おせっちゃんの今日2

こちらでお仲間入りいたします。
よろしくお願いいたします

97歳のインストラクター

2021-06-17 16:20:08 | いろいろ

近頃テレビでよく見るおばあ様。確か97歳で、矍鑠としていらして、身体は柔軟、動作はてきぱき。うらやましいほどのお元気おばあさまです。

もともと運動神経の優れている人ではないわたしです。、百姓仕事は食べるために頑張ったけれど、その後サラリーマンと結婚し、都会生活。それなりに頑張ったと思っていましたけれど、運動不足、あっと思った時には、腕の力こぶは消え、お振り袖になり、脊柱は圧迫骨折を引き起こし、痛みを耐えることで精力を使い果たしたような生活を送るうちに、下肢の筋肉は減って、全くの婆さんになり果ててしまった。今は毎日のウオーキングを免罪符のようにやることのみです。
う~ん、毎日の主婦仕事だけではやはり年齢に逆らうほどの身体は保てないのだねえ。戦後の貧しい生活を経験して、たかが体操に金を使うなどという発想がなかった。

97歳のインストラクターおばあさまを見ながら、この方は特別でしょ、とつぶやくおせっちゃんです。

そんな時、姑を思い出しました。負けず嫌いの、自分が一番でなければ腹が立つという人でした。そうした強さで、戦後田舎に引っ込んで、人生の後半を、不満に思いながら生きた人だったかと思うのです。

9月、敬老の日が近づくとテレビでは、元気なお年寄り、陽気に笑って過ごしているお年寄り、なにか一芸に優れた方などを紹介する番組が溢れます。
姑の機嫌が悪くなるのです。自分が負けたような気がして、心楽しまなかったのでしょう。

おせっちゃん、姑ほどの勝気ではありません。残りの人生はゆっくり余裕を持って、と思いますが、これもなかなか難しい。調子の悪い時、ごろりと怠けることができるのは、幸せ幸せと思うことにしています。


親愛なる子どもたちへ…日野市の試み

2021-06-16 14:06:57 | ニュースから

朝日新聞の東京ページにこんな記事を見つけました。

日野市では中学生の自殺があり、2016年秋から児童・生徒・父母・学校が一体となって「いのち」について話し合うプロジェクトを実施している。昨年度はコロナ禍で集まることが難しく、代わりにメッセージを募った。
227通が集まった。内訳は、約120件が父母、約80件が教員、約30件が地域住民からだった。

口に出すのは気恥ずかしくても、子どもたちに伝えたいメッセージが集まったのだ。
市役所5階のローカの壁にすべてが貼り出されている。

メッセージを読んだ児童生徒の感想も合わせて掲示されている。

★ 自分の命が自分で思っているよりも何倍も重いものだと気づかされました(中3)
★ 私は親が「おかえり」と言ってくれるととてもうれしくなります。そして親も同じなのかなと嬉しくなりました(小6)

市立小中学校PTA協議会会長は子どもたちはありのままの自分を肯定する気持ちになったようだ。思いが伝わったと思う。大人も他人のメッセージに共感し、勇気を得たと思う、と話しているという。

コロナの影響で、直接話すことはかなわなかったとのことですが、かえって照れくささに邪魔されずに心が通じたのかもしれませんね。親子が、大人と子供が、素直にお互いの気持ちを理解できたのでしょう。

 


「若者言葉、やばくない」・・・フリーアナウンサー山野秀子さん 2

2021-06-15 13:57:24 | 言葉

昨日、若者の「打ち言葉」を紹介して、それをいかに指導するかの山野氏のお考えを書きました。同じ日経新聞の続きにこんなことも書いてありましたので、再びご紹介いたします。

山野氏が女子学生と話していた時のこと。「ため口でいいですか」と恐る恐る言ってきた。理由を尋ねると敬語が苦手で言葉づかいに気を取られて自分の気持ちが上手く伝えられない。就職活動を控えている時期で社会に出ることにためらいを感じる、という。

若者言葉で、世界を狭めているかもしれない。
敬語は言葉のエチケット、場面に応じて正しく使えることが大人社会で暮らす基礎になる。まず、相手を敬う気持ちが大事。

次のような敬語検定試験問題が付記されていました。

丁寧にとばかり無駄な丁寧過ぎはNGである。

もう、30年も前のことになりますが、むすこK が、「この人と結婚したい」とお嬢さんをつれてきたことがありました。その後も交際が続いて今かなり年齢を重ねた夫婦になっています。
始めて連れてきた時、Miちゃんが帰って行った後Kが言いました。「言葉づかいのきれいな子だろう。敬語がきちんと話せるよね。おばあさまがずっと同居していらした家族なので自然に身についたらしい」と自慢そうにのろけたことでした。

