◆ 立憲民主党の枝野幸男代表が名古屋で街頭演説!
質問時間見直しを批判「まさに身勝手そのものではないか!」
大勢の聴衆が集まる!
<立憲民主党の責任>
本当にたくさんの皆さんにお集まりをいただきまして、ありがとうございます。立憲民主党代表の枝野幸男でございます。まずは改めて、私からも、高いところからではございますが、御礼を申し上げたいと思います。先般の衆議院選挙、公示の1週間前に立ち上げた立憲民主党。にもかかわらず、この愛知、名古屋でもたくさんの皆さんにご支援をいただき、名古屋駅前では豪雨でございましたが、たくさんの皆様にお集まりをいただきまして、そして、小さいとはいいながらも、野党第一党へと押し上げていただきました。
短い期間でこれだけの議席をいただいたということは、それだけ私たちに重い責任がある。
そして短い期間でこれだけ新しい政党に議席をお与えいただいたということは、いかにこれまでの上からの政治に対して、不安や、不信や、あるいは苛立ちというものをお持ちの国民の皆様がたくさんいたのか、それに対する受け皿がなかったのかということを、しっかりとかみ締めて、私たちは責任を果たしていきたい。そう改めて、決意を致しているところであります。
そんな中で、この名古屋市議会補欠選挙が行われます。私たちが総選挙で訴えた、上からの政治ではなくて、右でも左でもなく、草の根から前へ。私たちは、こう訴えました。それは政治のやり方もそうであるし、政策もそうである。
<上からの認可保育所無償化論>
実際に選挙が終わって、自民党の皆さんは、選挙のときに、幼児教育、幼稚園や保育所などはみんな無償にする。そう受け止められるような主張をしておられました。選挙が終わったら何を言い出したか。認可保育所は、ただにするけれども、無認可はしません。そんなことを言い出しました。
確かに、日本全国には、少子化の中で、認可保育所でも余っている、そういう地域もあるでしょう。しかしながら、今保育所の問題で多くの若い皆さんが悲鳴のような声を上げているのはなぜか。それは、認可保育所なんてとても入れない。無認可でも入れない。とにかくどこでもいいから、子どもをちゃんと安心して預かってくれるところが欲しい。これが現場の声、草の根の声じゃないんですか皆さん。
にもかかわらず、運良く認可保育所に入れた人たちは優遇されるけれども、残念ながら認可保育所を外れてしまった人は、より重い負担をしてください。やっていることがまさに逆じゃないでしょうか。上からの政治だからそんなとんちんかんなことが起こるんじゃないでしょうか皆さん。まさに私たちが、上からの政治ではなくて、暮らしの足下からの政治に変えていかなければならないということ、その主張がいかに大事かということが、改めて、この選挙の後の一連の動きの中でも、私は証明がされていると、そんなふうに思うのですが皆さんいかがでしょうか。
<一番身近な市議会議員選挙>
政治は、国会で動いているんじゃありません。霞が関の、役所の会議室で動いているんじゃありません。それぞれの地域地域の、皆さんの暮らしとともに政治はあります。地域によって事情は違います。その地域の事情に合わせて、今限られた予算、財源をどう使っていくのかが問われています。だから上からの政治ではなくて、草の根からの政治に、下からの政治に変えていきたい。そう思っている私たちにとって、一番身近なこの市議会議員選挙というのは、国政選挙と同じように大事な選挙だということを、私は強く感じていますが、皆さんいかがでしょうか。
子育ての環境も、高齢者と取り巻く環境も、経済を取り巻く環境も、地域によって千差万別です。ですから国の方では、私たち国会議員は、できるだけ予算、財源を、それぞれの地域の事情に合わせて使いやすくする。それが大きな大きな課題だと思っています。でも、それと同時に、それぞれの地域で、しっかりとそのまちに暮らす人たちと語り合い、そうした皆さんの声をしっかりと受け止めて届けていくことができる。そういう仲間を増やしていかなければ、私たちの草の根からの政治というものも絵に描いた餅になってしまう。そんな思いがしています。
だからこそ、この私たちにとって初めての地方議会議員選挙。この名古屋東区の市議会議員補欠選挙。何としても皆さんに私たちの思いをしっかりと届けさせていただいて、そして皆さんにもご理解をいただいて、草の根からの政治を、国だけではない、地域からもしっかりと進めていく、その第一歩を踏み出させていただきたいと私は皆さんにお訴えをさせていただきたいと思います。
