<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
(For a slogan of movement)
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
==================
少し遅くなりましたが、8月19、20日に行われた▲ 『許すな!「日の丸・君が代」強制止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(仮称・準備会) 第4回全国会議(大阪合宿)』の報告を、千葉から出席したみつはしさんが、千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会のホームページ(「ひのきみ通信」189号、8月25日)にhttp://homepage3.nifty.com/hinokimi書いてくれましたので、以下に紹介します。(私は参加できませんでした)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8月19~20日、大阪市「エルおおさか」において、標記会議が開催されました。
まだ未定、あるいは継続協議の部分も多いので、簡単に概要を報告します。
まず、参加者自己紹介のあと、愛知の小野さんから基調提案が行なわれ、これまでの到達点と今回会議の課題が提示されました。
その中で、「新たな戦前」「新たなファシズム」というべき時代にあって、わたしたちの新しい運動が果たすべき歴史的意義について、提案がありました。
つづいて東京の永井さんから、自衛隊の教育への介入について、報告がありました。
高校3年生(一部には中学3年生へも)への自衛隊勧誘の手紙送付、小中学校の「職場体験」・高校の「防災訓練」の自衛隊での実施など、全国各地の生々しい事例が報告されました。
なかでも、殺人を目的とした競技である「銃剣道」が教育現場への侵入を目論まれている事例として、都立光が丘高校と北豊島工業高校の国体参加問題が取りあげられました。
東京の青木さんからは、「新たな都立高校改革推進計画」および第3次教育ビジョン体制(2013.4~)についての報告がありました。
つづいて、安倍「教育再生」に反対する闘いの中間総括と今後の展望について提案がありました。
そのなかで、安倍「教育再生実行本部」体制の下で教育の国家統制が 強力に推進されている現状が指摘されました。
つぎに、「日の丸・君が代」をめぐる全国各地の状況が報告されました。
東京からは、田中さんに対する不当な「服務事故再発防止研修」についての報告などがありました。
大阪からは、井前さんに対する不当な「戒告」処分に対する闘争の報告などがありました。
福岡からは、不起立の動きに加えて、九電に対する脱原発の運動も報告されました。
千葉からは、「実教」日本史採択妨害問題などが報告されました(これについては、別項目で掲載します)。
神奈川からは、個人情報保護条例を活かす運動に関連して、国連人権規約委員会の動きを活用する運動が報告されました。
引き続いて、19日から20日にかけて、運動に関する活発な討論が展開されましたが、現段階でまとめることはできませんので、割愛させいてただきます。
最後に小野さんが、現時点で確認できることがらをいくつかまとめました。
おもなものは、つぎのとおりです。
◎リーフレットを作成する。
◎ウェブ・サイトを立ち上げる。
◎研究者のネットワークを立ち上げる。
◎現在の連絡先を、世話人とする。
◎年度内正式結成を目指して、次回会議を開催する。
次期通常国会に向けて、安倍政権は教育の国家統制のみならず、集団的自衛権容認法制、共謀罪など、憲法無視・民主主義破壊の政策実効化を狙っています。
わたしたちは、連帯を強めつつ、安倍ファッショ政権の打倒に向けて、がんばりましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上からも明らかなように、(準備会)はこの合宿を踏み台に、「年度内正式結成を目指して、次回会議を開催する」ことになりました。
「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成は新たな段階に入りました。
また文中、(これについては、別項目で掲載します)とありましたが、それについては、同じく千葉から会議に参加した石井さんが、以下のような文章を同じ「ひのきみ通信」に載せています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲ 千葉(高校)の「日の丸・君が代」をめぐる状況