若者の言葉が乱れているという前に、人生の先輩がきちんとした言葉を話すことが大事かもしれない。

丁寧過ぎといえば私は非常に気になっていることがあります。「○○させていただきます」。自分の行動にすべてこれをつける。「いただきますは、相手を敬ってその人の許しを得てするということです」。いったい誰の許しを得て、誰に対してへりくだるのだろうか。
私には、許しを得てやっているのだ、と責任逃れをしていると思える。「○○いたします」と言い切ったほうがいい時まで、させていただくを使い過ぎてはいませんか。


「若者言葉、やばくない」・・・フリーアナウンサー山野秀子さん

2021-06-14 13:37:19 | 言葉

8日の日経新聞に最近の若者言葉について、山野秀子氏が書いておられました。関心がありましたので切り取ってスクラップしておりました。

丁度そんな時、今朝の羽鳥モーニングショーでも若者言葉を取り上げていました。

「○○で集合」(この意味の若者言葉覚えられませんでした)
「り」
「か」
「か」
「ら」
「リ」

まだ他にいくつか暗号(としか思えない)が並ぶのですが、全く理解できません。解説を聴いていると
「○○で集まろうよ」
「り・・・了解」
「か・・・カラオケどう?」
「か・・・カラオケ??」
「ら・・・じゃあ、らーめんたべる?」
「り…了解」という会話なのだそうです。

日経新聞の方にはこんな例が。
「きょうのテスト無理ゲー」
「ワンチャンありかもって思った自分が草なんだけれど」
「わかりみ、おつ」

「今日のテスト難解過ぎた」
「もしかしたら解けるかもしれないと頑張った自分が笑えてしまう」
「本当にその通りだね。お疲れさま」

山野秀子氏の解説によると
10年ほどで一気に広がったSNSでの、友達との交流で、日常会話に「打ち言葉」が色濃く反映されてきたようです。言葉は時代とともに移ろうものだけれど・・・。
ただ、頭ごなしに注意しても反感を買うばかりでしょう。若者にしか通じない言葉は、異なる世代の人にはコミュニケーションが取れないことを丁寧に教えて欲しいものです。と。


子どもに楽しく勉強

2021-06-12 14:30:21 | いろいろ

今朝の朝日新聞に、子どもに面白く学ばせるテクニックを見つけました。教育アドバイザーの清水章弘氏の執筆です。「やり方が分かれば、勉強は楽しい!」を合言葉に、とっておきの勉強法だそうです。

子どもたちの大好きな休憩時間。その取らせ方。
「30分頑張ったら5分休み」の繰り返しではマンネリ化してきますし、30分頑張っても、集中して頑張らなくても休みがもらえます。これでは効果は上がりません。

休み時間獲得ゲームを試しましょう。休み時間をいったんゼロにして、30分を与えます。やるべきことをやって、残った時間を休めるというルールにするのです。30分でやるはずのことを20分でやりあげれば、10分休憩ができるのです。頑張った分だけ休み時間が増やせるのです。

ゲーム感覚で、盛り上がり、どんどん早くして休み時間を貯金する子が出たり、3セット分をまとめて頑張って、纏めて長く休む子も出てきます。見て真似する子がいたり、自分のペースを崩さない子もいます。
こうしたことから、自分に合ったペースを身に付けるのです。

勉強上手は、休み上手。

 

同じ今日の朝刊、スポーツページに縦横無尽・中小路徹氏の「大人が黙れば考える 子どもも大人も」という文がありました。

滋賀県草津市 三ツ池運動公園。県内の小学生ラグビークラブが集って、サイレントリーグが行われる。サイレント=大人は黙る。メンバーを決めるのも、試合中も、ウオーミングアップ時も保護者は接触できない。

「子どもたちが自ら考え、行動し、試合を楽しむ。有意義な時間に大人は立ち入らない」
「大人がやいのやいの言う弊害を何とかしたい。プレー中に、ああやれこうやれと大人が介入すると子どもはそれ以外のプレーを選択しなくなる。子どものプレー中の失敗は失敗ではない。それを大人が目の色を変えて責める。問題解決能力も、批判的思考も持てない人間に育てるだけ」
「子どもたちは思考を持っている。なのに大人が型にはめてしまう。まずは子どもたちを信じていこう」

スポーツに限ったことではあるまい。