<若さの力>
くにまさ君は28歳。若いです。若いけれども、私もですね、この総選挙をめぐる一連の報道で、私も24年ほど前、初めて衆議院選挙に出たときのニュース映像を、何度も放映していただきましてですね、自分の24年前を見て、若かったなあというか、幼かったなあということを、痛感をいたしました。私が24年前、初めて国会に送っていただいたのは29歳のときでありました。28歳、決して若すぎるわけではありません。まさにこれから、この東区に、一番長く暮らしていかなければならない、このまちの一番遠い将来を見据えていかなければならない、それがくにまさ君であるということです。
そして、若いけれども、ご本人も自分で言いたくはないでしょう。前回の選挙で苦杯をなめられた。ご支援を頂きながら惜敗をしました。そこから2年余り、まさに地域の声を聴きながら、受け止めながら、捲土重来を期してきたのがくにまさ君であります。だからこそ、まさに立憲民主党の私たちが目指す草の根からの政治というものを、既に実践をしてきたのがくにまさ君であるということ。若いからこそ、先輩世代の皆さんに、様々な経験を、様々に今まで、こんな壁にぶつかってきたんだ。こんな困ったことがあったんだ。次の世代の人たちに同じ苦労を掛けたくない。そういった先輩方からの様々な現場の暮らしの声を、一番素直に聴かせていただき、それを実現へとつなげていくことができるのが、28歳、くにまさ直記であると思いますが、皆さんいかがでしょうか。
<市政の語り合い>
くにまさ君は、大変なプレッシャーの中でこの選挙を戦います。大変多くのご期待を頂いた総選挙で、議席を伸ばさせていただいた立憲民主党にとって、初めての地方選挙。何が何でも勝ってもらわなきゃならないと、もう地元の吉田さんはもとより、赤松副議長をはじめ、党を挙げての強いプレッシャーを受けています。
でも、くにまさ君にはもう一つ重い責任を負ってもらわなきゃいけないと思っています。それは皆さんの力で勝たせていただいたら、公約の中にも、皆さんのところに手元にいっているかもしれませんが、我々の広報の資料の中にも、くにまさ君は、市議会の会議ごとに、議会の報告会を開かせていただきますと公約をしています。しっかりとこの公約を守っていかなければならない。それはつまり、議員になるのはそこがスタートラインです。ましてや一番身近な市議会。地域の皆さんの暮らしの中の、まさに千差万別、森羅万象の、様々な暮らしの声を、しっかりと常に聴かせていただきながら、仕事をしていかなければ、期待に応えていくことはできません。
そして、市議会で行われる、議論をされる、様々な政策。実は皆さんの暮らしと本当に結びついた大事な大事な政策が、市役所で、市議会で決められているんですが、どうでしょう皆さん、市政で動いていることを、例えば夕方や夜のニュースで、あるいは朝の新聞で、どれくらいご存じでしょうか。国会でいろいろ揉め事があれば、全国ニュースで流れます。もちろんローカルニュースで市議会のこと、名古屋市は大きい政令指定都市ですから、流れることはあるかもしれませんが、本当に皆さんの日々の暮らしと結びついている、例えば近所の道路がどうなるとか、近所の学校がどうなるとか、あるいは学校で例えばくにまさ君の訴えている、子どもたちの学校給食はどういうふうになっていくんだろうか。こうしたことを、テレビを見ていて、あるいは新聞を読んでいて、今何が進んでいるかご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。残念ながら、そうしたきめの細かいところまでは、大きな都市であるからこそ余計に、皆さんのところには伝わっていかない。
知らないうちに、現場の実態とは違うことが進んでいく。まさに国の方で、認可保育所だけ無償化するけれども、無認可は知らないよだなんていう、現場を全く知らないとんちんかなことが起こっているようなことは、それは、例えばくにまさ君が、市議会に当選をしたとしても、それだけでは、そうした現場とずれたようなことが起こってしまうかもしれない。
