岩松氏のプロフィールはトップページからリンクされております。
それでは岩松了新劇団代表からのメッセージです。
県立の劇団であることを強く意識した劇団の方向性を出していきたい。
地元の人たちが多く劇場に足を運んでくれるような芝居づくりをしたい。
つくり手と観客があり、緊密な関係になり、互いが愛情を注げるよう。
岩松了
皆様これからも宜しくお願いいたします。
HP管理:安積
劇団員の亀井妙子です。
私は今、壁ノ花団第4回公演『アルカリ』出演のため東京に来ています。
こまばアゴラ劇場(←リンクお願いします)にて3月25日からはじまりますので、関東近郊の皆様、京都公演を見逃した皆様、どうか見にいらしてください。
詳しくはこちらをどうぞ。→壁ノ花団
ご来場心よりお待ちしています。
亀井妙子
壁ノ花団第4回公演「アルカリ」
作・演出 水沼健
東京:こまばアゴラ劇場
出演:内田淳子 亀井妙子 金替康博 F.ジャパン
2009年3月25日(水)→ 3月31日(火)
3/25(水)19:30
3/26(木)19:30
3/27(金)19:30
3/28(土)15:00/19:30
3/29(日)15:00/19:00
3/30(月)19:00
3/31(火)15:00
※開場は各開演時間の15分前。受付開始は60分前。※未就学児童入場不可
料金:前売一般 3,000円 当日3,300円 学生前売 2,000円 当日前売 2,300円 ペアチケット 5,500円
【日時指定・入場整理番号付自由席】
http://kabenohanadan.com
ピッコロシアターで1年間の長期社会体験研修中の高校教諭佐藤です。
劇場事務所での研修の傍ら、ピッコロ演劇学校〈本科〉26期生として学んでまいりましたが、その集大成『平成20年度ピッコロ演劇学校・舞台技術学校合同卒業公演』からはや2週間が過ぎようとしています。
これを書いている今(18日)、劇場の窓口には、演劇学校・舞台技術学校平成21年度生の前期募集に出願される方が書類を持って一人、また一人とやって来られています。学校担当職員の方が願書の受付をしているのを眺めながら「ああ、去年の今頃、自分も仕事帰りに出願しに来たっけ」と懐かしく思い出していました。
自分の名前を名乗るところからして先生に叱られ、心と身体をほぐし、鍛えてきた演劇学校での1年。
思い切り恥をかくつもりで、構え・気取りを取り去り、相手(同期の仲間であったり、観客の皆様であったり)に届けと発信する。
全身の感覚・心を相手に開いて受信する・リアクションする。“コドモゴコロにかえって“感じることの大切さを学びました。
自信がなくておどおどしたり・まごついたり、逆に演技してるふり・自己満足の格好付けをやってしまって叱られて――がむしゃらにやっていた自分たちが、大ホールの舞台で歌い・踊り・演じたとは、題名(『夏の夜の夢の夢』)同様、終わった今となっては一夜の夢のようですが、夢を舞台の上に立ち上げるために、現実の苦労を乗り越えてきました。
連日の稽古、でもメンバーが揃わない・芝居の稽古もしたいがダンスや歌が全然できてない・インフルエンザの大流行・溜まる疲労・・・・・・
みんな仕事や学業があって、その上に演劇学校に来ているのはわかっている。
でも思わず言ってしまう「いい加減覚えて来てください」「自分でもやって来てください」。
稽古場ではみんなで合わすんだから、時間がないんだから、と。
真剣だから言ってしまうきつい一言・思わずこぼれる涙・ピリピリする稽古場。
「なんであいつは」一人一人違うからぶつかり合う――でも――そんな中でも、自分のできることなら何でもするから皆でいい舞台を作ろうと、夜なべして全員分のパイを焼いて来てくれた仲間がいた。
2月の末からは劇場に詰めての準備。
全体のダンス・歌唱練習が終われば、中ホールで稽古するチーム、・楽屋で衣裳を縫うメンバー・練習室で台詞合わせするメンバー・・・とそれぞれ違うところにいても、仲間の存在、支えてくれる学校OBやスタッフの方々の存在を感じながら朝から夜まで稽古・作業に打ち込み、一日の終わりには通し稽古で汗まみれ、くたくたになって帰る日が続きました。
そして迎えた上演当日。
毎回の上演前には楽屋に講師の秋津シズ子先生を中心に集まり、気合入れ。
作中の妖怪・妖精たちよろしく、守り神・大桂さまに公演の成功をお願いしました。
私たちに先立って上演した研究科25期生の舞台の熱気の残る大ホール舞台に上がり、開幕を待ちます。
