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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

NHKが再放送では「建国記念の日」とこっそり訂正していた

2018年05月17日 | 平和憲法
 ◆ <報告・NHKに喝!>14日深夜の再放送では「建国記念の日」に訂正されていました
   皆さま     高嶋伸欣です


 10日夜のNHK総合TV「日本人のおなまえっ」の元号特集で、明治以後に一世一元制を定着させた手練手管の一つとして「祝祭日」が指定されたとの説明において「紀元節」を現在の「建国記念日」と表示したのは誤り、と指摘した件の事後報告です。
 昨夜(15日深夜)の同番組の再放送では画面の表記とナレーションの両方とも、現在の「建国記念の日」と正しいものに訂正されていました。
 先のメールなどで指摘したことが多少は役立ったのかもしれないと思っています。
 同様の指摘をして下さった皆様ありがとうございます。

 ただ、これで一件落着ではなく、深夜の再放送よりもゴールデンタイムの本放送方が影響は大きい訳ですので、次の本放送(17日夜19:30~)できちんと訂正を告知するかどうか、注目しています。
 *それにしても同番組が、一世一元制を定着させたのは明治政府が当時はほとんどの庶民に意識されていなかった天皇と天皇制をアピールするためのあの手この手の一つだった、と強調している部分は、「明治維新150年」について考える際の反面教師的素材として大いに”活用”できそうです。
 *天皇の肖像写真(「御真影」「御影」)を現人神の分身と位置づけ、火災や大地震などの非常時には児童・生徒安全確保よりも優先するように教員は義務付けられ、多くの教員が殉職に追い込まれた事実が存在します。(岩本務著「『御真影』に殉じた教師たち」大月書店1989年)
 *そうした暗い歴史として語られている「御真影」を「天皇のブロマイド」と茶化して表現する番組が、NHK総合TVのゴールデンアワーに公然と放映されたことに、世代の違いや右翼の影響力の低下を感じます。
 *だからこそ「明治維新150年」などという歴史歪曲・洗脳企画が安倍政権下で登場したのだと思えます。
 「御真影」を「天皇のブロマイド」ぐらいに受け止めている世代がNHKの番組を作り、それを局の校閲者たちが容認しているような状況を見て、安倍政権や「日本会議」系知識人は、再洗脳が可能と可能性があります。
 *けれども一方で、改めてかつての「御真影・教育勅語体制」下の学校教育がどのようなもので、いかに巧みに「動物的忠誠心」のみを植え付けられていたのかを知る機会を得れば、「その再現は真っ平御免!」と反応するのではないでしょうか。
 *「明治維新150年」企画を逆手に取って、安倍政権や「日本会議」などによる歴史歪曲・歴史修正の動きに対抗する手立てが、次々と登場してきているように思えますがいかがでしょうか。
   以上 報告と高嶋の私見です 転送・拡散は自由です

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