避難小屋までの道のりで左手に見えたロープウェーは
6時50分には試運転だか動き始めていた。
HPには記載なかったが8時半運行開始では間に合わなく、
おそらく7時半くらいから臨時便が出るのだろう。
だったらロープウェー利用にすればよかったかと問うと、
一様にいやいやこちらでよかったと。
ロープウェーを使っていてもこの時間にはここにはたどり着けないし、
自分の足が今どの程度かそれぞれが何となくわかったみたいで。
そう、我々にとっての初早朝登山は何もかもが最高だった。
さて、本題はここから。
出発前は朝日岳を登った後は牛ヶ首で紅葉を眺め、
茶臼岳を登り避難小屋から下山の予定。
既に休み休みのゆっくり登山。
私自身は30年近く前になるけれど茶臼岳は登ったことがあるので、
未踏の朝日岳に登りたい。
ただ二人は那須岳がお初なので、元々は茶臼岳1本勝負の予定のところ
ロープウェー駐車場では車中泊が叶わないのでと
事前に各自がYouTubeなどで予習し何とかなりそうと、
予定も二転三転してきた。
牛ヶ首経由は私の提案で
紅葉が素晴らしいという姥ヶ平への分岐だけでも行ってみたい。
それが朝日岳から下山してお疲れのところの巻き道にもなればいいかと。
私の中では二人次第と思っていたのに、
二人にしたら9月からすっかり気力も体力もなくなり
病みがちな私次第だったらしい。
二人から朝日岳に登りたい?と問われ、できれば登りたいと即答。
ならばいざゆかん!
7:50、右手に進路を取りありんこの行列のように見えていた一行に加わる。
無風、快適な気温にも助けられて、
急な岩場や鎖を頼りに切れ落ちた道を行く。
岩穴が絵画の額縁のようになっているところを覗いてワクワクしたり、
多分恵比須大黒?とんがったところまで登って、
いかにもな盛り盛り写真を撮ったり、
登山口でお会いしたご夫婦がもう戻られてくるところで絶景ですよと力をもらったり
爽やかな4人組との抜きつ抜かれつに励まされ、朝日の肩到着9:00。
朝から何も口にしていないリーダーがとうとうおにぎりを1個口にして、
Rちゃんと私はミックストレイル、
それにリーダーからモーツァルトクーゲルをいただいて
山頂とは反対の風景を見ながらしばし寛ぐ。既に絶景!
そして、先を行く4人組に倣ってザックをデポして山頂へ。
左側から巻いたような道を行き、9:10朝日岳登頂!
4人組とも登頂の喜びを分かち合う。
雲が広がり青空とは言えなかったけれど、
山々の連なりはばっちりくっきり。360度の大展望!
こびとの国のような小さな小さな石の鳥居の向こうにそびえる茶臼岳の大きさといったら!
狭い山頂を名残惜しみながらも後にしたのは9:20。
朝日の肩で5分ほど仕切り直し、避難小屋を目指す。
登りの人が大分増えて、
あの時間だから自分ペースで周りを気にせず登ることができたと
朝活を改めて振り返りながらの下山。
もうすぐ小屋への最後の道のりというところで
初老の男性とすれ違う。
茶臼岳上空を旋回するヘリコプターを見上げ
怪我した人がいるんだよ。頭をぐるぐる巻きにしてた。
結局ヘリを呼んだんだな…と教えてくださる。
一気に怖じ気づくも、気が引き締まった。
ひと登りした後に聞いてよかった。
峰の茶屋跡避難小屋10:25着。
3方から人々が集まって、これからの雰囲気が満載だった。
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リクエストありがとうございます🤣
実際目で見るのとは全然違う写真ばかりとなってしまい…感動を分かち合えないかもしれません(/_;)
荒々しい感じの360度の山並み、「こびとの国のような小さな小さな石の鳥居の向こうにそびえる茶臼岳の大きさ」これもよく分かりましたよ。風雪が強い山頂ですから鳥居も耐えられるように小さくしたのでしょうね。わざわざ小人みたいな地蔵さんまで置いて(笑)。
このお地蔵様、ない方が自然でいいと倒されたり、映え写真を撮るために鎮座されたりと大忙しでした。私は自然派に一票ですが、避難小屋まで歩いてきた登山道が写っていたのでお地蔵様入りです🤗