４番ラミレス、同点タイムリー＆逆転２ラン。先発・西村好投、６回１失点で６勝目。

ラミ、４番復帰Ｖ弾！ヤクルト主催試合で逆転初白星 ― スポーツ報知

ヤクルト１―４巨人（４日・神宮）

巨人が逆転勝ちし、２位に浮上した。７試合ぶりに４番へ復帰したラミレスが、１点を追う４回に同点打。７回には勝ち越しの１６号２ランを左翼席に放り込んだ。さらに、坂本が５番初アーチとなる１２号ソロで続いた。先発の西村は６回５安打１失点と粘り、０８年の自己最多に並ぶ６勝目をマークした。首位ヤクルトの主催試合では、今季最終戦でやっと初勝利。貯金２で３ゲーム差に迫り、６日からは３位・中日と敵地で３連戦だ。

　ラミレスはがっくりと肩を落とす石川を横目に、悠然とダイヤモンドを回った。左腕の落胆ぶりが、この本塁打の意味の大きさを表していた。同点の７回無死一塁。「きっと緩いボールでタイミングを外し、内野ゴロで併殺を取りにくる」と狙いをチェンジアップに定めた。予想通りの軌道でボールを読み切った。０８年５月５日以来、石川から放った４３打席ぶりの一発は、左翼席へ飛び込む勝ち越しの１６号２ランとなった。

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【おとりんの一言】

４番に復帰したラミレスが、期待にたがわず同点タイムリーと逆転の１２号２ランを放ち、対ヤクルト３連敗の危機を阻止した。正に、４番の意地を見せたといったところである。
１番の藤村が攻守に活躍、５番の坂本も、初のアベック弾となる１２号ソロを放った。

投手陣も、先発の西村が６回１失点の好投、救援の野間口、山口、久保がいずれも三者凡退の完璧リレーで締めくくった。
やはり、先発投手が試合を作れば、勝機も訪れるという証左であろう。

好調楽天、ロッテを３タテ、必勝リレーで３位死守。

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(ロッテ３－６楽天、４日、ＱＶＣマリン）

　楽天は４日、ロッテ１８回戦（ＱＶＣマリン）に６－３と快勝。打線は三塁打２本に盗塁２個と足で点を稼ぎ、好調の救援陣がロッテの反撃を断ち切った。今季３度目の同一カード３連戦３連勝で、３年連続のロッテ戦勝ち越しを決め、３位を死守した。

　今の楽天には劣勢でも押し返す力強さがある。快勝を決めた直後のＱＶＣマリンの通路。穏やかな笑みをたたえてチームバスに向かう星野監督は、そう確信していた。

　「みんな、よう進歩してくれとるよ」

　４点リードの五回に先発・長谷部の乱調をきっかけに３点を失い、１点差に迫られた。だれもが流れはロッテに傾いたと思ったはず。それをはね返した。六回以降は小山、青山、ラズナーがわずか１安打で無失点に抑えたのだ。

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