まさに、日々地域の皆さんと語り合う。議会でこんなことが進んでいる。市役所でこんなことが進んでいる。皆さんどうだろうかということを皆さんに問いかけ、そして現場の暮らしの声をしっかりと受け止めていく、そういう場をくにまさ君にしっかりと創ってもらう。実践をしてもらう。それこそが私たちが総選挙で掲げた、右でも左でもない、上からの政治を下からの草の根からの政治に変えていくという、まさにその先頭に立ってもらう行動なんだということ。そのプレッシャーをくにまさ君にかけさせていただきたいと思いますし、そうした仕事をくにまさ君にさせてもらうためにも、皆さんに、この市議会議員選挙、当選へと押し上げていただきたいと、お訴えをさせていただくのでありますが、皆さんいかがでありましょうか。
<国会の現状>
総選挙の折にも、私たちは、永田町の内側を向いた政治ではない。国会議員が、国の方の政党どうしが、くっついただ離れただという、永田町の権力ゲームでは駄目なんだと、国民の方を向いた政治をやっていかなければならない。そうした新しい流れを作っていく。そう訴えさせていただきました。
残念ながら、国会の方では、今日の時点で何が揉めているのか。これまで国会で委員会質疑をやるときには、与党1に対して野党4、与党が20%で野党が80%。質疑の時間はこういう割振りでやってきました。そうしたら、議席数に比例させろと最初は言いました。最初はさすがにそれはひどすぎると思ったのですが、今は、与党と野党の半々にしろと言いだしている。
おかしいんですよ。分かります。「野党ばっかり発言していてけしからん。与党にも発言の機会を与えさせろ。」馬鹿言ってもらっちゃ困りますよ。
野党が質問したのに対して誰が答えているんですか。答えているの自民党でしょう。しかも、2分くらい聞いたら、10分くらい延々と関係ないことをべらべらべらべらべらべらべらべら喋り続けてきているのは、どこの誰ですか皆さん。安倍晋三という人じゃないですか皆さん。与党と野党のどっちが長い時間話しているんでしょうか。2対8だって、おそらくちゃんと調べてみたら、あの安倍さんのだらだらだらだらだらだら答弁で、与党の方が多いくらいじゃないですか。何をピント外れたことを言っているんだ。
よほど、よほど野党に国会で聞かれたらまずいことがたくさんある。だから野党の質問をできるだけ少なくしたい。こうとしか言いようがないじゃないですか。
みんなちょっと前のこと政治は忘れますけど、選挙の前の国会、最後共謀罪決まりましたね。共謀罪のとき、私たちはまだまだ聞かなきゃいけないことがたくさんある。聞かなきゃならないことたくさんあるけど、もう聞くことなくなっちゃったと言って強行採決したのは誰ですか。聞くことないからもう採決だって言ったんですよ。いつも聞くことないから採決だって言っている与党が、もっと質問させろって、馬鹿言ってんじゃないですよ。
もう一つだけ言わせていただくと、元々4対6だったんです。せいぜい7対3(3対7)だったんです。我々が与党のときに1対9に変えたんですよ。もっと野党の皆さんにたくさん聞いてもらって、聞いてもらうことで国民の関心に応えて説明ができるといって、我々が与党のときに野党の持ち時間を長くしたんですよ。それを求めた野党を知ってますか。自由民主党っていうんですよ。自分が野党のときは野党の時間を延ばせと言い、与党になったら野党の時間を短くしろという。こういうのをご都合主義というんじゃないでしょうか。
<本当の民主主義>
残念ながら、国会では、こんなめちゃくちゃなことを堂々と言い放つ政治、残念ながら、今も続いてしまっています。こんな政治を変えていくためには、残念ながら、国会では我々55しかありません。55人で最大限の力を発揮して、頑張ってまいります。しかし、政治は、国会の中で進むんじゃありません。市議会の中で進むのではありません。私たち国会議員と国民の皆さんが、市議会議員と市民の皆さんが、一緒になって創っていくのが、私たちの考える本当の政治です。本当の民主主義です。
その本当の民主主義の声として、こんなめちゃくちゃな、そんな安倍さんのやり方にも、きちっとしたノーという声を、この市議会議員選挙を通じても皆さん、あげてください。一緒にあげていきませんか。
くにまさ君はもとより、私たち立憲民主党を挙げて、そうした皆さんの声に応えて、国会と国民の皆さんがつながる形で、安倍政治がおかしなことをやる、上からの、国民の暮らしに目が届かない、国会でたまたま数を持っているから白紙委任されているわけじゃないのに何でも好き勝手やる、そうしたものとしっかりと戦ってまいりたいと思います。是非皆さん、一緒に戦ってください。
<声を掛けてください>
