近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

徳丸北野神社の「田遊び」観覧記(その2)

2012-02-13 13:25:18 | 民俗・行事
「田遊び」の後半は、「春田うない」から始まり、「植代かき」と続くが、ここでも牛が登場する。
次に「草取り」、その後、絵馬で作った「柄振り」を振ってって「田ならし」を行う。



いよいよ「田植え」が行われるのだが、ここで稲の化身である早乙女が登場する。
早乙女に扮するのは幼い男の子である。
ここで早乙女を一人ずつ田に見立てた太鼓の上に乗せ、太鼓の上に放りあげる「胴上げ」というものが行われる。
これは、稲の生育と子孫の繁栄を祈願する仕草である。

 

「田植え」が終わると、この神事のハイライトともいうべき「呼び込み」が行われるのだが、今回は人垣に邪魔されて、まったく見ることができなかった。

 

「もがり」の外の鳥居の所から松明に先導されて、男根を誇張した「よねぼう」という人形と「お鉢(飯櫃)」、「太郎次」と妊婦の「安女(やすめ)」という夫婦が登場する。
「太郎次」、「安女」は、抱き合ったりしながら進むので、観客の間から笑い声が上がる。
続いて、二人立ちの獅子舞、暴れ馬、破魔矢と続いて「もがり」に向かう。

(この写真は2008年に撮ったものである)

 

田の雑草を取る「田草取り」、稲の実り具合を調べる「田廻り」が終わると、いよいよ「稲刈り」となる。



最後は「穂むら積み(倉入れ)」となり、農作業に用いた道具を太鼓の上に積み上げる。
一番上には「よねぼう」が乗せられる。
役人一同揃って豊作を祝い、手締めでめでたく「田遊び」がお開きとなる。



「田遊び」の動画はこちらで見られます。

「チャンネルいたばし・生涯学習課文化財チャンネル1」
徳丸北野神社田遊び (放映時間 21分間 WMV形式)

www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/001/001036.html

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