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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

大阪市教委はヘイトスピーチ常習犯の竹田恒泰講演会を本気で後援するのか

2019年11月21日 | こども危機
子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
  =大阪市教育委員会への要求と質問書=
 ◆ (要求項目)大阪市教育委員会は、竹田恒泰特別講演会の「後援」を取り消してください!

 12月10日、大阪竹田研究会主催の「竹田恒泰特別講演会」(以下「竹田講演会」)が、大阪の「朝日生命ホール」で行われようとしています。
 「竹田講演会」のチラシには、大阪市教育委員会の「後援」が記載されています。チラシは、9月30日より大阪竹田研究会のHPやフェスブックなどで拡散されており、申し込みが始まっています。
 竹田恒泰氏は、教育勅語を絶賛する発言を繰り返しています。
 インターネット番組では、「教育勅語さえ実践すればよい。これ以上の生き方のバイブルは存在しない。教育勅語は完全に完成されているもの。」(2016年11月、竹田恒泰チャンネル)、
 「教育勅語は道徳の根本規範。」「今、道徳教育の重要性が高まってきている。教育勅語を廃止決議して、教育現場から追い出したツケがここに出てきている。」(2017年3月、AbemaTV)
 等々、戦前の教育勅語教育を現在の教育の根幹に置くように主張しています。

 また竹田氏は、テレビや雑誌等でヘイトスピーチも繰り返しています。
 2013年10月20日の読売テレビ番組では、竹田氏は、「在特会が活動したおかげで在日の特権の問題が明らかになった」「例えば、通名というのがあって、日本人の名前に変えることによって、犯罪歴や金融関係の経歴を全部消すことができ、また新たな犯罪ができる」と、在特会を賞賛する発言を行いました。
 すぐさまコリアNGOセンターから「在日コリアンに対する差別を助長する」と抗議の声が上がり、読売テレビは謝罪しました。
 2014年には、Twitterで「被爆者と自称して1時間1万円で生徒に被爆体験を語るふりをし、実際は反日思想を植えつける話をしていた模様。そういうことするぐらいなら、平和教育はもうやめたほうがよい。」と被爆者を貶める暴言をはいています。
 ついに2018年5月、竹田氏のYouTubeのアカウント「竹田恒泰チャンネル」が、ヘイトスピーチを理由に永久凍結されました。
 Twitterでも様々な問題発言を繰り返しています。
 「国旗国歌が嫌いなら、とっとと日本から出ていけ!」(2011年1月29日)、
 「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は、嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ?口をとがらせてまくしたて、片手には札束を握りしめて、ゆすりたかりをしている感じで。」(2014年2月4日)、
 「韓国は、ゆすりたかりの名人で、暴力団よりたちが悪い国だ。そういう国とは、付き合わないのが一番。」(2014年2月12日)、
 「仁徳天皇の竈の煙の話は神話ではない。日本書紀には史実として記述されている。そもそも日本書紀は時の政府が編纂した公文書で、政府見解が書かれている。」(2015年2月28日)、
 「「初めて夫の姓で呼ばれ、『私は結婚したのか』と思い、頬を赤らめる」こういうのが幸せな結婚というのだと思う。夫の姓を名乗りたくないと言っている人に限って不幸せに見えるのは気のせいだろうか。」(2015年12月17日)等々。
 このような竹田氏の発言は、大阪市教委の進める多文化共生教育、人権と平和の教育に真っ向から反する差別と偏見を助長するものです。
 私たちは、貴教育委員会が「竹田講演会」を「後援」することに厳しく抗議し、「後援」の撤回を求めます。
 (質問事項)
(1)貴教委は、「竹田講演会」を何年前のいつから「後援」しているのですか。
(2)貴教委は、どのような理由で「後援」したのですか。

(3)貴教委は、「後援」承認に当たって、これまでの竹田氏の発言をどのように検討したのですか。検討した内容を教えてください。
(4)そもそも竹田氏の発言をどうとらえているのですか。大阪市教委の教育方針と相容れる内容だと判断したのですか。「教育勅語を絶賛していること」「在日コリアンに対する差別言動、ヘイトスピーチ」「日本書紀の公文書発言」「夫婦別姓を批判する女性蔑視発言」上記の一つ一つについて貴教委の見解を明らかにしてください。
(5)貴教委は、11月に入ってから大阪竹田研究会主催の「竹田講演会」の「後援」申請を受けています。しかし、大阪竹田研究会は、少なくとも9月30日からフェスブック等で大阪市教育委員会の「後援」を記載した「竹田講演会」チラシを拡散し、参加申し込みを募っていました。これは明らかに虚偽の事実に基づいて参加者を募っていることになります。
 貴教委は、この事実を11月13日までにつかみ、大阪竹田研究会に「後援」の削除を求めていますが、大阪竹田研究会は「後援」の削除を行いませんでした。このような状況になっても、11月14日に、貴教委は「竹田講演会」の「後援」を承認しました。
 大阪竹田研究会は、「後援」申請をする前から市教委「後援」を明記したチラシを拡散しており、貴教委から指摘を受けてもなお削除しませんでした。それなのに、貴教委が「後援」を承認した理由と後援申請から承認にいたる経緯を時系列も含めて明らかにしてください。
 上記の要求項目と質問事項について、12月10日までに文書による回答を求めます。
以上


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