◎ 特定政党が政治介入する大阪の教育に風穴を!!
「井前処分を撤回させる会」への加入と協力をお願いします!!
【1】政党の政治介入でおかしくなった大阪の教育現場
今、大阪の教育現場では、①生徒や保護者の「授業アンケート」が教職員の「評価・育成システム」結果に反映され、特定教職員が校長や教育委員会による授業監察を何度も受けたり、給与に響いたりする、②校長が強い権限を持ち、人事権はもとより、職員会議は指示伝達機関、③卒業式、入学式の「君が代」斉唱時には起立斉唱する、不起立の場合は懲戒処分、再任用が保障されなくなる、不起立3回で原則クビ、等々が当然のようにまかり通っています。
管理的・抑圧的な職場環境の下で、日々教職員は目前の対応に追われ、「馬車馬」のごとく働かされているのが現状です。
一方、子どもたちにとって学校は、生活し学ぶ場から、数値目標と成果主義で目標に合わせ規格品を生み出す工場のようなものへ変化しつつあります。
しかし、こうした事態は昔からのことではありません。特定政党が議会の多数を占め、また松井知事・橋下市長が誕生し、その息のかかった中原教育長が、教育現場への政治介入を急速に強めてから拍車がかかったことなのです。
【2】教職員・市民の運動で徐々に事態は変わっている
しかし、彼らによる教育の政治支配は盤石ではありません。その貫徹を教職員、市民の運動が一定阻止してきたのです。
中原と特定政党が目論んだ教科書採択への介入(東京都のような実教教科書の排除)は阻止され、教育長が指示した「口元チェック」の試みは断念を余儀なくされました。そして教育「改革」を強権的に行った中原自身はパワハラによって辞任に追い込まれました。
【3】「井前処分」の撤回を勝ち取ろう~7月9日、戒告処分者7名により合同提訴
こうした教職員、市民の運動をリードしてきた一人である府立学校教員の井前が、起立・斉唱の「職務命令」もなく戒告処分を受けたのは昨年6月のことです。処分発令以降市民団体・「日の丸・君が代」強制反対大阪ネットを先頭とする運動で集めた署名は、全国のみなさんにご協力いただき、団体約150、個人約4500筆にものぼりました。この力を背景に、大阪府・府教委に対する粘り強い反対行動を取り組むことができました。本当にありがとうございます。
井前は、処分を不当として昨年8月8日に人事委員会提訴を行いました。しかし、人事委員会ではこの1年間を使って、府教委側との答弁書と反論書のやりとりを2回ずつ行っただけで、実質的な審理はまったく開始されていませんでした。1年近く経って、争点整理さえされていません。さらに、同じく戒告をされた仲間の2012年案件に対する裁決は、職務命令と戒告までの処分を容認した最高裁判決を盾に、はじめに結論ありきの裁決となっています。それを見越して、府教委側の私に対する反論も、最高裁判決とこの裁決にあぐらをかいたような内容です。
このような状況に対して、7月9日、井前を含む2012年以降に強制条例下で戒告処分を受けた7名が合同で、大阪地裁に提訴しました。戒告処分の取消しと損害賠償(10万円)を請求します。
訴状では、職務命令の違憲性(国民主権原理違反、思想良心の自由侵害、信教の自由侵害、子どもの学習権及び教師の教育の自由侵害、国旗国歌条例の違憲性、国際法違反)、戒告処分の違憲・違法(大阪府職員基本条例のもとでの戒告処分の違憲性、懲戒事由の不存在、裁量権の逸脱濫用)と手続上の違法を展開しています。
私たち井前の元同僚や友人たち一同は、裁判での処分撤回を勝ち取ること、同時に、この闘いを大阪の教育をおかしくしている
①「日の丸・君が代」強制条例、職員基本条例の廃止、
②「日の丸・君が代」強制・職務命令の教育長通達の撤回、
③松井大阪府知事・橋下大阪市長や彼らが率いる大阪維新の会による教育の政治支配を打ち破る闘い、
に発展させ、大阪の息苦しい教育現場に何とか風穴を開けたいと考えています。
今後とも、ご支援とご協力をお願いいたします。
「井前処分を撤回させる会」への加入と協力をお願いします!!
