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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

全国ネット準備会資料から 大阪の闘い(4)

2014年08月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  =大阪弁護士会に人権侵害救済申立=
 ◆ 生徒として 保護者として


 今回、私は梅原先生達と連名で人権侵害の申し立てをしました。その際私は顔と名前を出しました。そのことに後悔はありませんが、葛藤がなかったわけではありませんでした。
 私一人はとても怖がりで、名前や顔を出したら、なにか言われるのではないか?されるのではないか?と、とても不安になりました。これは、卒業式でも思ったことです。
 今だからこそ言えます。一歩踏み出したところで、世界の全てが激変することは良くも悪くもほとんどありません。一人が一歩踏み出すのってこんなものかと思いました
 小さい頃持っていた世界とは比べものにならないほど、世界は大きい。大きいから、自分は関係ないと無関心でいられる。そんな人々の中で、怖いだけで周りの景色が変わらない、そんな一歩を踏み出すのは難しく感じていました。そんな難しいことではなかったのに。今回踏み出してやっと気づきました
 小さな一歩は、私が先生や先人に続いたように、誰かが後に続いてくれるならば、皆が一歩踏み出しつづけ、やがて大きな足跡となるならば、小さな一歩には大きな意味があったのでしょう。
 今回、先生達と踏み出した一歩は私の世界を大きく変えてくれました。だから私は後悔は全くしていません。あわよくば、今回の一歩で世界が少しでも大きく変わってくれたら嬉しいのですが!
 私の先生はこういいました「継続は力なり」。たとえほんの数ミリしか現状が変わらなくても続けていけばいつかセンチにもメートルにもなっていけます。
 これからも機会があればあらがっていきます。その時、一緒にたたかう仲間が今までより増えてることを願って、一歩踏み出すことは思うほど怖くないものだったことを私は伝えたかったのです。(木村日々希)
 卒業式における日の丸・君が代の強制と一連の人権侵害に対して、人権救済の申し立てを、教師・元生徒・保護者のそれぞれの立場から、共同で行ったことは、初の取り組みであった以上に、問題を浮き彫りにしたということで、非常に価値あることであったと思います。
 子どもにとっても、社会の理不尽さを実際の体験で理解する良い勉強にもなったのではないでしょうか?
 実際に私達の訴えが受け入れてもらえるかどうかはわかりませんし、仮に、人権救済の対象となり、勧告等が出たとしても、それは、強制力のないものでしかありません。
 私は、この問題を社会に提起するために、人権救済を求めているのであり、社会の右傾化に歯止めをかけるために、これをきっかけにして、アピールし続けるための責任が生まれたのだと感じています。
 大阪弁護士会の結論に関わらず、この問題の重要性を周囲に訴え続けていきたいと今さらながら、感じています。保護者の立場として。 (木村敬)
『温(あつ)きこころに翼を 梅原さんを支援する会ニュース第9号』(2014/8/7)

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