ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので、紹介します。
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★ 朝日の「社説」を真面目に紹介する
T.T.0667(ひょうたん島研究会)
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もうかなり旧聞になる1月12日(日)の朝日に、「未来をつくる共生/聞かれなかった声を聴く」という「社説」が載っていた。
今回は「茶化す」のではなく、「真面目に」紹介する。「学校」とか「教育」に燗する部分である。
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│【定住化の中で】 │
│ 名古屋市に住む知念友介さん(27)は、「出稼ぎ労働者」として来日した日 │
│系ブラジル人の両親のもと、富山県で生まれ育った。 │
│ 母語がポルトガル語の両親は日本語があまりできない。そのため、小学生│
│の時から、自治体や学校とのやりとり、携帯電話の契約などで通訳役をして│
│いたが、ちゃんと説明できているか自分も不安だった。困っている人の助け │
│になりたくて、弁護士を志した。 │
│ 高校までは近くの公立学校。奨学金を得て大学、法科大学院に進み、22 │
│年に司法試験に合格した。(略) │
│ 両親とも派遣労働だったが「ぜいたくを避け、教育を最優先してくれて今が│
│ある」。同じ背景の子どもたちが、同様のチャンスを当たり前に得られて │
│いるわけではない。(略) │
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以下、「学校」についての「数字的」な話。。
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│【障壁取り除けたら】 │
│ (略)たとえば、外国籍の子どもについては、親や保護者に就学義務がな │
│い。文部科学省の23年度の調査で、小・中学生の年齢で不就学の可能性の │
│ある子が約8600人いた。(略) │
│ 学校は、あらゆる行政サービスと子ども、その家族を結ぶ回路でもある。 │
│まず、アクセスを確保してほしい。 │
│ 日本語指導が必要な子どもも増えている。そうした生徒の高校の中退率が │
│8.5%で、全高校生の1.1%よりずっと高い。卒業しても、非正規就職率が38.6│
│%で、全高校生の3.1%との開きは大きい。小・中・高校の日本語指導を充 │
│実させ、社会に出る時のハンディキャップを取り除けないか。 │
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同感である。
我が「ニッポン」の「外国籍の子ども」たちに対する「冷たい仕打ち」を見るにつけ、哀しい気持ちになる。
もっと優しい国ーー「国」という言葉をぼくはほとんど使わないがーーに変わるようぼくも努力を続けたいと思う。
(25/01/19早朝)
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