【1】政党の政治介入でおかしくなった大阪の教育現場
今、大阪の教育現場では、①生徒や保護者の「授業アンケート」が教職員の「評価・育成システム」結果に反映され、特定教職員が校長や教育委員会による授業監察を何度も受けたり、給与に響いたりする、②校長が強い権限を持ち、人事権はもとより、職員会議は指示伝達機関、③卒業式、入学式の「君が代」斉唱時には起立斉唱する、不起立の場合は懲戒処分、再任用が保障されなくなる、不起立3回で原則クビ、等々が当然のようにまかり通っています。
管理的・抑圧的な職場環境の下で、日々教職員は目前の対応に追われ、「馬車馬」のごとく働かされているのが現状です。
一方、子どもたちにとって学校は、生活し学ぶ場から、数値目標と成果主義で目標に合わせ規格品を生み出す工場のようなものへ変化しつつあります。
しかし、こうした事態は昔からのことではありません。特定政党が議会の多数を占め、また松井知事・橋下市長が誕生し、その息のかかった中原教育長が、教育現場への政治介入を急速に強めてから拍車がかかったことなのです。
【2】教職員・市民の運動で徐々に事態は変わっている
しかし、彼らによる教育の政治支配は盤石ではありません。その貫徹を教職員、市民の運動が一定阻止してきたのです。
中原と特定政党が目論んだ教科書採択への介入(東京都のような実教教科書の排除)は阻止され、教育長が指示した「口元チェック」の試みは断念を余儀なくされました。そして教育「改革」を強権的に行った中原自身はパワハラによって辞任に追い込まれました。
【3】「井前処分」の撤回を勝ち取ろう~7月9日、戒告処分者7名により合同提訴
こうした教職員、市民の運動をリードしてきた一人である府立学校教員の井前が、起立・斉唱の「職務命令」もなく戒告処分を受けたのは昨年6月のことです。処分発令以降市民団体・「日の丸・君が代」強制反対大阪ネットを先頭とする運動で集めた署名は、全国のみなさんにご協力いただき、団体約150、個人約4500筆にものぼりました。この力を背景に、大阪府・府教委に対する粘り強い反対行動を取り組むことができました。本当にありがとうございます。
井前は、処分を不当として昨年8月8日に人事委員会提訴を行いました。しかし、人事委員会ではこの1年間を使って、府教委側との答弁書と反論書のやりとりを2回ずつ行っただけで、実質的な審理はまったく開始されていませんでした。1年近く経って、争点整理さえされていません。さらに、同じく戒告をされた仲間の2012年案件に対する裁決は、職務命令と戒告までの処分を容認した最高裁判決を盾に、はじめに結論ありきの裁決となっています。それを見越して、府教委側の私に対する反論も、最高裁判決とこの裁決にあぐらをかいたような内容です。
このような状況に対して、7月9日、井前を含む2012年以降に強制条例下で戒告処分を受けた7名が合同で、大阪地裁に提訴しました。戒告処分の取消しと損害賠償(10万円)を請求します。
訴状では、職務命令の違憲性(国民主権原理違反、思想良心の自由侵害、信教の自由侵害、子どもの学習権及び教師の教育の自由侵害、国旗国歌条例の違憲性、国際法違反)、戒告処分の違憲・違法(大阪府職員基本条例のもとでの戒告処分の違憲性、懲戒事由の不存在、裁量権の逸脱濫用)と手続上の違法を展開しています。
私たち井前の元同僚や友人たち一同は、裁判での処分撤回を勝ち取ること、同時に、この闘いを大阪の教育をおかしくしている
①「日の丸・君が代」強制条例、職員基本条例の廃止、
②「日の丸・君が代」強制・職務命令の教育長通達の撤回、
③松井大阪府知事・橋下大阪市長や彼らが率いる大阪維新の会による教育の政治支配を打ち破る闘い、
に発展させ、大阪の息苦しい教育現場に何とか風穴を開けたいと考えています。
今後とも、ご支援とご協力をお願いいたします。
「井前処分を撤回させる会」
代表:森節雄 (〒590-0143 大阪府堺市南区新檜尾台3-3-11-102)
代表:森節雄 (〒590-0143 大阪府堺市南区新檜尾台3-3-11-102)
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