ありがとうございます。今日は、たくさんの皆さんにお集まりをいただき、くにまさ直記へのご支援をいただき、ありがとうございます。ただ、残念ながら皆さん、地方選挙のしかも補欠選挙。ついこの間衆議院選挙という大きな選挙が終わったばかり。おそらく皆さんの周りには、この東区の住民でありながら、この補欠選挙をやっていることすらご存じでない方がたくさんいらっしゃいます。そして、ああそんなのあったっけなあという程度にご存じの方も、まあこの間、台風でしたよねあのときもね、あんな中で衆議院選挙投票に行ったんだから、今度はいいかなあ。めんどくさいなあ。絶対そう思っている人たちがいますよ。みんながそう思ってしまったらくにまさ直記は勝てません。
今日お集まりをいただいた皆さん、皆さんはもう既に期日前に行っていただいているかもしれない。いやこれから行こうと思っているかもしれない。でも是非皆さん、そうした周りの皆さんに、大事な大事な、衆議院選挙も大事だけれど、自分たちの日々の暮らしに結びつく市議会の選挙、せっかく投票できるんだよ。是非一人でも多くの周りの皆様に声を掛けてください。そして、投票日あるいは期日前投票。せっかくだからその権利、使っていこうじゃないか。そして一緒にこの名古屋を、東区の未来を、日本の未来を、一緒に創っていく一票を、投票しようじゃないか、使おうではないかと、是非一人でも多くの皆さんに声を掛けてください。
そうしてその声を受け止めて、くにまさ直記が走り、そしてくにまさ直記が頑張る。両方が頑張るのが本当の民主主義。私たちの目指す草の根の民主主義だと思います。是非皆さん、くにまさ直記のためではない。皆さんの明日の暮らしのために、一人でも多くの周りの皆さんに声を掛けていただき、投票所に足を運ぶよう声を掛けていただくこと。そのことをお訴えを申し上げて、終わりになりますが、私立憲民主党代表枝野幸男が、皆さんへのお訴えとさせていただきます。私には、くにまさ直記には、あなたの力が必要です。共に頑張りましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
『立憲民主党』 枝野幸男代表 演説全文(11月12日名古屋)
http://satlaws.web.fc2.com/edano1112.html
質問時間見直しを批判「まさに身勝手そのものではないか!」
大勢の聴衆が集まる!
<立憲民主党の責任>
本当にたくさんの皆さんにお集まりをいただきまして、ありがとうございます。立憲民主党代表の枝野幸男でございます。まずは改めて、私からも、高いところからではございますが、御礼を申し上げたいと思います。先般の衆議院選挙、公示の1週間前に立ち上げた立憲民主党。にもかかわらず、この愛知、名古屋でもたくさんの皆さんにご支援をいただき、名古屋駅前では豪雨でございましたが、たくさんの皆様にお集まりをいただきまして、そして、小さいとはいいながらも、野党第一党へと押し上げていただきました。
短い期間でこれだけの議席をいただいたということは、それだけ私たちに重い責任がある。
そして短い期間でこれだけ新しい政党に議席をお与えいただいたということは、いかにこれまでの上からの政治に対して、不安や、不信や、あるいは苛立ちというものをお持ちの国民の皆様がたくさんいたのか、それに対する受け皿がなかったのかということを、しっかりとかみ締めて、私たちは責任を果たしていきたい。そう改めて、決意を致しているところであります。
そんな中で、この名古屋市議会補欠選挙が行われます。私たちが総選挙で訴えた、上からの政治ではなくて、右でも左でもなく、草の根から前へ。私たちは、こう訴えました。それは政治のやり方もそうであるし、政策もそうである。
<上からの認可保育所無償化論>
実際に選挙が終わって、自民党の皆さんは、選挙のときに、幼児教育、幼稚園や保育所などはみんな無償にする。そう受け止められるような主張をしておられました。選挙が終わったら何を言い出したか。認可保育所は、ただにするけれども、無認可はしません。そんなことを言い出しました。
確かに、日本全国には、少子化の中で、認可保育所でも余っている、そういう地域もあるでしょう。しかしながら、今保育所の問題で多くの若い皆さんが悲鳴のような声を上げているのはなぜか。それは、認可保育所なんてとても入れない。無認可でも入れない。とにかくどこでもいいから、子どもをちゃんと安心して預かってくれるところが欲しい。これが現場の声、草の根の声じゃないんですか皆さん。
