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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記2/6~2/11

2007年07月16日 | ノンジャンル
 ● 第一回控訴審日程決定!
 10月2日(火)13時30分~15時30分 東京高裁101号法廷


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2007/02/06(火)     ★「朝鮮民主主義人民共和国憲法(金日成憲法)」★を読む 11
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★<第21条>国家所有は、全人民の所有である。国家所有権の対象には、制限がない。★

 ・・・まことに無制限である。 国家は全人民の心の在り方まで所有し、裁断し廃棄する。 
 在日の朝鮮人民が必死でためた財産、土地、家屋すべてが金王朝の所有の対象となった。

 ★<第40条>朝鮮民主主義人民共和国は、文化革命を徹底して遂行し、すべての人間を自然と社会に対する深い知識と高い技術水準を有する社会主義、共産主義建設者に作り上げ、全社会をインテリ化する。★

 ・・・これも恐怖である。文革である。 文革の徹底遂行である。 毛沢東の文革では、何百万人も死んだのではなかったか。
 全体主義建設者に作り上げられるのである。 それもすべての人間をである。 これは奴隷化・ロボット化であり国家全体を強制収容所にしてはじめて目指しうるものである。 このシステムではインテリ化は漫画である。
 「共和国」の憲法に「インテリ化」なる目標語句があったとは今更ながら驚きである。 主体思想に基づけば、インテリ化は朝鮮語で何と言うのであろうか。
 日本の大学を出た帰国者はほとんど抹殺された。 金正日はポルポトの子でもある。

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2007/02/07(水)     12
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 ★<第41条>・・・・・国家は社会主義民族文化の建設において、帝国主義の文化的浸透及び復古主義的傾向に反対し・・・・・★

 ・・・こうなると鎖国・電波統制をせざるを得ない。 

 ★<第43条>国家は・・・・・次の世代を社会及び人民のために戦うしっかりとした革命家に・・・・・育てる。★

 ・・・「共和国」はやがて全員が革命家となり、生産活動に従事することなく革命事業に身を捧げることになる。 現状はまさにそれに近づきつつある。 特権階級以外の全人民が餓死寸前の「革命家」となっている。 命の革が剥がされるのである。

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2007/02/08(木)     13
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 ★<第48条>国家は、社会教育を強化し、すべての勤労者が学習することのできるあらゆる条件を保証する。★

 ・・・これの読み方はこうなる。 すべての勤労者は、社会教育なる総括・相互批判学習に強制的に参加させられるということである。
 お互いに相手のミスをあげつらわなければ生きていけない。
 社会的教育とは密告の場である。 
 革命的なる総括が行き着く果てはリンチ殺人となるのは、連合赤軍事件で我々のよく知るところである。
 自分が生き抜くためには、誰かをチクらねばならない。
 スターリン、毛沢東、金日成、金正日といつまでこの系譜は続くのであろうか。

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2007/02/09(金)     14
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 ★<第52条>国家は、民族的形式に社会主義的内容を盛った、主体的で革命的な文学芸術を発展させる。★

 ・・・言うまでもなく「主体的で革命的な」とは、金日成のち金正日賛美そのものである。
 「文学芸術」とは、歴史を捏造することである。
 悪いことはすべて他人のせいにすることである。

 ★<第58条>朝鮮民主主義人民共和国は、全人民的、全国家的防衛体系に依拠する。★

 ・・・全人民がすなわち全軍人であり、常に臨戦体制下にある。 最終的には勝つか負けるかは度外視しての戦争突入こそが、国家としての存立の意義を発現する行為となる。
 いかに見事に戦いうるかが、全人民に問われている国家である。

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2007/02/10(土)     15
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 ★<第60条>国家は、軍隊及び人民を政治思想的に武装させ、それを基礎として全軍部幹部化、全軍現代化、全民武装化、全国要塞化を基本内容とする自衛的軍事路線を貫徹する。★

 ・・・全人民軍人国家なのだ。 正しく言えば、「共和国」には「政府」がない。
 金正日は、歴史上その思想を実現し得た唯一の「アナーキスト」である。

 ★<第63条>朝鮮民主主義人民共和国において公民の権利及び義務は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という集団主義原則に基づく。★

 ・・・ここには個人の人生はない。
 常に集団の中にあって挙手挙動が決定されてゆく。
 更に言えばこの第63条の本質はこうなる。
 「金正日は本人のために、全国民は金正日のために。」

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2007/02/11(日)     16
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 ★<第67条>公民は言論、出版、集会、示威及び結社の自由を有する。国家は、民主主義的な政党、社会団体の自由な活動条件を保証する。★

 ・・・「民主主義的な」かどうかは国家すなわち金正日の判断による。 彼を讃仰することが、「民主主義的な」ということである。
 1959年12月、第一便が出た。 勘のいい人は新潟で船に乗ったすぐ後に気付いた。 ボロ船なのだ。 飯は臭くて食えない。 海に飛び込んで脱出しようと思いつめた人もいたという。 何とも言いようのない悲劇であった。 清津の港に着いた時、出迎えた朝鮮公民なる人々のあまりにも貧相な服装に皆ショックを受けた。 船橋の木枠に爪を食い込ませて愕然として震えている人も多くいたという。
 誰がこのような悲劇を生み出したのか。
 総連、日本政府、赤十字、自民党から共産党までの全政党、マスコミ総体、労働組合・・・それに関わった多数の日本人である。
 最も悪質なのは、総連や金日成の豪勢な接待を受け、「共和国」の実態を知りながら在日朝鮮人9万人弱及び約6千人の日本人を騙して船に乗せた人間である。 それが誰であるかは当時の新聞・雑誌を紐解けば一目瞭然である。
 三年経てば自由帰国できるとの幻想を振り撒いたのはまさに当時の日本政府である。
 「示威の自由を有する」とあるが。到着後数日を経ずして処遇の不満を強く言い立てた人びとは直ちに拘束され収容所に送り込まれた。
 三年経ったら帰国できると信じて帰国嘆願の署名を提起した人びとも又収容所送りとなった。
 何とも表現のしようもない悲惨である。

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 金正日体制を打倒することが、朝鮮民衆を救う唯一の道である。 そのことは又朝鮮民衆と連帯する唯一の道でもある。 我々は金正日体制を支えるもの、それに繋がるあらゆるものを厳しく見定めて、その一つ一つを断ち切っていかねばならない。
         2003.2.16   (K.F)

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