9月12日(土)・9月13日(日)はピッコロ演劇学校研究科の授業でマイム俳優いいむろなおき先生をお迎えし、「動く、とまる、ゆっくり動く」と題してご指導いただきました。
「マイム」は現在、言葉を用いず、身振りや表情だけで物事を表現する演劇で、無言劇とも表現される。その中の一つのジャンルとしてある「パントマイム」はギリシア語の「パント」=「全て」と「ミモス」=「真似る」を組み合わせた言葉である…。
という「マイム」の成り立ちを軽妙な語り口で説明していただいたのですが、いいむろ先生は本当に体一つで何でも表すというのを体現されている方です。
先生には1学期に本科生のご指導もいただいたのですが、その時は、一般的に分かりやすい「壁」や「ロープ」のマイムレッスンが主でした。研究科の授業は演技により深みを持たせることを目的とした本科生よりも一歩進んだ授業のように感じました。
例えばこの写真は、マイムでの喜怒哀楽や驚きを表すポーズを練習している様子です。
他にも、新聞を使った小作品作りのレッスンや今回の講義名「動く、とまる、ゆっくり動く」を意識したディナモ・リズム(動きのリズムの意味)を取り入れた即興芝居のレッスンなどがありました。
研究科生にとっては、マイムを演技の中でどう生かしていくかを学び、合同発表会に向けての刺激となった2日間だったのではないでしょうか。
そんな研究科生と舞台技術学校生がタッグを組む合同発表会は10月31日(土)、11月1日(日)上演です。チケットは10月初旬に発売予定。
ご興味がございましたら、ピッコロシアターにお問い合わせくださいませ。
演劇学校担当:土倉