goo blog サービス終了のお知らせ 

パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(369)

2015年10月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◆ 岸田さん処分事件勝訴 都教委7連敗
   この力を10・17集会の成功へ


 ◆ 岸田さん処分事件勝訴!―都教委 教育裁判で7連敗
 昨日8日の「戦争法廃止!安部内閣退陣!総がかり行動集会」は、会場の文京シビック大ホールを埋め尽くす1750名が結集し、来年の5・3憲法集会を目処に2000万人以上の国会請願署名を集め、参議院選挙で自公政権を少数に追い込み、戦争法廃止・安倍政権打倒を実現するための決起の集会となりました。
 この集会に先立つ8日午後、岸田静枝さん(元小学校教員、音楽専科)の停職処分取消、都人事委員会裁決取消訴訟(東京地方裁判所 平成25年(行ウ)第504号懲戒処分取消等請求事件)の判決がありました
 東京地裁民事19部(清水響裁判長)は、岸田さんのピアノ不伴奏による職務命令違反を理由とした処分について、「本件処分は社会通念上著しく妥当を欠き、懲戒権者の裁量を逸脱したものとして違法」として、東京都教育委員会による停職1ヶ月の原処分(2010年3月30日付)の都人事委員会による減給10分の1・1月への修正裁決(2013年2月7日付)を取り消しました
 特筆すべきは、都人事委員会裁決による懲戒処分が裁判で取り消されたのは、「君が代」裁判では初で(私の知る限り他の都教委関連裁判でもない)、「画期的判決」ということができます。
 また、岸田さんは、過去4回(2004年5月戒告処分・不起立、2004年12月減給1月・再発防止研修を受講せず、2005年3月・減給6月・不起立、2005年12月戒告処分・再発防止研修でのゼッケン着用)の処分歴がありますが、過去の処分歴を理由とした今回の処分を「違法」として取り消したことになります。累積加重処分や都教委に追随して最高裁判決が違法とした減給処分を出した都人事委員会裁決がいずれも断罪されたのです。
 一方、岸田さんは、クリスチャンとして、職務命令が憲法19条思想良心の自由に反するのみならず、憲法20条の信教の自由にに反すると強く主張していましたが、東京地裁は、「原告の信教の自由についての制約となる面があることは否定しがたい(判決文33頁)」としながらも、最高裁判決を踏襲して、職務命令は、「必要性・合理性」があるから「違憲とは言えない」として、岸田さんらの主張を斥けました。
 今回の判決により、都教委が係わる教育裁判で、都教委は7連敗となり、「連敗街道」を暴走中です。司法の目から見ても都教委は「非常識」ということですが、都教委中井敬三教育長は「今回の判決は誠に遺憾で、今後、内容を確認し、訴訟対応をとっていく」と控訴の意向を示しています。敗訴の可能性が高い裁判に都民の血税をまたもや無駄遣いするというのでしょうか。
 ● 都教委 教育裁判で7連敗―大いに宣伝を! 
   (「違法行為」を続け、都民の血税を無駄遣いする教育委員会は全国を探してもどこにもありません。)
○2013年12月 再発防止研修未受講事件(原告福嶋さん・都立高校)東京地裁で勝訴。
 都教委控訴せず減給6月の処分取消確定。
○2014年10月 再任用更新拒否(損害賠償請求)事件(原告杉浦さん・都立高校)東京高裁で勝訴。
 都教委上告せず確定。
○2014年12月 都立高校教員条件付き採用免職事件(Yさん)東京高裁で勝訴。
 都教委上告せず確定。5月より現場に復帰。
○2015年 1月 都立高校教員免職事件執行停止申立(Oさん)東京地裁決定。2月高裁でも申立是認。
 現場に復帰。本案は係争中。
○2015年 5月 再雇用拒否撤回二次訴訟(原告22名)東京地裁は損害賠償を認める。
 都側が控訴し係争中。
○2015年 5月 河原井さん根津さん停職処分取消訴訟 東京高裁で逆転勝訴。
 都側が上告。
○2015年10月 岸田さん岸田さん(都教委の原処分停職・人事委員会の修正裁決減給)処分取消訴訟 東京地裁で勝訴。
*2015年1月 東京「君が代」裁判三次訴訟地裁判決(原告ら一部勝訴 31件・26名の減給・停職処分取り消し)を除く。

