《9・24「君が代」強制大阪府条例はいらん!全国集会・資料》
※動画【Ustream】
http://www.ustream.tv/recorded/17467495 (前半:高橋哲哉講演など)
http://www.ustream.tv/recorded/17469227 (後半:野田正彰講演など)
◇ 「君が代起立強制条例」撤廃と
「教育基本条例案」「職員基本条例案」の廃案を求める決議
橋下徹大阪府知事と大阪維新の会は、6月3日、「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」を強行に成立させた。
この条例は、大阪府内のすべての公立学校に「日の丸」の常時掲掲を義務付け、学校行事での「君が代」斉唱の際、教職員が起立して斉唱することを義務付けている。橋下知事は、「立たぬなら府民への挑戦」「起立せぬ教員を辞めさせる」と叫び、「不起立者の実名公表」まで府教委に迫っている。
そもそも「君が代」問題は、日本の侵した戦争の歴史と密接に結びついているために「思想良心の自由」(憲法第19条)の問題となっている。「国旗国歌法」(1999年成立)審議の際にも、「強制するものではない」ことが確認されている。条例による強制と罰則を前提にした教職員への恫喝は、憲法19条を侵害して違憲である。
さらに、橋下知事と大阪維新の会は、9月20日に開会された府議会にも、9月30日開会の大阪市会にも、11月開会の堺市議会にも、「教育基本」「職員基本」2条例案の提出を強行しようとしている。
橋下知事は、「何が社会常識かは、価値判断にかかわること。意見が割れたときには、最後は公選職が決めることです。組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます。(5月7日・8日府幹部職員へのメール)」と、政治権力を握るものの価値判断を「常識」とし、教育への政治介入を公然と掲げ、それに従えない者や成果を上げられない者を「府民への反逆者」として、教育委員も校長も教員も、公務員すべて、みんなクビにするという内容である。
しかも、「教育とは2万パーセント強制です。生まれたての赤ちゃんから大人になるまで教育は強制そのもの、ほっといたら挨拶もできません。おしっこだってその辺にしほうだい。ご飯を食べるときはひじをつく。今の世の中のルールって、すべて人間の本能ではできないことばかりです。だから教えるしかないんです。場合によっては子どもを脅してでも。」「人間で本能のままに生きられるのは一握りの才能のある特殊人間で、普通の人は本能と正反対のプレッシャーのなかで、ストレスを感じながら生きて行かざるをえない。このストレスに耐えられるようにするのが教育である。」(いすれも、6月12日の橋下知事のツイッター)これが、橋下知事の教育の「常識」である。
条例案は、競争による選別と自己責任論を押しつけ、「弱肉強食」を府民に受け入れさせ「勝者」による「弱者」支配を教育理念にまで引き上げるものである。
小中学校では、全国学力テスト等の結果を学校別毎の公表を義務化し学校間競争の渦に子どもたちを巻き込み、府立学校の学区を全廃し府立高校全休を序列化し、3年連続で定員を下回った府立高校は廃校にする。子どもや保護者には義務や競争原理、自己責任論をこれでもかと徹底し、教職員には子どもたちに競争の鞭を振るわせる。
こんな条例の成立を絶対に認めることはできない。私たちは全国各地から大阪に集まり、「『君が代』強制大阪府条例はいらん!全国集会」を開催した。私たちは、本日の集会を通じて行動への決意を固めた。
全国のみなさん。「君が代起立強制条例」撤廃と「教育基本条例案」「職員基本条例案」の廃案を求める全国的な闘いに共に立ち上がろう。
以上、決議する。
※動画【Ustream】
http://www.ustream.tv/recorded/17467495 (前半:高橋哲哉講演など)
http://www.ustream.tv/recorded/17469227 (後半:野田正彰講演など)
◇ 「君が代起立強制条例」撤廃と
「教育基本条例案」「職員基本条例案」の廃案を求める決議
橋下徹大阪府知事と大阪維新の会は、6月3日、「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」を強行に成立させた。
この条例は、大阪府内のすべての公立学校に「日の丸」の常時掲掲を義務付け、学校行事での「君が代」斉唱の際、教職員が起立して斉唱することを義務付けている。橋下知事は、「立たぬなら府民への挑戦」「起立せぬ教員を辞めさせる」と叫び、「不起立者の実名公表」まで府教委に迫っている。
そもそも「君が代」問題は、日本の侵した戦争の歴史と密接に結びついているために「思想良心の自由」(憲法第19条)の問題となっている。「国旗国歌法」(1999年成立)審議の際にも、「強制するものではない」ことが確認されている。条例による強制と罰則を前提にした教職員への恫喝は、憲法19条を侵害して違憲である。
さらに、橋下知事と大阪維新の会は、9月20日に開会された府議会にも、9月30日開会の大阪市会にも、11月開会の堺市議会にも、「教育基本」「職員基本」2条例案の提出を強行しようとしている。
橋下知事は、「何が社会常識かは、価値判断にかかわること。意見が割れたときには、最後は公選職が決めることです。組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます。(5月7日・8日府幹部職員へのメール)」と、政治権力を握るものの価値判断を「常識」とし、教育への政治介入を公然と掲げ、それに従えない者や成果を上げられない者を「府民への反逆者」として、教育委員も校長も教員も、公務員すべて、みんなクビにするという内容である。
しかも、「教育とは2万パーセント強制です。生まれたての赤ちゃんから大人になるまで教育は強制そのもの、ほっといたら挨拶もできません。おしっこだってその辺にしほうだい。ご飯を食べるときはひじをつく。今の世の中のルールって、すべて人間の本能ではできないことばかりです。だから教えるしかないんです。場合によっては子どもを脅してでも。」「人間で本能のままに生きられるのは一握りの才能のある特殊人間で、普通の人は本能と正反対のプレッシャーのなかで、ストレスを感じながら生きて行かざるをえない。このストレスに耐えられるようにするのが教育である。」(いすれも、6月12日の橋下知事のツイッター)これが、橋下知事の教育の「常識」である。
条例案は、競争による選別と自己責任論を押しつけ、「弱肉強食」を府民に受け入れさせ「勝者」による「弱者」支配を教育理念にまで引き上げるものである。
小中学校では、全国学力テスト等の結果を学校別毎の公表を義務化し学校間競争の渦に子どもたちを巻き込み、府立学校の学区を全廃し府立高校全休を序列化し、3年連続で定員を下回った府立高校は廃校にする。子どもや保護者には義務や競争原理、自己責任論をこれでもかと徹底し、教職員には子どもたちに競争の鞭を振るわせる。
こんな条例の成立を絶対に認めることはできない。私たちは全国各地から大阪に集まり、「『君が代』強制大阪府条例はいらん!全国集会」を開催した。私たちは、本日の集会を通じて行動への決意を固めた。
全国のみなさん。「君が代起立強制条例」撤廃と「教育基本条例案」「職員基本条例案」の廃案を求める全国的な闘いに共に立ち上がろう。
以上、決議する。
2011年9月24日
「9・24『君が代』強制大阪府条例はいらん!全国集会(大阪)」参加者一同
「9・24『君が代』強制大阪府条例はいらん!全国集会(大阪)」参加者一同
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