▼ 福島「全域コメ出荷」発表の日に、
コメどころ新潟の汚染が発表された
(略)
10月12日、新潟、秋田の調査結果が発表された。文科省のサイトを見てほしい。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/10/17485.pdf
秋田の汚染についてはほぼ全域平方メートル1万ベクレル以下なので詳しいことはわからない。
しかしやはり恐れていた新潟の汚染が明らかになった。平方メートルあたり10万ベクレル以上を計測したホットスポットが、コシヒカリで有名な魚沼を含め内陸寄りの県境に沿うように散在する。コメどころ新潟の汚染調査をどうして今まで延ばしていたのか、許しがたい。
新潟、県境・北部に高いセシウム蓄積 汚染マップ公表 『朝日新聞』(2011/10/13)から
福島県の米が全域出荷可能になったということで知事が「安全宣言」をし、調査を全部やめてしまった報道が流れていたが、新潟の汚染発表とこの福島の米「安全」発表を合わせたとしか考えられない。
福島の米も、報道各社は具体的な数値を一切明らかにしなかった。農水省のサイトによると、伊達市では1キロ163ベクレル、福島市では1キロ139ベクレルという、政府「暫定基準値」500ベクレルを下回っているとはいえ、自分だったら子どもには絶対食べさせたくないと思う数値である。毎日食べるコメと思うとなおさらである。
それを一律に「全部下回った、安全だ!」と報道し、笑顔の農家に取材する。
報道によっては「暫定基準値」とさえいわず、「国の基準を下回る」と言っている。暫定基準値の「暫定」を市民に忘れさせようとする方策か。「暫定基準値」が事実上の正式基準とされ、なし崩しになっていく。緊急時だからやむを得ないとした「暫定基準値」が大手を振ってのさばり、もともと市民の被曝基準である年間1ミリシーベルトは無視される。責任を逃れ産業を守るために、「暫定基準値」がクリアされると「安全宣言」するのに、子どもたちが「国の基準」である年間一ミリシーベルトを大きく超える被曝が予測されても、「危険宣言」はしない。
この矛盾にこそ、経済優先、人命軽視の国の姿勢が象徴されている。
(以下略)
『Peace Philosophy Centre』(Thursday, October 13, 2011)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/10/blog-post_13.html
コメどころ新潟の汚染が発表された
(略)
10月12日、新潟、秋田の調査結果が発表された。文科省のサイトを見てほしい。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/10/17485.pdf
秋田の汚染についてはほぼ全域平方メートル1万ベクレル以下なので詳しいことはわからない。
しかしやはり恐れていた新潟の汚染が明らかになった。平方メートルあたり10万ベクレル以上を計測したホットスポットが、コシヒカリで有名な魚沼を含め内陸寄りの県境に沿うように散在する。コメどころ新潟の汚染調査をどうして今まで延ばしていたのか、許しがたい。
新潟、県境・北部に高いセシウム蓄積 汚染マップ公表 『朝日新聞』(2011/10/13)から
福島県の米が全域出荷可能になったということで知事が「安全宣言」をし、調査を全部やめてしまった報道が流れていたが、新潟の汚染発表とこの福島の米「安全」発表を合わせたとしか考えられない。
福島の米も、報道各社は具体的な数値を一切明らかにしなかった。農水省のサイトによると、伊達市では1キロ163ベクレル、福島市では1キロ139ベクレルという、政府「暫定基準値」500ベクレルを下回っているとはいえ、自分だったら子どもには絶対食べさせたくないと思う数値である。毎日食べるコメと思うとなおさらである。
それを一律に「全部下回った、安全だ!」と報道し、笑顔の農家に取材する。
報道によっては「暫定基準値」とさえいわず、「国の基準を下回る」と言っている。暫定基準値の「暫定」を市民に忘れさせようとする方策か。「暫定基準値」が事実上の正式基準とされ、なし崩しになっていく。緊急時だからやむを得ないとした「暫定基準値」が大手を振ってのさばり、もともと市民の被曝基準である年間1ミリシーベルトは無視される。責任を逃れ産業を守るために、「暫定基準値」がクリアされると「安全宣言」するのに、子どもたちが「国の基準」である年間一ミリシーベルトを大きく超える被曝が予測されても、「危険宣言」はしない。
この矛盾にこそ、経済優先、人命軽視の国の姿勢が象徴されている。
(以下略)
『Peace Philosophy Centre』(Thursday, October 13, 2011)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/10/blog-post_13.html
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