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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

政治責任はどうなる、政治判断による独善的な全国臨時休校決定

2020年03月05日 | 平和憲法
 ◆ 亡国の内閣 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 たまたまテレビで、下級生が上級生に手づくりの卒業証書を渡すシーンをみた。今春で廃校の予定だったが、この二日から全国臨時休校。それで、その日、唐突に最後の授業となった。
 何年か前、小学校でミサイル訓練があった。児童たちが教室の机の下に潜らされた。
 いまではバカげたエピソードのひとつにされているが、危機の宣伝に子どもをダシに使うのはよくない。
 今回の臨時休校も戦車に乗ってポーズをとったり、戦闘機に乗ってご満悦、号令好きの首相が、専門家会議に諮ることなく、大向こうを狙った独善的な決定だった。
 説明なしの決定だったため不満が高まった。
 一月中旬にコロナウイルスが問題になってから一カ月半、ようやく首相が会見にでてきた。
 が、演題左右に配置された、プロンプターの文字を読み上げるだけの演技だった。どの言葉にもひとを思う心がこもっていない首相としての痛みも方針もない。水際での防疫の失敗への反省もない
 子どもを抱えた親たちは仕事をどうするのか。
 子守りや食事やこまごまとした生活への配慮は、まったく見当たらない。

 耳についたのは、万全の対策をとる決意。盤石な検査、医療体制の構築。最大限動員など、いつもながらの空疎な大言壮語
 大臣たちも危機を危機として感じず、対策緊急会議をサボっていた亡国ぶり。(ルポライター)
『東京新聞』(2020年3月3日【本音のコラム】)

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