幸齢者講座、中学生に戻ったつもりで聴いた。
考古学、むしろこの歳での方が興味深く聴けますね。
この地方では石器時代の遺跡は見つかっていないとのこと、
縄文時代(ほぼ10,000年間)、弥生時代(ほぼ800年間)、古墳時代(ほぼ400年間)の
遺跡が市内で30数か所確認されているらしい。
それにしてもこんな寒村にも1万年以上の昔から人が住んで、命を繋いできたのですね。
本来は人知れずそのまま埋蔵されているのが最も良いこと、と言われる。
歴史的な価値が高い場合には大がかりな調査になる場合もあるが、
大抵は道路工事などで発見された場合に、破壊される恐れがある範囲だけ
トレンチ(部分発掘)調査をするのだそうですね。
決してエジプトの宝探しのような発掘や出土にはならない、、
古墳から出土した須恵器の現物を何点か持ってきていて、自由に触らせてくれました。
ロクロで作られ、ほとんど今の磁器に引けをとらない硬度と技術の焼き物です。
市内の「正光寺山古墳」から出土した多数の須恵器