パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

★ 指導力不足教員研修制度の廃止を求めて

2023年03月29日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ★ 小学校養護教諭分限免職撤回裁判 東京地裁「不当判決」

 以下、本日の法廷の様子を、個人のメモと記憶により報告します。

1.日時、人数

 3月28日(火)13:10~13:11 611法廷
 裁判官:高瀬保守、岡田毅、山田悠一郞
 バー内:原告・代理人3人、被告側代理人0人(傍聴席の方に2人座っていた)
 傍聴席:18人(閉廷後、報告集会に4人も追加で駆けつけて来た)

2.法廷の概略

 高瀬保守裁判長は、
 「原告の訴えを棄却する」の一言で、すぐ扉の奥に消えた。

3.報告集会

・訴訟費用は、被告都教委の分は払わなくても良い、との説明が原告からありました。
・判決文を受け取ってきた弁護団から、詳細はまだ読めていないが、争点だった事実認定は悉く被告都教委の主張が採用され、手続面の争点だった研修のあり方にも何も問題は無く、判定会・審査会などの公正中立性についても「中立である必要はない」という驚くべき判示があった、などと紹介がありました。
原告Wさんから、裁判所は個人の人権より、組織の論理を優先することが分かった。悔しいけれど、全精力を使い尽くした。これ以上訴え続ける力は無い、今の生活を大事にしたい、と、判決への憤りと控訴断念の意見表明がありました。
・報告集会に残った支援者は20人。原告Wさんから促されて、全員が一言ずつ感想を述べました。
 ・ひとりで闘ったのは、大変だったでしょう。敬意を表する。エライ。
 ・お上は間違わないという神話、お上に楯突くなという文化、戦前も戦後も変わっていない。
 ・悔しい。裁判所がひどすぎる。司法のひどさがよく分かった。
 ・おかしいことはおかしいと、声を挙げ伝え続けなければならない。
 ・指導力不足教員研修制度そのものの廃止を訴えていくべきだ。
 ・司法が都教委に加担している。このままでは、教育現場の荒廃は進むばかりだ。
 異口同音に、司法への不信・憤り、教育の未来への不安、原告へのねぎらいが語られました。

4.控訴するか?

控訴期限は2週間。
原告ご本人は、自らの生活設計もあるので、控訴の意思はないとのことでしたが、
支援者からは控訴して闘い続けて欲しいという意見が相次ぎました。
もし控訴なら、支援者はこれまで以上に力強く支援を続けるでしょう。
最終的にはご本人の意志なので、これから2週間、判決文を精査して
弁護団ともよく相談の上で慎重に決めていただければと思います。

以上

(花輪)


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