今年3月、ある県立高校の卒業式で、国歌斉唱時に3人の教職員(3年担任二人含む)が不起立しました。
後日、保護者と名乗る人から学校に「ちゃんと指導しろ(起立斉唱させろ)」という電話があり、県教委にも連絡したようです(県教委から校長に電話あり)。
校長は担任2人を呼び事実確認したところ、一人は「座った」と認め、もう一人は「答えない」の返事。
3人目も誰か特定できず。結局、校長は「自分は現認していない。思想良心の自由の議論はしたくないし、今年で定年なのでもめたくない。」と説明し、その後の事情聴取や処分はありませんでした。
このように、千葉県では少数の不起立者が存在し続けていますが、強い処分攻撃はありません。
最後の処分は2003年(文書訓告)です。
業績評価制度の賃金反映もまだありませんが、いつ強行されてもおかしくない状況です。
2014年度は高校への主幹教諭の配置が強行されました。
森田健作知事の肝いりで、昨年度から高校でも「道徳」授業(1年生のLHRで10時間を含み総合的学習・行事等で合計35時間)がスタートしています。
現在、高校日本史の実教教科書の採択問題が大きな焦点となっています。
昨年は船橋や松戸の市立高校で選定後の市教育委員会会議の場で問題となりましたが、最終的には採択されました。
しかし、その後も県議会で一部の右派議員による実教教科書攻撃が続き、県教委は11月に「11・20通知」(別紙:実教日本史教科書の国旗国歌法のページをあげ 丁寧に指導するよう強調)を出しました。
ある高校へは右派系組織の市民が実教問題について学校に抗議にくる行動もありました。
県教委は、校長会や教頭会の度毎に通知を念押しし、「実教を選ぶ場合は相当詳しい選定理由が必要、もめ事になるかもしれない」と思わせ、実質的に実教排除の圧力をかけました。
今年2~6月には、関係校(今年度の実教教科書使用校)の校長が社会科主任或いは社会科教員を呼び出し、来年度使用教科書の選定で実教を変更する意向を告げる校長が複数いたようです。
また、7/11選定理由書の県報告期限までに、社会科の実教選定の決定を校長が覆し実教以外に変更させて報告した学校も複数存在します。
さらに、7/22県教委は実教を選定して報告したいくつかの学校に対し、電話連絡で選定理由書の理由の追加を求めました。
当該校の教員は「理由書の書き直しは今までしたこともなく、昨年も同じ内容で問題となっていない、日本史だけ直せとはおかしい」と憤慨しました。
そしてついに、8/4に事務連絡「選定理由の追加提出について」(裏面:略)が実教日本史選定の全高校に送付されました。
内容は、[1]国旗国歌法に関する注釈、[2]巻末の太平洋戦争の犠牲者数、[3]南京大虐殺の犠牲者数、この3点についてどんな資料を使い具体的にどう指導する計画か8/13までに提出せよ、というものです。
8月中にヒアリングを実施するとも脅かしています。
「指導案を書け」と要求された学校もあるとの情報もあります。
不当な排除であることが明白であるにも関わらず、なりふり構わない難癖攻撃です。
東京・神奈川を真似るような異常な事態が進行中です。
組合では委員長が直接県教委に抗議し、現在、全県的状況の把握と該当校会議を開催して何とか、該当校を支え連帯して闘えないか、模索してる最中です。
千葉高教組の組織率は一割前後まで低下しましたが、定期大会スローガンには「『日の丸・君が代』の強制を許さない」があり、「日の丸・君が代」対策委員会は活動を続けています。
今後も、「日の丸・君が代」強制反対のために、同じ志を持つ全国の教組や裁判闘争の仲間・市民運動グループ・学者・政治家らと連帯を強め闘っていきたいと考えています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、本日(8月25日)には、支部の代表や各分会の中央委員が集まる「拡大中央委員会」が開かれ、大いに論議になり、終了後「該当校会議」も開かれました。
9月15日が最終的な決定日のようですが、該当校へのヒアリングも行われるようです。
それまで、闘いは続きます。今、千葉の仲間たちは闘っています。
首都圏ではすでに「東京」・「神奈川」・「埼玉」で実教出版日本史教科書がゼロになるという事態です。
明治維新の前夜、長州征伐があり、それがかえって幕府の命脈を縮めました。
今千葉にかけられている攻撃は長州ならぬ房州征伐のようなものです。
かつて「正兵」ならぬ「奇兵」隊を作り高杉晋作は幕府軍を破りました。
その高杉晋作のような人物と奇兵隊のような面々が、房州にも出てくることを期待します。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