にもかかわらず、運良く認可保育所に入れた人たちは優遇されるけれども、残念ながら認可保育所を外れてしまった人は、より重い負担をしてください。やっていることがまさに逆じゃないでしょうか。上からの政治だからそんなとんちんかんなことが起こるんじゃないでしょうか皆さん。まさに私たちが、上からの政治ではなくて、暮らしの足下からの政治に変えていかなければならないということ、その主張がいかに大事かということが、改めて、この選挙の後の一連の動きの中でも、私は証明がされていると、そんなふうに思うのですが皆さんいかがでしょうか。
<一番身近な市議会議員選挙>
政治は、国会で動いているんじゃありません。霞が関の、役所の会議室で動いているんじゃありません。それぞれの地域地域の、皆さんの暮らしとともに政治はあります。地域によって事情は違います。その地域の事情に合わせて、今限られた予算、財源をどう使っていくのかが問われています。だから上からの政治ではなくて、草の根からの政治に、下からの政治に変えていきたい。そう思っている私たちにとって、一番身近なこの市議会議員選挙というのは、国政選挙と同じように大事な選挙だということを、私は強く感じていますが、皆さんいかがでしょうか。
子育ての環境も、高齢者と取り巻く環境も、経済を取り巻く環境も、地域によって千差万別です。ですから国の方では、私たち国会議員は、できるだけ予算、財源を、それぞれの地域の事情に合わせて使いやすくする。それが大きな大きな課題だと思っています。でも、それと同時に、それぞれの地域で、しっかりとそのまちに暮らす人たちと語り合い、そうした皆さんの声をしっかりと受け止めて届けていくことができる。そういう仲間を増やしていかなければ、私たちの草の根からの政治というものも絵に描いた餅になってしまう。そんな思いがしています。
だからこそ、この私たちにとって初めての地方議会議員選挙。この名古屋東区の市議会議員補欠選挙。何としても皆さんに私たちの思いをしっかりと届けさせていただいて、そして皆さんにもご理解をいただいて、草の根からの政治を、国だけではない、地域からもしっかりと進めていく、その第一歩を踏み出させていただきたいと私は皆さんにお訴えをさせていただきたいと思います。
<若さの力>
くにまさ君は28歳。若いです。若いけれども、私もですね、この総選挙をめぐる一連の報道で、私も24年ほど前、初めて衆議院選挙に出たときのニュース映像を、何度も放映していただきましてですね、自分の24年前を見て、若かったなあというか、幼かったなあということを、痛感をいたしました。私が24年前、初めて国会に送っていただいたのは29歳のときでありました。28歳、決して若すぎるわけではありません。まさにこれから、この東区に、一番長く暮らしていかなければならない、このまちの一番遠い将来を見据えていかなければならない、それがくにまさ君であるということです。
そして、若いけれども、ご本人も自分で言いたくはないでしょう。前回の選挙で苦杯をなめられた。ご支援を頂きながら惜敗をしました。そこから2年余り、まさに地域の声を聴きながら、受け止めながら、捲土重来を期してきたのがくにまさ君であります。だからこそ、まさに立憲民主党の私たちが目指す草の根からの政治というものを、既に実践をしてきたのがくにまさ君であるということ。若いからこそ、先輩世代の皆さんに、様々な経験を、様々に今まで、こんな壁にぶつかってきたんだ。こんな困ったことがあったんだ。次の世代の人たちに同じ苦労を掛けたくない。そういった先輩方からの様々な現場の暮らしの声を、一番素直に聴かせていただき、それを実現へとつなげていくことができるのが、28歳、くにまさ直記であると思いますが、皆さんいかがでしょうか。
<市政の語り合い>
くにまさ君は、大変なプレッシャーの中でこの選挙を戦います。大変多くのご期待を頂いた総選挙で、議席を伸ばさせていただいた立憲民主党にとって、初めての地方選挙。何が何でも勝ってもらわなきゃならないと、もう地元の吉田さんはもとより、赤松副議長をはじめ、党を挙げての強いプレッシャーを受けています。
でも、くにまさ君にはもう一つ重い責任を負ってもらわなきゃいけないと思っています。それは皆さんの力で勝たせていただいたら、公約の中にも、皆さんのところに手元にいっているかもしれませんが、我々の広報の資料の中にも、くにまさ君は、市議会の会議ごとに、議会の報告会を開かせていただきますと公約をしています。しっかりとこの公約を守っていかなければならない。それはつまり、議員になるのはそこがスタートラインです。ましてや一番身近な市議会。地域の皆さんの暮らしの中の、まさに千差万別、森羅万象の、様々な暮らしの声を、しっかりと常に聴かせていただきながら、仕事をしていかなければ、期待に応えていくことはできません。
