12時過ぎからは飯能大通り商店街での山車の巡行があり、小一時間ほど山車の行列を眺めていた。
山車が過ぎ去った後、小雨が降ってきていたにもからわらず、はしご乗りが披露された。
はしごが滑るのではないかと思いつつ見ていたが、そんな心配をよそに見事な技を見せてくれた。
中藤(なかとう)囃子連の居囃子舞台では、珍しい足踊りも披露されていた。
これは、狭山市指定無形文化財である「笹井豊年足踊り」を参考にアレンジしたものだそうである。
演者が両足で扇や傘を操る様子は、人形芝居のように見事であった。
雨が止みそうにないので帰ろうと思いつつ、駅前通りまで行ったところ、山車の引き合わせが行われていた。
そんなに強い雨脚ではなかったが、山車の引き手も傍らの軒先で雨宿りをするような状態なので、暫く手踊りなどを見た後で早々に退却した。
予想していたこととはいえ、雨が降ってきてしまい、ちょっぴり残念な飯能まつり見物だった。