(For a slogan of movement)
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
==================
少し遅くなりましたが、8月19、20日に行われた▲ 『許すな!「日の丸・君が代」強制止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(仮称・準備会) 第4回全国会議(大阪合宿)』の報告を、千葉から出席したみつはしさんが、千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会のホームページ(「ひのきみ通信」189号、8月25日)にhttp://homepage3.nifty.com/hinokimi書いてくれましたので、以下に紹介します。(私は参加できませんでした)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8月19~20日、大阪市「エルおおさか」において、標記会議が開催されました。
まだ未定、あるいは継続協議の部分も多いので、簡単に概要を報告します。
まず、参加者自己紹介のあと、愛知の小野さんから基調提案が行なわれ、これまでの到達点と今回会議の課題が提示されました。
その中で、「新たな戦前」「新たなファシズム」というべき時代にあって、わたしたちの新しい運動が果たすべき歴史的意義について、提案がありました。
つづいて東京の永井さんから、自衛隊の教育への介入について、報告がありました。
高校3年生(一部には中学3年生へも)への自衛隊勧誘の手紙送付、小中学校の「職場体験」・高校の「防災訓練」の自衛隊での実施など、全国各地の生々しい事例が報告されました。
なかでも、殺人を目的とした競技である「銃剣道」が教育現場への侵入を目論まれている事例として、都立光が丘高校と北豊島工業高校の国体参加問題が取りあげられました。
東京の青木さんからは、「新たな都立高校改革推進計画」および第3次教育ビジョン体制(2013.4~)についての報告がありました。
つづいて、安倍「教育再生」に反対する闘いの中間総括と今後の展望について提案がありました。
そのなかで、安倍「教育再生実行本部」体制の下で教育の国家統制が 強力に推進されている現状が指摘されました。
つぎに、「日の丸・君が代」をめぐる全国各地の状況が報告されました。
東京からは、田中さんに対する不当な「服務事故再発防止研修」についての報告などがありました。
大阪からは、井前さんに対する不当な「戒告」処分に対する闘争の報告などがありました。
福岡からは、不起立の動きに加えて、九電に対する脱原発の運動も報告されました。
千葉からは、「実教」日本史採択妨害問題などが報告されました(これについては、別項目で掲載します)。
神奈川からは、個人情報保護条例を活かす運動に関連して、国連人権規約委員会の動きを活用する運動が報告されました。
引き続いて、19日から20日にかけて、運動に関する活発な討論が展開されましたが、現段階でまとめることはできませんので、割愛させいてただきます。
最後に小野さんが、現時点で確認できることがらをいくつかまとめました。
おもなものは、つぎのとおりです。
◎リーフレットを作成する。
◎ウェブ・サイトを立ち上げる。
◎研究者のネットワークを立ち上げる。
◎現在の連絡先を、世話人とする。
◎年度内正式結成を目指して、次回会議を開催する。
次期通常国会に向けて、安倍政権は教育の国家統制のみならず、集団的自衛権容認法制、共謀罪など、憲法無視・民主主義破壊の政策実効化を狙っています。
わたしたちは、連帯を強めつつ、安倍ファッショ政権の打倒に向けて、がんばりましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上からも明らかなように、(準備会)はこの合宿を踏み台に、「年度内正式結成を目指して、次回会議を開催する」ことになりました。
「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成は新たな段階に入りました。
また文中、(これについては、別項目で掲載します)とありましたが、それについては、同じく千葉から会議に参加した石井さんが、以下のような文章を同じ「ひのきみ通信」に載せています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲ 千葉(高校)の「日の丸・君が代」をめぐる状況
