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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

たんぽぽ舎です。【TMM:No2035】地震と原発事故情報 2013年12月2日(月)

2013年12月03日 | フクシマ原発震災
 ▼ 原発止めたら「海の環境がもりもり改善!?」リポート
   (「SPA」12月3日号 SPECIAL REPORTより抜粋)
  ○クジラ死体漂着 →なくなった!(川内・鹿児島県)
  ○クラゲ被害 →激減!(若狭湾・福井県)
  ○スケトウダラ →漁獲量1.5倍に(泊・北海道)


 現在、日本で稼働している原発は1基もない。これまで、原発を冷やすために取り込んだ海水が温められ、海に放出され続けてきた。ところがこの「温排水」が止まったことで、原発周辺の海域の環境が回復してきているという!
原発停止によって(良い意味で)激変した各地の海の状況をリポートする。

 ○川内原発(鹿児島県)
  クジラ、ウミガメの死体漂着がゼロに! チリメンの漁獲も急増


 「これまで、季節によっては毎日のようにサメやエイ、ダツなどの大型魚類や、クジラやイルカなどの海生哺乳類、ウミガメや海鳥の死体が海岸に漂着していました。原発ができる前は、こんなことは全然ありませんでした。」サメの死体が1日で4体もうち上げられたこともあったそうだ。
 「それが、川内原発が停止した2011年9月以降、これらの死体漂着は一切なくなったのです
 また、この近辺ではウミガメの異常行動がよく確認されていた。「ところが、現在ではウミガメの産卵は順調に行われています」
  ◇・海の小さな生物が大量に殺されていた

 ○若狭湾の原発(福井県)
  温排水停止で、減少していた北方系の魚介類が戻ってきた


 京都大学舞鶴水産実験所の益田玲爾所長は、2004年以降、毎年1月下旬から3月上旬に高浜原発の放水口から北東2kmの「音海(オトミ)」という海域に生息する魚介を定点観測してきた。
 「2004年から2011年にかけて、原発から2kmの地点の水温が、湾内外のの他の海域より2℃高くなっていました。(中略) 原発の温排水で、春や夏に来た南方系の魚介類が冬を越せるようになっていました。本来いるはずのない生物が繁殖することで大きな混乱がおきていました
 ところが、温排水が止まったことで、元の健全な生態系が音海の海に戻りつつあるという。
 ◇クラゲ大発生の漁業被害も激減

 ○泊原発(北海道)
  激減していたスケソウダラの漁獲量が1.5倍に


 (前略)「かつては」150隻の舟がスケソウダラ漁に出ていて、1982年の漁獲量は1万7000トンありました。しかし泊原発稼働後スケソウダラ漁は壊滅状態となり、今は3隻が細々と漁を続けている状況。町の人口も半分に減ってしまいました」 (中略)
 興味深いのは、2012年5月に泊原発が停止した後のスケソウダラの漁獲量の変化だ。
 「2012年11月から2013年2月の漁獲量は、2011年11月から2012年2月に比べ約1.5倍に増加しました。これを『温排水停止に影響』とするのは気が早いでしょうが、今後も漁獲量が増えていくならば、温排水の停止が好影響を与えているといっていいのではないかと思います」
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