「古城」「浜千鳥」「山小舎の灯」「赤い靴」
それぞれに作詞作曲の諸説裏話があるのですね。
三橋美智也が歌い大ヒットになった「古城」は
石川県長尾城跡がモデルと言われる。
鉄壁の砦であったが、上杉謙信に敗れ、やがて織田信長のものとなったが、
その後、関ヶ原の戦い前には既に廃城になり現在に至る。
上杉謙信が遠征の際に謳った漢詩の紹介もあった。
九月十三夜 <上杉謙信>
霜は軍営に満ちて 秋気清し
数行の過雁 月三更
越山併せ得たり 能州の景
遮莫 家郷の 遠征を思うを
この1,2行目は、土井晩翠の荒城の月の歌詞にも似たイメージがある と。
「秋陣営の霜の色、鳴きゆく雁の数見せて・・・」
「浜千鳥」は作詞の鹿島鳴秋が早逝した子供を思い作った歌だそうです。
浜千鳥はヒューヒューと子供のような鳴き声だそうです?
後でネットで調べるとハマチドリという種類の鳥はいないそうでしたが、
和歌では千鳥の足跡の連想から「あと」「行方(ゆくえ)」などの語を導く語とありました。
例:わすられむ 時しのへとそ 浜千鳥 ゆくへもしらぬ あとをととむる
私はコチドリの鳴き声は聞いたことがありますが、やたら煩い鳴き声です(笑
「山小舎の灯」は戦後、食うに困った近江敏郎が米山正夫に頼んで作ってもらった。
ラジオ歌謡に応募して大ヒットした曲。
作詞も作曲も一人なので儲かった、、、とか
2番「暮れゆくは白馬か 穂高は茜よ」には、そんな場所にある山小舎は存在しない、
とクレームが寄せられたとかの逸話も
「赤い靴」にはもっと深い裏話がある。
長くなるので書けないが、これも戦後の実在の人物がモデルらしい。
テレビでドキュメント番組にもなったようです。
その曲や歌詞の成り立ち裏話が聞けて興味深く勉強になります。
歌い方については、一杯息を吐いた後ブレス Vで思いっきり吸い込むと声が出る。
少しだけ高声も出るようになってきました(笑
ヘクソカズラ
センニンソウ