 <参考>NHKニュース(10月8日20時53分)
      ↓
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151008/k10010263681000.html
 小学校の卒業式で君が代のピアノ伴奏を拒否して東京都教育委員会から減給処分を受けた元教諭が取り消しを求めた裁判で、東京地方裁判所は、「減給は重すぎて妥当性を欠く」として処分を取り消す判決を言い渡しました。
 裁判を起こした岸田靜枝元教諭(65)は、平成22年に、東京・豊島区の区立小学校の卒業式で君が代のピアノ伴奏をするよう命じられましたが、拒否した結果、東京都教育委員会から減給1か月の処分を受け、取り消しを求めていました。
 8日の判決で東京地方裁判所の清水響裁判長は、「教職員に直接の不利益が及ぶ減給処分は学校の規律や秩序の維持との釣り合いという観点から、妥当性を具体的に検討する必要がある」と指摘しました。
 そのうえで、「これまでに懲戒処分を4回受けているが、いずれも君が代にかかわるもので、伴奏の拒否がキリスト教の信仰に基づく行動であることなどを考慮すると、減給は重すぎて妥当性を欠く」として処分を取り消す判決を言い渡しました。
 君が代を巡る裁判では、平成24年に最高裁判所が「減給以上の重い処分は慎重な考慮が必要だ」という判断を示しています。
 岸田さんは「減給処分はだめだと裁判所が判断したことは、とても大きなことで、次につながる判決だと思います」と話していました。
 東京都教育委員会の中井敬三教育長は、「今回の判決は誠に遺憾で、今後、内容を確認し、訴訟対応をとっていく」というコメントを出しました。
 ◆再雇用二次・控訴審第1回弁論 傍聴のお願い―いよいよ来週です!!
 ★再雇用拒否撤回第二次訴訟・控訴審第1回口頭弁論
 (東京高裁第2民事部。07・08・09年再雇用拒否の損害賠償請求、原告22名)
 10月15日(木)
  14時30分傍聴希望者集合(抽選なし・先着順)
  15時開廷 
  東京高裁101号(大法廷 定員98名)
  報告集会:第1オカモトヤビル(虎ノ門 案内あり)


 ◆この力10・17集会の成功へ!

●◎学校に自由と人権を!10・17集会◎●
子どもたちを戦場に送るな!
―「日の丸・君が代」強制反対! 10・23通達撤回!―

 ●集会の日時・場所
 2015年10月17日(土)
  13時開場 13時30分開会 16時30分終了
  豊島区民センター6F文化ホール(池袋駅東口 徒歩5分)
  アクセス地図
     ↓
http://www.toshima-mirai.jp/center/a_kumin/
 ●資料代 500円
 ●集会の主な内容
 講演 「イラクから見る日本~暴力の連鎖の中で考える平和憲法」
    高遠菜穂子さん
(イラク支援ボランティア)
 歌のメッセージ 中川五郎さん(フォークシンガー)
 特別報告 「『君が代』訴訟の新しい動きと勝利への展望」 
      澤藤統一郎弁護士(東京「君が代」裁判弁護団副団長)
 ●主催:10・17集会実行委員会(10・23通達関連裁判訴訟団・元訴訟団 14団体)「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会/ 「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第2次原告団/東京「再雇用拒否」第3次原告団/東京・教育の自由裁判をすすめる会/ 「日の丸・君が代」強制反対 予防訴訟をひきつぐ会/「君が代」不当処分撤回を求める会(東京教組)/ 「日の丸・君が代」強制に反対し子どもと教育を守る会(都教組八王子支部)/東京都障害児学校教職員組合/東京都障害児学校労働組合/アイム‘89・東京教育労働者組合/都高教有志被処分者連絡会/「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会/河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会/府中「君が代」処分を考える会

学校に自由と人権を!10・17集会チラシ入手可能。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(9月30日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************

コメント    この記事についてブログを書く
« アベを倒そう!(23後) | トップ | ニューヨークでの安倍首相の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日の丸・君が代関連ニュース」カテゴリの最新記事