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横浜市立中学校の道徳教科書は、つくる会系ではなく、東京書籍に決定

2018年08月20日 | こども危機
 ◆ 横浜市:特別な教科「道徳」教科書は東京書籍に (週刊新社会)
 横浜市教育委員会定例会が8月1日(水)午後2時に開かれた。
 来年度から横浜立中学校で使われる特別な教科「道徳」の教科書の初めての採択だ。5人の教育委員と教育長の6人で採択が行われ、最終的に6人全員で東京書籍を選んだ。
 6人の委員がそれぞれ意見を述べた後、採択方法がはかられ、大場茂美委員から無記名投票の提案がなされ、合意され、1回目の投票が実施された。
 東京書籍が3票、光村図書出版が1票、日本文教出版・日本教科書が各1票で採択に必要な過半数に達しなかった。
 再投票で6人全員が東京書籍を選んだ。

 この教育委員会の傍聴に320人が詰めかけて、開港記念会館で抽選が行われ、抽選で24人が選ばれ、傍聴に参加した。抽選に外れた人は、開港記念会館の講堂で審議の模様を映像で視聴した。
 また、今回初めて、映像中継資料配布があり、前回に比べて良くなったと評価されている。
 ただ今回も、無記名投票になってどの委員がどの出版社を選んだのが不明に終わっている。
 そして、18区ある横浜市で一律採択されたことも引き続きの課題となった。
 委員会の終了後、傍聴者らは情報文化センターに集まり、傍聴の感想と課題を出し合った。
 日本教科書は唯一安倍首相を登場させ、内容・会社とも著しく問題があり、廣済堂あかつき、教育出版、日本教科書は数値で生徒に自己評価させ、保守的価値観を押し付けるものだった。
 市民の注目が集まり、こうした教科書が採択されなくてホッとした結果だった。
 (神奈川・吉田)

『週刊新社会』(2018年8月21日)

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