そして、市議会で行われる、議論をされる、様々な政策。実は皆さんの暮らしと本当に結びついた大事な大事な政策が、市役所で、市議会で決められているんですが、どうでしょう皆さん、市政で動いていることを、例えば夕方や夜のニュースで、あるいは朝の新聞で、どれくらいご存じでしょうか。国会でいろいろ揉め事があれば、全国ニュースで流れます。もちろんローカルニュースで市議会のこと、名古屋市は大きい政令指定都市ですから、流れることはあるかもしれませんが、本当に皆さんの日々の暮らしと結びついている、例えば近所の道路がどうなるとか、近所の学校がどうなるとか、あるいは学校で例えばくにまさ君の訴えている、子どもたちの学校給食はどういうふうになっていくんだろうか。こうしたことを、テレビを見ていて、あるいは新聞を読んでいて、今何が進んでいるかご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。残念ながら、そうしたきめの細かいところまでは、大きな都市であるからこそ余計に、皆さんのところには伝わっていかない。
知らないうちに、現場の実態とは違うことが進んでいく。まさに国の方で、認可保育所だけ無償化するけれども、無認可は知らないよだなんていう、現場を全く知らないとんちんかなことが起こっているようなことは、それは、例えばくにまさ君が、市議会に当選をしたとしても、それだけでは、そうした現場とずれたようなことが起こってしまうかもしれない。
まさに、日々地域の皆さんと語り合う。議会でこんなことが進んでいる。市役所でこんなことが進んでいる。皆さんどうだろうかということを皆さんに問いかけ、そして現場の暮らしの声をしっかりと受け止めていく、そういう場をくにまさ君にしっかりと創ってもらう。実践をしてもらう。それこそが私たちが総選挙で掲げた、右でも左でもない、上からの政治を下からの草の根からの政治に変えていくという、まさにその先頭に立ってもらう行動なんだということ。そのプレッシャーをくにまさ君にかけさせていただきたいと思いますし、そうした仕事をくにまさ君にさせてもらうためにも、皆さんに、この市議会議員選挙、当選へと押し上げていただきたいと、お訴えをさせていただくのでありますが、皆さんいかがでありましょうか。
<国会の現状>
総選挙の折にも、私たちは、永田町の内側を向いた政治ではない。国会議員が、国の方の政党どうしが、くっついただ離れただという、永田町の権力ゲームでは駄目なんだと、国民の方を向いた政治をやっていかなければならない。そうした新しい流れを作っていく。そう訴えさせていただきました。
残念ながら、国会の方では、今日の時点で何が揉めているのか。これまで国会で委員会質疑をやるときには、与党1に対して野党4、与党が20%で野党が80%。質疑の時間はこういう割振りでやってきました。そうしたら、議席数に比例させろと最初は言いました。最初はさすがにそれはひどすぎると思ったのですが、今は、与党と野党の半々にしろと言いだしている。
おかしいんですよ。分かります。「野党ばっかり発言していてけしからん。与党にも発言の機会を与えさせろ。」馬鹿言ってもらっちゃ困りますよ。
野党が質問したのに対して誰が答えているんですか。答えているの自民党でしょう。しかも、2分くらい聞いたら、10分くらい延々と関係ないことをべらべらべらべらべらべらべらべら喋り続けてきているのは、どこの誰ですか皆さん。安倍晋三という人じゃないですか皆さん。与党と野党のどっちが長い時間話しているんでしょうか。2対8だって、おそらくちゃんと調べてみたら、あの安倍さんのだらだらだらだらだらだら答弁で、与党の方が多いくらいじゃないですか。何をピント外れたことを言っているんだ。
よほど、よほど野党に国会で聞かれたらまずいことがたくさんある。だから野党の質問をできるだけ少なくしたい。こうとしか言いようがないじゃないですか。
みんなちょっと前のこと政治は忘れますけど、選挙の前の国会、最後共謀罪決まりましたね。共謀罪のとき、私たちはまだまだ聞かなきゃいけないことがたくさんある。聞かなきゃならないことたくさんあるけど、もう聞くことなくなっちゃったと言って強行採決したのは誰ですか。聞くことないからもう採決だって言ったんですよ。いつも聞くことないから採決だって言っている与党が、もっと質問させろって、馬鹿言ってんじゃないですよ。
