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引っ込みがつかなくなって暴走しはじめた都教委

2016年05月23日 | 暴走する都教委
「不適切メール」免職教諭に なぜ停職6カ月の再処分 (週刊金曜日)
池添徳明(ジャーナリスト)

 東京都教育委員会は5月9日、女子生徒に「不適切なメール」を送ったとして懲戒免職処分とした都立高校の男性教諭(34歳)に対し、免職処分を取り消す判決が確定したことを受け、改めて停職6カ月の再処分を発令した。
 都教委は、男性教諭が性的表現を含む845通のメールを女子生徒に送信したなどとして2014年7月に懲戒免職処分にしたが、東京地裁は「免職処分は裁量権を逸脱濫用している」として処分を取り消し、東京高裁も今年3月に一審判決を支持して確定した。
 男性教諭は、親から虐待されていた女子生徒の相談に乗り、高校生活を支えて励ますためのメールだったと一貫して主張。
 東京高裁判決は、複雑な家庭で精神的に逃げ場がない女子生徒の求めに応じてのメールだったと認定。生徒の窮状を見かねた支援目的だったことや、女子生徒が現在も男性教諭に感謝していることに触れるなど、一審判決の事実認定を大幅変更した。
 「免職処分には女子生徒の気持ちが全く配慮されていない」として、「女子生徒の窮状に乗じた不適切な行為」とする都教委の主張を退けた。
 都教委は、女子生徒が親から虐待を受けていた事実を把握せず、女子生徒から話も聞かずに男性教諭の免職処分を決定
 教諭が不利になるように、事実に反する校長陳述書を都教委人事部職員課の相賀直(あいがなお)・管理主事が捏造して裁判所に提出させたことなどが、裁判で明らかになった。
 相賀管理主事らの処分は確認されていない。

 男性教諭は「高裁判決の事実認定や、都教委の事情聴取での主張を無視した強引な再処分だ」として、都人事委員会に停職処分の取り消しを求め審査請求した。
 女子生徒を虐待していた父親の話を鵜呑みにして、家庭環境などの状況を調べもせず処分した都教委は、引っ込みがつかなくなって暴走しているようだ
『週刊金曜日 1088号』(2016.5.20【金曜アンテナ】)

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