

ピッコロ舞台技術学校です。
去る15日、兵庫県立芸術文化センターにて舞台技術部主任専門員の宮川博喜先生による照明の授業が開講されました。
阪急中ホールでの授業も3回目。初めて見る照明卓や機材をたくさんご準備いただき、実際の操作などを学び、ひと時も目が離せない3時間でした。
照明コース生の感想を紹介します。
先生のご挨拶で始まった特別授業、始まりは照明の操作卓をご用意いただいてます、設備がすごいと興味津津、もっと近くで見たいと思っていたら、前に集まってくださいと、カブリ付状態で見れる席へ誘導いただきまず、感動!
照明操作卓に画面が3つもあって何が出来るのか?と思っていたら、かなりマニアな機能まで解説いただいて、ピッコロシアターの調光操作卓とメーカーが違い、メーカーによって少し概念や操作が違う事を学ばせていただきました。
後半はオーケストラピットが沈み、前回の特別授業で聞かせていただいた、金子先生の制作された、「夏の思い出」ミニ音楽劇に合わせ、照明を、照明無、演出無、演出プラスと3テイクで差を見せていただき、演出の基本を実際に音楽と合わせた効果として見せていただきました。
授業終わりに、照明ブースに招き入れていただき、照明の本卓等を解説していただき、ミニバックステージツアー的な配慮もいただきました。
前半は難しかったですが、全体を通して楽しい授業でした。ありがとうございます。(關本 賢一)
今回照明の特別授業を受けて、グランドMA(ムービングライト用の調光卓)が何の役割をしているのかを初めて見て、知ることができました。
それに調光卓でも機種によって異なり、勉強になりました。
後半では、とても学べる明かり作りばかりで貴重な経験になりました。
今後も学んだことを活かしていきたいと思います。(旗手 要)
芸術文化センターの授業では、ピッコロシアターとまた違う設備や機材を近くで見ることが出来て、すごく新鮮に感じました。
特に、パターンプレートや色を操作で自動的に変えられる照明機材が印象的で、色を重ねると混ざり方にムラが出る所がはっきり見えておもしろかったです。
また、音楽に合わせた照明効果では、時間経過や空間の変化を鮮やかに感じ、視覚的に楽しみました。
撤去作業も体験させていただき、とても刺激を受ける授業でした。(古川 裕扶子)
授業で使用する調光卓とは違う卓を使っていたので、初めて聞く機能があったり、ムービングライトを操作するところを見ることができました。
まだまだ知らないことがたくさんあると思うと同時に、今回の授業のような様々な調光卓に触れる機会はとても貴重で、大事にしていきたいと思いました。
また、音楽に合わせた照明の演出では、照明を当てる方向・明るさによって表情や雰囲気がガラッと変わり、役者だけでなく音響・照明・美術が合わさって作品になることをあらためて実感しました。
今回の授業で感じたことを忘れず、今後の授業に生かしていきたいと思います。(宮本 千琴)
とても実り多い授業をして下さいました宮川先生はじめ、お世話になりました芸術文化センターのスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
舞台技術学校担当:中川
今日と明日公演の文学座「タネも仕掛けも」。
本日は、終演後に出演者全員によるアフタートークを開催しました。
今回は、舞台で大掛りなマジックも登場するのですが・・・
稽古場の苦労話や、演出の松本祐子さんのこだわりなども紹介され、多数のお客様が残って下さり、和やかな会となりました。
明日も当日券をご用意しております。
文学座創立75周年を飾る公演です。お楽しみに。
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ピッコロシアター鑑賞劇場
文学座公演「タネも仕掛けも」
11月17日(土)・18日(日)両日共午後2時
ピッコロシアター大ホール
一般5,000円;高校生以下3,000円
上演時間2時間5分(休憩なし)
※当日券は13時より大ホール前にて販売します。
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広報☆古川
ピッコロ舞台技術学校です。
先日、兵庫県立芸術文化センターにて舞台技術部長の関谷潔司先生による美術の授業が開講されました。
9月に引き続き2度目の阪急中ホールでの授業ということで、若干慣れた面持ちで臨んだ学校生は、スライドで貴重な写真などもたくさん見せていただき、多くの事を学んで大満足。といった様子でした!
美術コース生の感想を紹介します。
私は特に残響時間というものに感心しました。
かつて音楽ホールの中で能楽と歌舞伎をするための舞台作りを手伝ったことがあり、その時に音の反響を抑えるために壁に暗幕を垂らしたことがあったのですが、どうも、過去の経験だけでする舞台づくりに納得がいかなかったのです。
なにか音の反響を客観的に表すことはできないものかと考えていたので、「やっぱりちゃんとあったんだ」と安心しました。こういう、細かい部分のノウハウを、現場の経験に任せるのではなく、客観的なデータを用いることによって、何度でも、誰でもつくりたい空間がつくれるようになることが大切だと思います。(足立 朝之)
まず衝撃だったのは講師の関谷先生がご自身を『リアライザー』と称されていた事だ!
