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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

原子力政策と安倍政治「嘘で世論を誤摩化しながらやる」

2019年11月21日 | フクシマ原発震災
 ◆ 原発全廃宣言 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 日本憲政史上最長内閣とか。安倍内閣のことだが、さてそれでは何を遺(のこ)したのか。
 平和憲法を破壊したい野心の表明だけでは、のちの歴史学者は困惑しよう。そこで提案したい。「原発全廃宣言」。これで最長の掉尾(とうび)を飾ったら如何(いかが)。
 日本は火山国。活断層がちいさな列島を無数に走る地震国では、パイプだらけの巨大装置など無理筋だったのだ。それに東洋的と言うべきか、側近身内優遇私物化内閣が醸成した官僚、裁判所の忖度(そんたく)は度を越している。
 このとき、キッパリ断言して拍手を浴びているのが、原子力規制委員会の田中俊一前委員長だ。
 「日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきた。結果論も含め本当に嘘が多い」(「選択」十一月号)
 わたし自身、いままで原発立地各地を取材して「原発はウソとカネと脅しとで進められてきた。原発は民主主義の対極にあると書いてきたので田中さんの発言には驚かないが、なにせ日本原子力学会会長、原子力委員長代理などの公職に就いてきた専門家の発言である。
 「原発はフェードアウトする」とも仰有(おっしゃ)る。

 安倍さん。公費で花見などの暇はありません。
 「嘘で世論を誤摩化しながらやる」と田中さんがいうのは安倍政治ではなく原発のことですが、どうせダメな原発なら早い者勝ち、原発を退陣させた宰相と歴史に刻まれませんか。
『東京新聞』(2019年11月19日【本音のコラム】)

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