もう一つだけ言わせていただくと、元々4対6だったんです。せいぜい7対3(3対7)だったんです。我々が与党のときに1対9に変えたんですよ。もっと野党の皆さんにたくさん聞いてもらって、聞いてもらうことで国民の関心に応えて説明ができるといって、我々が与党のときに野党の持ち時間を長くしたんですよ。それを求めた野党を知ってますか。自由民主党っていうんですよ。自分が野党のときは野党の時間を延ばせと言い、与党になったら野党の時間を短くしろという。こういうのをご都合主義というんじゃないでしょうか。
<本当の民主主義>
残念ながら、国会では、こんなめちゃくちゃなことを堂々と言い放つ政治、残念ながら、今も続いてしまっています。こんな政治を変えていくためには、残念ながら、国会では我々55しかありません。55人で最大限の力を発揮して、頑張ってまいります。しかし、政治は、国会の中で進むんじゃありません。市議会の中で進むのではありません。私たち国会議員と国民の皆さんが、市議会議員と市民の皆さんが、一緒になって創っていくのが、私たちの考える本当の政治です。本当の民主主義です。
その本当の民主主義の声として、こんなめちゃくちゃな、そんな安倍さんのやり方にも、きちっとしたノーという声を、この市議会議員選挙を通じても皆さん、あげてください。一緒にあげていきませんか。
くにまさ君はもとより、私たち立憲民主党を挙げて、そうした皆さんの声に応えて、国会と国民の皆さんがつながる形で、安倍政治がおかしなことをやる、上からの、国民の暮らしに目が届かない、国会でたまたま数を持っているから白紙委任されているわけじゃないのに何でも好き勝手やる、そうしたものとしっかりと戦ってまいりたいと思います。是非皆さん、一緒に戦ってください。
<声を掛けてください>
ありがとうございます。今日は、たくさんの皆さんにお集まりをいただき、くにまさ直記へのご支援をいただき、ありがとうございます。ただ、残念ながら皆さん、地方選挙のしかも補欠選挙。ついこの間衆議院選挙という大きな選挙が終わったばかり。おそらく皆さんの周りには、この東区の住民でありながら、この補欠選挙をやっていることすらご存じでない方がたくさんいらっしゃいます。そして、ああそんなのあったっけなあという程度にご存じの方も、まあこの間、台風でしたよねあのときもね、あんな中で衆議院選挙投票に行ったんだから、今度はいいかなあ。めんどくさいなあ。絶対そう思っている人たちがいますよ。みんながそう思ってしまったらくにまさ直記は勝てません。
今日お集まりをいただいた皆さん、皆さんはもう既に期日前に行っていただいているかもしれない。いやこれから行こうと思っているかもしれない。でも是非皆さん、そうした周りの皆さんに、大事な大事な、衆議院選挙も大事だけれど、自分たちの日々の暮らしに結びつく市議会の選挙、せっかく投票できるんだよ。是非一人でも多くの周りの皆様に声を掛けてください。そして、投票日あるいは期日前投票。せっかくだからその権利、使っていこうじゃないか。そして一緒にこの名古屋を、東区の未来を、日本の未来を、一緒に創っていく一票を、投票しようじゃないか、使おうではないかと、是非一人でも多くの皆さんに声を掛けてください。
そうしてその声を受け止めて、くにまさ直記が走り、そしてくにまさ直記が頑張る。両方が頑張るのが本当の民主主義。私たちの目指す草の根の民主主義だと思います。是非皆さん、くにまさ直記のためではない。皆さんの明日の暮らしのために、一人でも多くの周りの皆さんに声を掛けていただき、投票所に足を運ぶよう声を掛けていただくこと。そのことをお訴えを申し上げて、終わりになりますが、私立憲民主党代表枝野幸男が、皆さんへのお訴えとさせていただきます。私には、くにまさ直記には、あなたの力が必要です。共に頑張りましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
『立憲民主党』 枝野幸男代表 演説全文(11月12日名古屋)
http://satlaws.web.fc2.com/edano1112.html
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