今年3月、ある県立高校の卒業式で、国歌斉唱時に3人の教職員(3年担任二人含む)が不起立しました。
後日、保護者と名乗る人から学校に「ちゃんと指導しろ(起立斉唱させろ)」という電話があり、県教委にも連絡したようです(県教委から校長に電話あり)。
校長は担任2人を呼び事実確認したところ、一人は「座った」と認め、もう一人は「答えない」の返事。
3人目も誰か特定できず。結局、校長は「自分は現認していない。思想良心の自由の議論はしたくないし、今年で定年なのでもめたくない。」と説明し、その後の事情聴取や処分はありませんでした。
このように、千葉県では少数の不起立者が存在し続けていますが、強い処分攻撃はありません。
最後の処分は2003年(文書訓告)です。
業績評価制度の賃金反映もまだありませんが、いつ強行されてもおかしくない状況です。
2014年度は高校への主幹教諭の配置が強行されました。
森田健作知事の肝いりで、昨年度から高校でも「道徳」授業(1年生のLHRで10時間を含み総合的学習・行事等で合計35時間)がスタートしています。
現在、高校日本史の実教教科書の採択問題が大きな焦点となっています。
昨年は船橋や松戸の市立高校で選定後の市教育委員会会議の場で問題となりましたが、最終的には採択されました。
しかし、その後も県議会で一部の右派議員による実教教科書攻撃が続き、県教委は11月に「11・20通知」(別紙:実教日本史教科書の国旗国歌法のページをあげ 丁寧に指導するよう強調)を出しました。
ある高校へは右派系組織の市民が実教問題について学校に抗議にくる行動もありました。
県教委は、校長会や教頭会の度毎に通知を念押しし、「実教を選ぶ場合は相当詳しい選定理由が必要、もめ事になるかもしれない」と思わせ、実質的に実教排除の圧力をかけました。
今年2~6月には、関係校(今年度の実教教科書使用校)の校長が社会科主任或いは社会科教員を呼び出し、来年度使用教科書の選定で実教を変更する意向を告げる校長が複数いたようです。
また、7/11選定理由書の県報告期限までに、社会科の実教選定の決定を校長が覆し実教以外に変更させて報告した学校も複数存在します。
さらに、7/22県教委は実教を選定して報告したいくつかの学校に対し、電話連絡で選定理由書の理由の追加を求めました。
当該校の教員は「理由書の書き直しは今までしたこともなく、昨年も同じ内容で問題となっていない、日本史だけ直せとはおかしい」と憤慨しました。
そしてついに、8/4に事務連絡「選定理由の追加提出について」(裏面:略)が実教日本史選定の全高校に送付されました。
内容は、[1]国旗国歌法に関する注釈、[2]巻末の太平洋戦争の犠牲者数、[3]南京大虐殺の犠牲者数、この3点についてどんな資料を使い具体的にどう指導する計画か8/13までに提出せよ、というものです。
8月中にヒアリングを実施するとも脅かしています。
「指導案を書け」と要求された学校もあるとの情報もあります。
不当な排除であることが明白であるにも関わらず、なりふり構わない難癖攻撃です。
東京・神奈川を真似るような異常な事態が進行中です。
組合では委員長が直接県教委に抗議し、現在、全県的状況の把握と該当校会議を開催して何とか、該当校を支え連帯して闘えないか、模索してる最中です。
千葉高教組の組織率は一割前後まで低下しましたが、定期大会スローガンには「『日の丸・君が代』の強制を許さない」があり、「日の丸・君が代」対策委員会は活動を続けています。
今後も、「日の丸・君が代」強制反対のために、同じ志を持つ全国の教組や裁判闘争の仲間・市民運動グループ・学者・政治家らと連帯を強め闘っていきたいと考えています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、本日(8月25日)には、支部の代表や各分会の中央委員が集まる「拡大中央委員会」が開かれ、大いに論議になり、終了後「該当校会議」も開かれました。
9月15日が最終的な決定日のようですが、該当校へのヒアリングも行われるようです。
それまで、闘いは続きます。今、千葉の仲間たちは闘っています。
首都圏ではすでに「東京」・「神奈川」・「埼玉」で実教出版日本史教科書がゼロになるという事態です。
明治維新の前夜、長州征伐があり、それがかえって幕府の命脈を縮めました。
今千葉にかけられている攻撃は長州ならぬ房州征伐のようなものです。
かつて「正兵」ならぬ「奇兵」隊を作り高杉晋作は幕府軍を破りました。
その高杉晋作のような人物と奇兵隊のような面々が、房州にも出てくることを期待します。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます