「つくる会」教科書採択に反対する杉並・親の会
http://www16.plala.or.jp/kyoukasyo/index.html
09月03日(日) 日記
迷彩服の自衛隊が参加する総合防災訓練への強制動員
☆9月3日、区立小中学校67校で、一斉に震災時の避難所の立ち上げ訓練が行われました。年々、迷彩服を着た自衛隊が参加することが、当たり前のようになり、特に今年は、昨年に続いて夏休み明け、最初の休日に登校させ、生徒や保護者を強制的に参加させるということで、怒りや不安の声があがっています。
「つくる会」の公民教科書には、「平和主義」として、自衛隊と憲法9条を変える必要性ついて2ページにも渡って書かれているだけでなく、自衛隊の「国際貢献」の写真が何ヶ所にも出てきます。「イラク復興支援」に派遣されている航空自衛隊は今、イラクの人を殺している米軍を輸送する任務に当たっています。「つくる会」歴史教科書を選んだ杉並区は、次は自衛隊主導の防災訓練に参加させ、戦争にいく子どもをつくろうとしているのです。
メイン会場の桃井原っぱひろばでは、桃井第一小学校の生徒・保護者が集められた中、井荻中の生徒がけが人(ダミー人形)を自衛隊の主導でヘリコプターに乗せる訓練が行われました。こんな大勢の人が集まっているところにわざわざ、ヘリコプターが突っ込んで着陸するのですから、「何かあったら」と危険な思いがしました。
そして、飛び立つヘリコプターに無邪気に手を振る大勢の小学生の姿に、「特攻隊に感謝しろ」と公言する山田区長の意図を見ました。
会場の外では、「区は総合防災訓練への小・中学校の動員を中止せよ」と書いたビラを区議会議員やその支援者が配っていましたが、「自衛隊も参加するの?」と言いながら受け取って行く人も大勢いて、この事実をもっと知らせて行きたいと思いました。
これに先立つ、9月1日、杉並・親の会は、杉並区長と教育委員会に「小・中学生を『総合防災訓練』に強制参加させる事に反対します」など5項目の申し入れを行いました。
申入れ書
2006年9月1日
杉並区長 山田 宏 殿
杉並区教育委員会委員長 丸田 頼一殿
杉並区教育長 井出 隆安殿
杉並区では全区一斉訓練として、9月3日に総合防災訓練を計画しています。区立小中学校の児童生徒は学校行事の一環として強制参加との事ですが、この度の訓練は、住民無視のかなり強引なものであり認めるわけにはいきません。
夏休み明け最初の日曜日の終日、子どもたちを拘束する事について、殆どの学校で保護者宛の案内が出されていません。各家庭ではそれぞれに予定を組んでいる事と思います。始業式に配布されるプリントを見てびっくりする保護者は多いはずです。
また、当日には、東京都全都規模の各種団体において、様々な行事が予定されています。加盟団体の活動をするために、やむを得ず学校を欠席する児童生徒も見込まれます。個人の資格で参加している団体は学校を欠席する事で対応できますが、学校が区単位で加盟している団体については学校行事優先です。その結果、区大会で優秀な成績をおさめていて、都大会からさらに全国大会をめざす場合、都大会棄権を強いられているとも聞きます。学校生活において日々努力している子どもたちの苦労を踏みにじる区の姿勢は、子どもたちにどう映るでしょうか。
総合訓練に際して、中学校によっては、運動系部員をとくに中心的役割に組み込んでいるところもあると聞いています。井荻中学校の生徒は、自衛隊との合同訓練へ動員されています。防災訓練になぜ自衛隊が必要なのでしょうか。
私たち杉並・親の会は「つくる会」教科書を戦争賛美・こどもたちを戦争に向かわせる教科書として批判してきました。「つくる会」公民教科書は、他の教科書には見られない「国防の意義やそれを担う自衛隊の存在意義」について明記しています。「平和主義」の項目では、平和憲法の根幹である「9条」についての記述されるべきところに、「自衛軍は不可欠」「9条は変えるべき」と9条を否定する内容になっています。自衛隊が参加する総合防災訓練への強制動員は、「つくる会」歴史教科書の採択に続いて、杉並区が本気で戦争に行く子どもをつくるために行うものだとしか思えません。
杉並区は、5月30日「杉並区国民保護計画」案を発表しました。都内に「敵国」が侵攻・占領したとあり得ない想定をし、この「計画」に基づいて、区長、教育長、自衛隊、警察が指揮をし、区の職員や区民を動員した戦災避難訓練を行おうとしています。今回の総合防災訓練は、この動きを進めるものです。
学校行事は新年度が始まる前に決められ、年間スケジュールとして教育委員会に提出されているはずです。教職員や子どもたち、保護者もそのスケジュールにそって日々生活しています。その日程を強引に変更する事は教育行政の教育内容への不当な介入であり、教育基本法第10条に違反します。
今年度はもちろん、今後の杉並区の総合防災訓練運営について、私たちは次の事を申し入れます。
1.小・中学生を「総合防災訓練」に強制参加させる事に反対します。計画は中止すること
2.防災訓練は任意参加とすること
3.学校では防災訓練不参加者を欠席として扱わないこと
4.教育委員会は学校教育の内容に介入しないこと。環境整備に徹すること
5.自衛隊・警察を参加させないこと
以上
9月3日 杉並区総合防災訓練に反対!
http://www16.plala.or.jp/kyoukasyo/index.html
09月03日(日) 日記
迷彩服の自衛隊が参加する総合防災訓練への強制動員
☆9月3日、区立小中学校67校で、一斉に震災時の避難所の立ち上げ訓練が行われました。年々、迷彩服を着た自衛隊が参加することが、当たり前のようになり、特に今年は、昨年に続いて夏休み明け、最初の休日に登校させ、生徒や保護者を強制的に参加させるということで、怒りや不安の声があがっています。
「つくる会」の公民教科書には、「平和主義」として、自衛隊と憲法9条を変える必要性ついて2ページにも渡って書かれているだけでなく、自衛隊の「国際貢献」の写真が何ヶ所にも出てきます。「イラク復興支援」に派遣されている航空自衛隊は今、イラクの人を殺している米軍を輸送する任務に当たっています。「つくる会」歴史教科書を選んだ杉並区は、次は自衛隊主導の防災訓練に参加させ、戦争にいく子どもをつくろうとしているのです。
メイン会場の桃井原っぱひろばでは、桃井第一小学校の生徒・保護者が集められた中、井荻中の生徒がけが人(ダミー人形)を自衛隊の主導でヘリコプターに乗せる訓練が行われました。こんな大勢の人が集まっているところにわざわざ、ヘリコプターが突っ込んで着陸するのですから、「何かあったら」と危険な思いがしました。
そして、飛び立つヘリコプターに無邪気に手を振る大勢の小学生の姿に、「特攻隊に感謝しろ」と公言する山田区長の意図を見ました。
会場の外では、「区は総合防災訓練への小・中学校の動員を中止せよ」と書いたビラを区議会議員やその支援者が配っていましたが、「自衛隊も参加するの?」と言いながら受け取って行く人も大勢いて、この事実をもっと知らせて行きたいと思いました。
これに先立つ、9月1日、杉並・親の会は、杉並区長と教育委員会に「小・中学生を『総合防災訓練』に強制参加させる事に反対します」など5項目の申し入れを行いました。
申入れ書
2006年9月1日
杉並区長 山田 宏 殿
杉並区教育委員会委員長 丸田 頼一殿
杉並区教育長 井出 隆安殿
杉並区では全区一斉訓練として、9月3日に総合防災訓練を計画しています。区立小中学校の児童生徒は学校行事の一環として強制参加との事ですが、この度の訓練は、住民無視のかなり強引なものであり認めるわけにはいきません。
夏休み明け最初の日曜日の終日、子どもたちを拘束する事について、殆どの学校で保護者宛の案内が出されていません。各家庭ではそれぞれに予定を組んでいる事と思います。始業式に配布されるプリントを見てびっくりする保護者は多いはずです。
また、当日には、東京都全都規模の各種団体において、様々な行事が予定されています。加盟団体の活動をするために、やむを得ず学校を欠席する児童生徒も見込まれます。個人の資格で参加している団体は学校を欠席する事で対応できますが、学校が区単位で加盟している団体については学校行事優先です。その結果、区大会で優秀な成績をおさめていて、都大会からさらに全国大会をめざす場合、都大会棄権を強いられているとも聞きます。学校生活において日々努力している子どもたちの苦労を踏みにじる区の姿勢は、子どもたちにどう映るでしょうか。
総合訓練に際して、中学校によっては、運動系部員をとくに中心的役割に組み込んでいるところもあると聞いています。井荻中学校の生徒は、自衛隊との合同訓練へ動員されています。防災訓練になぜ自衛隊が必要なのでしょうか。
私たち杉並・親の会は「つくる会」教科書を戦争賛美・こどもたちを戦争に向かわせる教科書として批判してきました。「つくる会」公民教科書は、他の教科書には見られない「国防の意義やそれを担う自衛隊の存在意義」について明記しています。「平和主義」の項目では、平和憲法の根幹である「9条」についての記述されるべきところに、「自衛軍は不可欠」「9条は変えるべき」と9条を否定する内容になっています。自衛隊が参加する総合防災訓練への強制動員は、「つくる会」歴史教科書の採択に続いて、杉並区が本気で戦争に行く子どもをつくるために行うものだとしか思えません。
杉並区は、5月30日「杉並区国民保護計画」案を発表しました。都内に「敵国」が侵攻・占領したとあり得ない想定をし、この「計画」に基づいて、区長、教育長、自衛隊、警察が指揮をし、区の職員や区民を動員した戦災避難訓練を行おうとしています。今回の総合防災訓練は、この動きを進めるものです。
学校行事は新年度が始まる前に決められ、年間スケジュールとして教育委員会に提出されているはずです。教職員や子どもたち、保護者もそのスケジュールにそって日々生活しています。その日程を強引に変更する事は教育行政の教育内容への不当な介入であり、教育基本法第10条に違反します。
今年度はもちろん、今後の杉並区の総合防災訓練運営について、私たちは次の事を申し入れます。
1.小・中学生を「総合防災訓練」に強制参加させる事に反対します。計画は中止すること
2.防災訓練は任意参加とすること
3.学校では防災訓練不参加者を欠席として扱わないこと
4.教育委員会は学校教育の内容に介入しないこと。環境整備に徹すること
5.自衛隊・警察を参加させないこと
以上
9月3日 杉並区総合防災訓練に反対!
管理人見習の故郷である群馬県に向かった。
「まだ日本にこんなところがあったのか」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、そして
彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
高度成長だの、神武景気だの、オリンピックだので浮かれていた我々は改めて
農村の現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに「息子が申し訳ありません」と
我々に何度も土下座して詫びた。我々はこの時初めて管理人見習を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は管理人見習の母親から貰った干し柿を手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた