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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

男女平等世界ランキングで111位

2016年11月03日 | 格差社会
 ◆ 111位に転落 (東京新聞【本音のコラム】)
斎藤美奈子(文芸評論家)

 十月二十六日、世界経済フォーラムが各国の男女平等度を示す「ジェンダー・ギャップ指数(GGI)」を発表した。
 ジェンダー・ギャップ指数は、「経済活動への参加と機会」「政治への参加」「教育」「健康と生存率」の四分野の男女平等度を指数化したもので、二〇一〇年以降の日本の順位は、九十四位(一〇年)→九十八位(一一年)→百一位(一二年)→百五位(一三年)→百四位(一四年)→百一位(一五年)。
 それが一六年の総合ランキングは昨年から十位も落とし、百四十五力国中百十一位!調査がス夕ートした〇六年以来、最低の順位である。

 順位が落ちた理由のひとつは、男女の所得格差が広がったことという。
 安倍政権は「女性が輝く社会」を目指しているはずなんですけどねえ。
 一五年八月には「女性活躍推進法」も成立したんじゃなかったっけ?それなのにこのザマだ。
 それもいたしかたないところ。女性活躍推進法企業に女性の人材登用を促すもので、三百人以上の事業所には女性活躍に関わる状況(採用や管理職の割合など)の把握と行動計画の策定、公表を求めている。
 が、多くの女性は白けている。だから何?大企業の女性管理職が増えたら、ワタシの暮らしが楽になるわけ?
 この結果に政府は打ちのめされていただきたい。

『東京新聞』(2016年11月2日【本音のコラム】)

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