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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

西原博史さん講演会に是非ご参加を!

2017年02月17日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 辻谷です
 「君が代」不起立減給処分取消請求訴訟控訴審では、憲法19条「良心の自由」の研究における第一人者である早稲田大学西原博史教授の鑑定意見書を提出し、勝訴を目指したいと思います。
 つきましては、西原博史さんをお迎えして下記講演会を開催します。
 是非ご参加くださいますようお願いいたします。

  =第5回Tネット総会  西原博史さん講演会=
 ☆ ポスト2011~2012年最高裁判決の「君が代」強制問題
   ―大阪条例と教師の良心の自由―


 ◆ 2月18日(土)午後6時開会:資料代¥500
 ◆ エルおおさか南館734室(天満橋)


 ◆ 西原博史鑑定意見書意見書
   「大阪府教育委員会による卒業式の国歌斉唱時における不起立を理由とする
  府立高校教員に対する減給処分は適法か?」より

 すでに旭川学テ事件最高裁判所大法廷判決で示されたように、子どもの教育というプロセスは「本来人間の内面的価値に関する文化的な営みとして、党派的な政治的観念や利害によつて支配されるべきでない」ものと捉えられるべき存在である。
 これは、教育の場を構成する教職員に対して、政治的な力学に応じて観念の一元性を作り上げることが非生産的であることをも明らかにする原理である。
 にもかかわらず、2011年段階で動き出した公務員や教職員を思想的に統制し、支配しようとする政治的な動きは、子どもたちの健全な発達の場を深刻な形で傷つけていくものであった。
 ここで教育のあり方に関する深甚な議論はとりあえず措くとしても、教職員個人の思想・良心の自由が憲法19条によって保障されたものであり、政治的多数派のその時々の恣意によって好き勝手に拘束されてよいものであり得ないことは確実な法原理である。
 にもかかわらず、有無を言わさず教職員の思想を捻じ曲げようとした策動の具体的な帰結が、本件減給処分である。
 この本質に気づいた時、大阪発で日本全体を害しようとする危険な傾向の発露であることが見えてくる。
 本件の処理を間違えると、21世紀の日本で憲法に保障された個人の基本的人権は、暴力的なコンフォーミズムの中で有名無実化し、空洞化する動きを積極的に追認する意味を持ちかねない、危険な岐路に我々は立たされている。
 思想・良心の自由が、あらゆる基本的人権の核心に位置し、民主的政治過程そのものの基盤であることを考えれば、本件で問われているものは重い。貴裁判所によって日本国憲法の真の意味が示されるよう、期待してやまないものである。
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