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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

橋下市長!答えてください!

2015年09月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 「君が代」不起立で戒告処分を受けた大阪市の中学校校教員・松田幹雄です。
 9月11日15時から、橋下大阪市長に、公開質問書に答えるように要求する要請書(下掲)と「橋下市長への一言」(25枚)を届ける行動を行いました。
 「君が代」指導にかかわる公開質問書(リンク)提出から2か月、自分のこれまでの言動と市長としての責任から必ず答えるべき質問を無視して説明責任を果たさない、無責任な橋下市長の態度は許せません。多くの人に、公開質問書とそれに答えるべきだと要求する要請書の内容を知ってほしいです。よろしくお願いします。
大阪市長 橋下 徹 様
◎ 「君が代」指導にかかわる公開質問書に回答を求める要請書
2015年9月11日
大阪市立中学校教諭 松田幹雄
D-TaC(Democracy for Teachers and Children
~「君が代」処分撤回!松田さんとともに~)


 私、松田幹雄は、2015年3月の大阪市立中学校卒業式での「君が代」不起立不斉唱を理由に戒告処分を受けた大阪市立中学校教諭であり、D-TaCは、松田戒告処分の撤回をめざす支援組織です。
 私は、この処分が違憲・不法・不当であるとして、本年7月10日に大阪市人事委員会に処分取り消しの申し立てをしました。同時に、あなた、大阪市長橋下徹様あてに、『児童・生徒の「君が代」学習・指導にかかわる公開質問書』を提出しました。
 しかし、政策企画室秘書部の担当者が「公開質問書は橋下市長の目にふれるようにする」と言明したにも関わらず、2か月近くたった今日においても回答がありません。私は、7月23日にも、あなたの回答を求める訴えを「市民の声」に送り、政策企画室秘書部の担当者から、再び、「橋下市長の目にふれるようにする」という確約を得ています。その「市民の声」に送った訴えの中では、回答がないと、あなたの考えを勝手に想像してしまうとして、次のような想像まで書いています。
 「そもそも『教育』と『調教』はそれほどかわらない。愛国心を持たせるために『君が代』を歌えと『調教』して何が悪い」と思っておられるのか、「俺の関心事は、教職員が自分の指示・命令に従うかどうかということであって、子どもの教育内容には関心がない」と思っておられるのか、「政治家・市長の仕事は、教職員の服務規律の乱れをただすレールを敷くということであって、子どもの教育内容のような専門的なことは教育委員会や他の専門家が責任を持つ分野である」と思っておられるのか…
 あなたは、府知事時代から「バカ教員の思想・良心の自由よりも子どもたちへの祝福が重要だろう。」「職務命令に従わず、国歌を起立・斉唱しない者は公務員にしておけない。辞めさせる。」などと繰り返し発言されてきました。
 そして、愛国心の高揚などを目的に教職員に国歌(「君が代」)の起立・斉唱を義務づける『国旗国歌条例』や、同一職務命令に3回違反すれば免職にするという規定を盛り込んだ『職員基本条例』の制定を主導してこられました。
 私たちは、あなたの行為が大阪の子どもたちに「洗脳」「調教」というかつての「教育」と同様の状況を押し付けていると主張しています。市長という立場にありながら、職員の服務のことしか言わず、子ども達の教育のあり方についての質問を無視して、説明責任を果たさない…そんな態度が許されるでしょうか。黙殺して答えないのは、責任の放棄ではありませんか。「公開質問書」に必ずお答えいただきますようお願いいたします。
『「君が代」不起立処分撤回!松田さんとともに学校に民主主義を!
(Democracy for Teachers and Children)』
https://democracyforteachers.wordpress.com/
 ◆ 9.11市教委「協議」と橋下要請行動報告から
 松田です。
 昨日(9月11日)の「君が代」処分にかかわる大阪ネットと大阪市教委の「協議」(15:30から17:30過ぎまで、大阪市役所地下1階会議室)にご参加いただき、ありがとうございました。24人の参加者で、市教委の処分過程の問題点を明らかにし、不当性を追及しました。「君が代」強制と処分を実行している教育委員会のひどい姿が明らかになったと思います。30秒ほどですが、テレビ大阪の夕方のニュースでこの「協議」について報道していただいたということです。(誰か見られた方がおられれば教えてください)
 (略)

 「君が代」指導のあり方に関わって、「歌詞の意味を教えずに歌唱指導はできない。『君が代』の現代語訳は、『天皇陛下の世の中は 千年 万年 小さな 石が 大きな岩になって 苔が はえるまで永遠に』となると思うが、そういう意味だと説明していいか。」という問いに、市教委担当者(指導部中学校教育課指導主事)は、なんと、「市教委は、『君が代』の歌詞の意味について解釈する立場にない」と言ったのです。それに続けて、「文科省の検定に合格した音楽の教科書には、大意、『我が国の繁栄と平和を願う歌』と書いている」と続けました。
 「なぜ、『君が代』が『我が国』になるのか。生徒にどう説明するのか。」という追及すると、再び、「『君が代』の歌詞の意味について解釈する立場にない」です。
 その市教委が、学校(教職員)に「学習指導要領」と「大阪市条例」を根拠に、「国歌(「君が代」)をしっかり歌わせろ」と命令し、起立斉唱しない者を処分して、教職員を脅しているのです。参加者から、この無責任な姿勢に対して、「教育委員会というのは、品物を流す物流会社のようなものなのか」という感想も述べられました。
 (略)

 この「協議」で明らかになったことをもとに、宣伝内容や今後の市教委追及方針を考えていきたいと思います。今後ともご支援よろしくお願いします。
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