《澤藤統一郎の憲法日記から》
◎ これが都教委の言う「国旗・国歌に対する正しい認識」だ。
「国旗・国歌に対する国民としての正しい認識」というものがあるという。いったいどういうものか、想像がつくだろうか。国旗国歌への敬意表明を強制し、懲戒処分を濫発して止まないことで話題の都教委は、堂々と次のとおり述べている(東京『君が代』裁判・第四次訴訟答弁書)。
「国旗及び国歌に対する正しい認識とは、 . . . 本文を読む
◎ 外国人労働者の技能実習制度(TITP)について
16.委員会は、外国人技能実習生に対する労働法制の保護を拡充した制度改正にもかかわらず、同制度のもとで性的虐待、労働に関係する死亡、強制労働となりえる状況に関する報告がいまだに多く存在することを懸念とともに留意する。(2条、及び8条)<注1>
前回の総括所見(CCPR/C/JPN/CO/5、パラ24)<注2>に従って、締約国は現在の制度を低 . . . 本文を読む
《特集 新成長戦略のでたらめ》
◆ 動き出した外国人労働者受入れ
旗手 明(公益社団法人自由人権協会理事)
昨秋の東京五輪の開催決定以降、外国人労働者の受入れ策が相次いでいる。
すなわち、4月4日、東日本大震災の復興と2020年の東京五輪に向けた建設需要に対応するためとして、関係閣僚会議で「建設分野における外国人材の活用に係る緊急措置」が決定された。
また、6月10日、第6次出入国管理 . . . 本文を読む