そんな称号は初めて聞いた!(ご自分でも日本で、そういう肩書きを使っているのは自分だけだろう、と仰っていた。)
舞台美術家とは私の中ではデザイン、プランをする人というイメージだったが、講義ではデザイナーは別にカテゴライズされていたので文字通り、フィクション→リアルを具現化する人だと受け取った。
お話を聞いて先生だったら、デザイナーから、どんな無理難題を出されても知恵と技巧で理想に近づけられる気がした。
なんといってもプランニングされたシャンパンをイメージした『メリーウィドウ』のセットはプロジェクターを通して見ても圧巻だった!!(曽根 かおり)
舞台機構の進化にびっくり!!
それに関わる人たちの定式の中での頑張りに触れ、舞台技術の奥深さに感嘆しました。
今回の授業で、少しでもいいから舞台関係に係わり、自分を発見させたいとの思いを持ちました。
これからの劇場のさらなる発展を願うばかりです。(竹内 よし枝)
今回の授業を聞いて改めて舞台は危険が伴う場所であることに気付かされました。
私たちが舞台を作るため、何かを表現するためにたくさんの方が安全により良いものを作れるように考えてくださっていることを知り、先生がおっしゃっていたお互いの「思いやり」の気持ちが大切なんだと感じました。
また、リアライザーという役職のことも初めて知りました。
今回教えていただいたことをこれからの軽音楽ライブ実習や卒業公演で活かしていきたいです。(舩越 あやか)
とても実り多い授業をして下さいました関谷先生はじめ、お世話になりました芸術文化センターのスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
舞台技術学校担当:中川
11月9により今日までピッコロシアター大ホールで行われた高校演劇発表会阪神地区大会の結果です。
優秀賞
県立西宮南高校 ◎『白紙』 作:加古 愛
県立西宮高校 ○『こんな感じでオープン・ハイスクール』作:桑田耕治
県立伊丹西高校 ◎『らいふ・らいん』 作:稲垣成美 潤色:五ノ井幹也
上記3校は今週末たつの市アクアホールで行われる県大会に出場します。
優良賞
県立尼崎北高校 『かくれんぼ』 作:米永道裕 潤色:演劇部
県立西宮今津高校 ◎『そのあたたかな場所にいだかれてはいけない』作:演劇部
県立宝塚高校 『幕末写真帖イサム』 作:水川裕雄
県立伊丹高校 ◎『追求と消失のCHAIN』 作:山本碧土
県立武庫荘総合高校 ◎『PLat home ~始発列車を待ちながら~』作:朝比奈夢花 潤色:能勢美穂
創作脚本賞
県立西宮南高校 ◎『白紙』 加古 愛さん
11月2日から始まった文学座の「タネも仕掛けも」東京公演も本日が最終日。
大好評という評判とともに、舞台写真が届きましたのでひと足早く、ご紹介します。
かつての「脱出王」との異名を轟かせた孤高の老マジシャン
最後に挑むのは前代未聞の離れ業
雪に閉ざされた観光案内所のロビーで巻き起こる
タネも仕掛けもない奇術師同士の大勝負!
生と死の境目の浮遊感・・・というと暗く感じられますか?
いえいえ、文学座のベテラン俳優陣にかかると「悲劇」「喜劇」という単純な分け方でなく、人生の機微を内包した大人の悲喜劇になっているのです。
関西で観られるのはピッコロシアターだけ。
どうぞお楽しみに。
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ピッコロシアター鑑賞劇場
文学座公演「タネも仕掛けも」
11月17日(土)・18日(日)両日共午後2時
ピッコロシアター大ホール
一般5,000円;高校生以下3,000円
上演時間2時間5分(休憩なし)
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ピッコロシアターには、ホールや練習室の他、展示室があります。
この展示室で11月13日から12月2日まで、「白い馬の物語」関連企画として『写真で楽しむ モンゴル展』を開催いたします。
平日11時~20時、日曜・祝日11時~17時まで、月曜休館(祝日の場合は翌日)
豊岡市の「日本・モンゴル民族博物館」「オータニ モンゴルの里」、神戸市の「神鋼環境ソリューション労働組合」「大好きなモンゴル展実行委員会」の協力を得て開催するものです。
写真と衣裳の展示、また「白い馬の物語」の元になった物語、「スーホの白い馬」の絵本を読むスペースもあります。
顔出しパネルも楽しいので、ぜひ写真撮影をしてtwitterや mixiや facebookなどどんどん 広めて下さい。
なお「白い馬の物語」は12月1日(土)2日(日)の両日、それぞれ14時開演です。
担当:田房