緊張のひと時――開幕――お客様でいっぱいの客席が見え、胸がいっぱいになりました。と同時にプレッシャーも感じてしまいます。が、そんな時にも私の前後左右、おそらく同じ思いで懸命に舞台に立っている仲間の姿に励まされ、最初の曲を歌い、踊ることができました。
後はこれまでに稽古で積み上げてきたものを誠実に舞台に上げていこうと必死に勤めるうち、終演を迎えていました。
フィナーレで花束もいただきましたが、自然と沸き起こった暖かい拍手が、何よりの“花束”でした。そして舞台の上にも“笑顔の花”が咲いていました。
4月から始まる演劇学校・舞台技術学校の1年で、新たにどんな仲間たちが生まれ、どんなドラマを紡いで行くのでしょうか。事務所のこちら側でそんなことを考えながら・・・
佐藤貴幸
ホームページをご覧の皆様、ひと月ぶりにお目にかかります。高校教諭佐藤です。
「門 若き日の近松」も今月はじめに好評のうちに閉幕し、私も再び本館業務部のデスクに戻ってまいりました。
劇団部での2ヶ月目、2月を振り返ってみますと「濃い空間にいたなぁ・・・」というのが感想ですね。
先月の「研修まとめ」でピッコロシアター別館のことをご紹介しましたが、別館の事務所は本館事務所の7分の1くらいの広さしかありません。が、そのぶん劇団部の職員の皆さんそれぞれの息遣いが強く感じられます。
本当にデスク一つ向こうではピッコロ劇団の別々の公演の仕事がされていて、(お向かいのデスクでは「門」、お隣のデスクでは4月のオフシアターと6月の本公演、奥のデスクでは小学校公演、といった具合)担当職員一人一人が責任を持って自分の仕事に向かっている緊張感がありました。
そしてもちろん、稽古に、小道具製作などの作業に、打ち合わせにと走り回っている劇団員さんから感じる緊張感も。その真ん中でよく「俺、ここに居てもええんかな?」とオロオロしながら、お手伝い・見学させていただきました。
1月下旬~2月はじめにかけては、小学校への出張公演「ピッコロ劇団おでかけステージ」や、ピッコロ劇団公演の団体鑑賞のご案内(兵庫県内の高等学校むけ)の発送作業。
学校の所在地を調べて送付先リストを作るところから始めて、送付資料の印刷・袋詰め・宛名ラベル貼り・・・と、これは本館での経験のおかげでスムーズに作業できました。
子供たちが舞台の楽しさに出会うきっかけになればうれしいですね。
同時期に「門」の関係者への招待状送付も行いました。
送付リストのチェックの時など、各劇団あてのところに有名な作家・俳優の名前がズラリと並ぶのを見て、緊張したのを覚えています。
そんな事務作業の合間、お許しをいただいて、兵庫県立ピッコロ劇団オフシアターVol.21「あの森に行ってはならない~KAFKA’s Nightmare Mash Up~」宣材写真の撮影現場にお邪魔しました。
天井から壁・床に至るまで黒一色に覆われ、中央に照明器具が1基吊るされたピッコロシアター中ホールはさながら“異世界”。
テーブル・椅子・テレビ・ドアなどのオブジェもまるで床に埋もれているとも、床から生えているとも見え、本当に不思議。
いろんな意味で濃密な(閉め切ってるしね・・・)空間で撮影に参加した劇団員さんは大変そうでしたが、これまでとは一味ちがった、スタイリッシュな公演チラシが出来上がりました。是非手にとって見ていただきたいですね。
2月の中旬に入ると今度は、「門」公演への新聞・タウン誌の読者ご招待プレゼント、その抽選作業を任せていただきました。
たくさんの応募葉書を前に、「一切手心を加えず、公平・公正に抽選するぞ!」と必要以上に張り切って作業しましたが、往復はがきを一枚一枚切り離し、やたら熱心にシャッフルしまくる姿は、傍から見ると滑稽だったかも・・・(笑)
当選された方、おめでとうございます。上演はいかがでしたでしょうか?
2月下旬、さぁ、いよいよ公演直前!がんばりま・・・すいません、ここで私、戦線離脱いたしましてピッコロ演劇学校〈本科〉26期生の卒業公演準備の方に行ってしまいます。
一番大事な時期にごめんなさい、ホンマ、申し訳ありません、「門」チームの皆さん!・・・と謝りつつ、「2月のまとめ」終わります。(卒業公演報告に続く・・・のか?)
今日は演劇学校・舞台技術学校の合同卒業公演がありました。
研究科・舞台技術学校は井上ひさしの「マンザナ、わが町」をベースにシリアスだけれども温かい気持ちになる舞台に仕上がっています。
本科生はシェイクスピアの「夏の夜の夢」をバブル期に置き換え、歌に踊りにはじけた舞台に仕上がっています。
明日は、14時開演です。
ぜひ、今年の本科・研究科・舞台技術学校生の最後の舞台を観に来てください。
お待ちしています。
演劇学校担当:米田