フランスとドイツのコロナ感染者数は日本の10倍を上回る、
どちらも強力なロックダウンを図ってきたが、明暗を分けたようだ。
フランスは一時は一日10万人の感染者だったが、
10月からクリスマスを目指して計画的な外出禁止をかけて来て、
ほぼピークアウトをして、それでも1日に5000人、、、
クリスマスを前にして段階的に外出規制を緩和できた。
ドイツは当初の感染数が比較的少なかったこともあり、
その後の感染者の爆発的急増に対応できなかったようだ。
一桁違うが日本の推移と似ている。
1日2~3万人の感染者数が続いていて、ついにしびれを切らして、
あのメルケルさんの悲痛なまでの訴えの演説である。
そして、クリスマスを含む年末年始の外出禁止に踏み切ったようだ。
普段静かなメルケルさんの剣幕には国民も震え上がって、従うようだ。
翻って日本は、、、これらの国に比べれば大したことはない、、、と
政府はたかを括っているのだろうか。
「勝負の3週間」は掛け声だけに終わり、感染増加は収まらない。
年末年始のGoToトラベルの一時停止、それを読みあげた直後にガースーは、
二階さんや高齢者8人が集まり高級ステーキ店で忘年会をやったそうだ。
西村再生相「5人以上の会食、一律で駄目とは言っていない」
とトンチンカンな言い草には、笑うしかなかった。
若いものから見れば、高齢者がやっているのだから、、、と思うに違いない。
感染拡大と闘う一国のリーダーとしての資質、危機意識が薄い。
「感染しない・させない」、は個々人の予防意識に掛かっているが、
それには政府やリーダーの真剣度に依るのではなかろうか。
寒空が続く。
窓からの陽射しにまどろむラヴ