● タブレットで教材DLできず 県立高34校 (佐賀新聞)
佐賀県教委が今春の県立高校1年生から導入したタブレット端末で、全36校のうち34校で一部の教材ソフトがダウンロード(DL)できない不具合が発生している。技術的なトラブルのため学校単独での解決は難しく、県教育情報課が「想定外」としてソフトメーカーに調整を要請、不具合解消に乗り出している。
県教育情報課によると、予定通りダウンロードが完了したのは、唐津工と鳥栖商の2校だけ。他の34校が採用している別の教材メーカー大手2社のソフトで、問題が発生した。親機となる教諭の端末を介して各生徒が自分の端末にダウンロードする手順だが、ソフトの容量が大き過ぎて授業時間中に処理が終わらなかったり、エラーとなって処理が中断されたりするという。
武雄高は、国語、世界史、数学、物理など12本の教材ソフトを端末にダウンロードする予定だった。音声や動画ファイルが含まれる容量の大きいソフトなどは、50分の授業時間内に完了せず、そのまま待ち続けても最終的にエラーになったという。
2社は主要科目を扱っており、学校によってはソフトを複数採用している。武雄高の場合、教材ソフト12本のうち、ダウンロード完了率は「3分の1程度」(同校)という。現在は、インターネットを使った調べ物学習や電子辞書的に使うなど限定的な利用にとどまっている。
「生徒負担(1人5万円)で導入したため、予定通りに使われていないことは、保護者の方に申し訳ない。ただ、技術的なトラブルのため、学校で解決するのは難しい」と同校。佐賀市の致遠館も「授業時間をダウンロードだけに充てることはできない」とし、各校とも県教育情報課の対応待ちだ。
同課は容量の大きいソフトを分割するなど、回線の負担を軽減することで対応するとし、「教材が予定通り配布されていないことは、反省している。18日から具体的に対応できるようになる」としている。
『佐賀新聞』(2014年05月02日)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2673484.article.html
● 佐賀県ICT利活用教育の現場報告 [yahoo.co.jp]より
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2600704.article.html
来年度の佐賀県立高校の1年生(約6800人)が生徒負担5万円で購入するタブレット端末について、県教委が開いた保護者説明会で、タブレットを導入していない学校も学力が向上していたにもかかわらず、導入校だけの成績データを示し、「導入で学力が向上した」と説明していた。「過度に効果を強調している」という指摘を受け、県教委は「強引な面があったかもしれない」として資料の一部を修正した。(略)
『佐賀新聞』(2013/12/24)
佐賀県教委が今春の県立高校1年生から導入したタブレット端末で、全36校のうち34校で一部の教材ソフトがダウンロード(DL)できない不具合が発生している。技術的なトラブルのため学校単独での解決は難しく、県教育情報課が「想定外」としてソフトメーカーに調整を要請、不具合解消に乗り出している。
県教育情報課によると、予定通りダウンロードが完了したのは、唐津工と鳥栖商の2校だけ。他の34校が採用している別の教材メーカー大手2社のソフトで、問題が発生した。親機となる教諭の端末を介して各生徒が自分の端末にダウンロードする手順だが、ソフトの容量が大き過ぎて授業時間中に処理が終わらなかったり、エラーとなって処理が中断されたりするという。
武雄高は、国語、世界史、数学、物理など12本の教材ソフトを端末にダウンロードする予定だった。音声や動画ファイルが含まれる容量の大きいソフトなどは、50分の授業時間内に完了せず、そのまま待ち続けても最終的にエラーになったという。
2社は主要科目を扱っており、学校によってはソフトを複数採用している。武雄高の場合、教材ソフト12本のうち、ダウンロード完了率は「3分の1程度」(同校)という。現在は、インターネットを使った調べ物学習や電子辞書的に使うなど限定的な利用にとどまっている。
「生徒負担(1人5万円)で導入したため、予定通りに使われていないことは、保護者の方に申し訳ない。ただ、技術的なトラブルのため、学校で解決するのは難しい」と同校。佐賀市の致遠館も「授業時間をダウンロードだけに充てることはできない」とし、各校とも県教育情報課の対応待ちだ。
同課は容量の大きいソフトを分割するなど、回線の負担を軽減することで対応するとし、「教材が予定通り配布されていないことは、反省している。18日から具体的に対応できるようになる」としている。
『佐賀新聞』(2014年05月02日)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2673484.article.html
● 佐賀県ICT利活用教育の現場報告 [yahoo.co.jp]より
・学校には深夜に県からメール● タブレット効果過度に強調 県教委が資料修正 (The Saga Shimbun)
・当然、管理職がそれに気づくのは「朝から昼頃」
・現場の教員に連絡が回るのは夕方
・県が一方的に決めた実施開始時間までは40時間しか猶予がない
・急遽時間割変更を行う羽目になって現場混乱
・インストールは授業時間内に、県・業者の作成した実施手順に従って、授業担当教師と生徒が自ら行う
・方法は、校内LANにあるvbsファイルを、教師の学習者用パソコンのSKYMENUで実行して、生徒のパソコンにインストール(またはフォルダを作ってファイルをコピー)するというもの
・実際にやってみると2~3割の生徒は原因不明のエラーが出るなどしてインストールできず
・何度かインストール作業を試みるとインストールできるものもあるし、何度やってもダメなパソコンもある
・トラブル対応に追われて、授業が終わると教師はグッタリ
・ICT支援員と相談してインストール未完了の生徒への対応は続く
・県も業者もドタバタで、今回インストールされるのは授業で使用する教材の7~8割程度にとどまる
SKYMENUというのはSky株式会社 [skygroup.jp]のICT活用教育支援ソフトウェアだそうです
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2600704.article.html
来年度の佐賀県立高校の1年生(約6800人)が生徒負担5万円で購入するタブレット端末について、県教委が開いた保護者説明会で、タブレットを導入していない学校も学力が向上していたにもかかわらず、導入校だけの成績データを示し、「導入で学力が向上した」と説明していた。「過度に効果を強調している」という指摘を受け、県教委は「強引な面があったかもしれない」として資料の一部を修正した。(略)
『佐賀新聞』(2013/12/24)
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