真を撮ったんですが、べろべろ~って、ほとんど吐き出しましたな、高価な1200フィルムを…。
「…なワケねーだろ…」
と、そばで見ていて思いましたが、構造上そうした連写がムズカシイカメラですからねぇ…。それらしいモノは写っておりませんでしたが…。
自殺で有名な樹海にも行きましたな…。これは取材でお仕事でしたが…。
1つ亡骸を見付けましたけど、霊的なモノは感じませんで…訓練か何かでわらわらと現れたフル装備の米兵の方が怖かったですな…。
「ワン バディ ブロークン。メイビィ スーサイド。 ユー オケー?」
見付けてるなら通報しなさいよ…。まぁ、樹海探索って言っても、すげー深いところまで入ったので、あっちも驚いてるというか、怒ってましたが…。なんか無線でどっかに連絡されちゃったし…。(別に何事もなく戻りましたが、通報はしました。さすがに2往復はきつかった…)
てなワケで…見に行っても見る事はほとんど無い…って事で、深夜の徘徊は幕を閉じたのであります。今に思えば…別に深夜でなくても良かった気がしますが、やはり「丑三つ時」ってのが定番だったりもしますんで…。
未だに、そうした出会いはありませんな…。むしろ、全然関係ないってシチュエーションでハッキリと見たりするもので、小一時間じっくり見た事もあるのですが、複数の人間がそれを確認したワケでは無いので、ボツ…でしょう。
時代も変わり、デジカメもICレコーダーも手に出来る様になりましたので、そうした『出会い系』をおさらいしてみるのもいいかな…と、思ってます。全盛期はこうした徘徊を『お好み…』と呼んでおりました。
…お好みの復活…。
見えなくてイイものを割とハッキリと見てしまった者が取り憑かれる「真相の究明」だったりします。またそうした事が無ければ究明には近づけないモノでもあるみたいです…。
20数年前ですかねぇ…。夜な夜な県内のそうした場所を丹念に歩いたモンです…。
結構、肝の座った連中で徒党を組んで行ってましたので、何が出てもOKでしたが、これぞ幽霊!ってのは出ませんでしたねぇ…。
1度、ハッキリとしたのを見ちゃうと、それがなんだか知りたくなります。そこに存在しえないモノを見てるワケで、人に伝えるなら『幽霊』って事になりますが、ホントに幽霊かどうなのか? 確かめようも無いモノですし…。安易に『幽霊』と呼んでいいものかどうだか。
丑三つ時に、鎌倉のハイランド→衣張山→小坪トンネル…縦走なんてのをしょっちゅうやってましたからね…。出てちゃって握手しても悪く無い感じでしたけれど…。
ま、この辺というか、鎌倉は『やぐら』と呼ばれる横穴なお墓だらけ…なのですな。史跡としてきちんと整備されてるかと思いきや…朽ち果てるに任せてる感じのものがほとんどで…そんなの気にしてたら家なんか建てられない…って土地柄なんだそうで…。遺跡として調査するって言っても、数がハンパじゃないので大変なんでしょう。フツーにハイキング・コース歩いていても、結構な数を見付けられます。
そうでないところも見付けちゃったりしますが、人がまず入らない場所だったりするわけで、雑木林の崖の草ぼーぼーに隠れて無数の…ってのを深夜に見付けて感心したりしてましたな。
古い時代ですけど、征夷大将軍な時代の人のお墓なので、もう少し大きく掘っても悪く無さそう…なのですが、意外に小さいんです。どうやら、火葬の後に…って事だったみたいで、コンパクトなのです。
…ええ、夜中に見付けても出ませんでしたよ…。そんな事よりも、朽ち果てるのに任せっきりでよろしいのかどうなんだか…。古いお墓ですから、それもアリだと思いますが、間近に住宅が迫っているトコロなんか、ちゃんと調べておかないとうっかり埋められるとか削られちゃうとか、心配になりましてね…。
場所に因っては不法侵入なトコロもあるので、それは慎重に行きましたし、慌てず、騒がず、落ち着いて…がモットーでしたので、やたらと迷惑をかけるギャラリーとは違うのです。
それと言うのも…見る…って事よりも、聞く…って現象の方が多いせいでもありました。見えなくても、不可解な音を聞く…って事が度々あったのです。
どう考えても人はいねーだろ…って頭上から嗚咽が聞こえたり、ライトで照らしても声が出るようなモノが見えないところから呻き声がしたり…。
それはそれで、怖いモノがあるのですが、不可解なモノが見えないワケで、とてつもなく不思議ではありますけれど、恐ろしくなる様なモンじゃないんですな。
慣れ…って事もあるでしょうけれど…。
てなワケで、近郊で「出る」と言われるところはほとんど行き尽くしましたが、複数の人間が幽霊らしいモノをハッキリと見た…って事はありませんでした。
でも『音』はするので、幽霊がいないとも言い切れません。ここが微妙。
「…ちゃんと出なさいよ…わざわざ来てンだから…」
と、毎度のように言ってたんですけれどねぇ…。
「…確実にヤバイ…」
なんてトコロも行きましたな…。八王子城址とか。
でっかいムササビがこっちに飛んできたのがビックリでしたが…霊のものは見ませんでしたね。ただ、不可解な音は聞いてますし、不可解な現象も起きました。
落城の際に多くの人が身投げしたとは思えないほど小さな滝のあたりでしたが、頭上から呻き声が聞こえるんです。見上げると木なんですけどね…マグライトで照らしても木しか見えないんですけど…。その近くで同行者がポラロイドで写真を撮ったんですが、べろべろ~って、ほとんど吐き出しましたな、高価な1200フィルムを…。
「…なワケねーだろ…」
と、そばで見ていて思いましたが、構造上そうした連写がムズカシイカメラですからねぇ…。それらしいモノは写っておりませんでしたが…。
自殺で有名な樹海にも行きましたな…。これは取材でお仕事でしたが…。
1つ亡骸を見付けましたけど、霊的なモノは感じませんで…訓練か何かでわらわらと現れたフル装備の米兵の方が怖かったですな…。
「ワン バディ ブロークン。メイビィ スーサイド。 ユー オケー?」
見付けてるなら通報しなさいよ…。まぁ、樹海探索って言っても、すげー深いところまで入ったので、あっちも驚いてるというか、怒ってましたが…。なんか無線でどっかに連絡されちゃったし…。(別に何事もなく戻りましたが、通報はしました。さすがに2往復はきつかった…)
てなワケで…見に行っても見る事はほとんど無い…って事で、深夜の徘徊は幕を閉じたのであります。今に思えば…別に深夜でなくても良かった気がしますが、やはり「丑三つ時」ってのが定番だったりもしますんで…。
未だに、そうした出会いはありませんな…。むしろ、全然関係ないってシチュエーションでハッキリと見たりするもので、小一時間じっくり見た事もあるのですが、複数の人間がそれを確認したワケでは無いので、ボツ…でしょう。
時代も変わり、デジカメもICレコーダーも手に出来る様になりましたので、そうした『出会い系』をおさらいしてみるのもいいかな…と、思ってます。全盛期はこうした徘徊を『お好み…』と呼んでおりました。
…お好みの復活…。
見えなくてイイものを割とハッキリと見てしまった者が取り憑かれる「真相の究明」だったりします。またそうした事が無ければ究明には近づけないモノでもあるみたいです…。