ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

県立ピッコロ劇団秋浜悟史追悼公演 東京初日

2006年06月30日 | ピッコロ劇団
今日はピッコロ劇団第25回公演の東京公演初日です。
俳優座劇場ロビー正面には先生が見守ってくださっています。
おかげさまで、仕込みから今日まで雨しらず。
お客様もたくさんお越しいただきました。

1日は前売券売りきれ。
当日は若干数のご用意となります。


舞台技術学校の合同実習

2006年06月28日 | 演劇学校・舞台技術学校
舞台技術学校も今年度始まって2ヶ月、いよいよ本格的な舞台進行の実習が始まりました。

大ホールをフルに使って、あらかじめ先生方が作成された「四季」の移り変わりを舞台ではスモークを使って変化を持たせたり、照明では色の変化、そして音響では鳥のさえずりなどそれぞれがきっかけで関係性を持たせながら変化していきます。

この実習はあと2回繰り返しますが、大ホールをフルに使うなんて贅沢と言えば贅沢ですが、大ホールでしかできないこともあります。

たまたま別の取材で来られていた新聞記者の方が「へ~~!いいですねえ!本格的ですねえ」と感動!
舞台技術学校の担当が「全部普段プロが使っている本格的な機材で実習をするんです」
「贅沢ですねえ」

このような環境のなか、共同作業の大事さと難しさ、そして楽しさも感じながら、チームワークを育んでいく大切な時期なんですね。

いよいよ東京へ!

2006年06月27日 | ピッコロ劇団
ピッコロ劇団第25回公演

「喜劇 ほらんばか」
「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき」

明日(28日)から俳優座劇場(東京・六本木)入りです。  

正午から搬入。晴れますように。
俳優座の搬入側の道が狭いので、大通りからうんしょこうんしょこ運ばねばなりません。
今日の荷積みは晴れたので良かったのですが・・・

公演は、
6月30日(金)19:00
7月1日(土)14:00 *アフタートークあり
7月2日(日)14;00

東京方面の皆様! ぜひ!ご覧ください。
お待ちしています。

劇団と楽団

2006年06月25日 | ピッコロ劇団
6月24日、芸術文化センター管弦楽団定期演奏会を鑑賞した後、芸術文化センター大ホールの楽屋にて、ピッコロ劇団員と芸術文化センター管弦楽団員が、初顔合わせで座談会を行いました。

ともに兵庫県立の劇場と契約している関係者同志、劇団と楽団が一緒になって何かできないか・・・と、将来の企画につながるかもしれない第一歩。

最初はお互いのプロフィールなど、手探りのやりとりでしたが、最後に「記念撮影みたいに撮ってみましょう」と声をかけると、くったくのない笑顔の6人!

このやりとりは、次回「into」の特集ページで展開します。
お楽しみに。

人情喜劇

2006年06月24日 | ピッコロ劇団
ピッコロ劇団は、ただいま稽古花盛り!? です。

劇団稽古場では、クリスマスに兵庫県立芸術文化センターで上演するファミリー劇場「さらっていってよピーターパン」のダンス稽古中。

写真は、ピッコロシアター中ホールで7/5~7に上演するオフシアターVol.16
「再会―上の息子―」の稽古風景です。

今回のオフシアターは、今年4月に入団した島守辰明(左)がピッコロ劇団で初演出します。
ロシアの人情喜劇を舞台を三方から囲む独創的な客席から観ていただくきます。
ロシア国立マールイ劇場など本場で学んだ島守の演出手腕に大いにご期待くださいね。

写真中央はサラファーノフ役の森好文、左はブスイキン役の穂積幸良。

〈公演情報〉
ピッコロ劇団オフシアターVol.16 「再会―上の息子―」
作=A.ヴァンピーロフ 訳=桜井郁子 演出=島守辰明
出演=穂積幸良、福島栄一、森好文、吉村祐樹、岡田力、今井佐知子、木全晶子、本田千恵子、道幸千沙、風太郎
7/5(水)19時
7/6(木)14時・19時
7/7(金)14時

前売=2,000円
当日=2,500円
サポートクラブ会員=1,800円

音響の基本操作

2006年06月23日 | 演劇学校・舞台技術学校
舞台技術学校は次から次へと機材を使った実習が始まったので、機材の名前を覚えるだけでも大変なのに、今度は専門用語も習得しなければなりません。

音響の林先生は専門用語を実際に機材を使いながら説明します。

「カットイン・カットアウト」音を素早く変化させる。
「フェードイン・フェードアウト」スムーズにゆっくりと変化させる。

そしてセットされた6つのスピーカーのどこから音を出すか、実際に生徒がミキサーをさわりながらイメージングすることも・・・

いよいよ次回からは台本を使った授業が始まります。


舞台照明の授業

2006年06月21日 | 演劇学校・舞台技術学校
舞台技術学校はいよいよ機材を使って実際にさわったり、動かしたりと実習を兼ねた授業がおこなわれています。

画像は照明の授業、藤原本子先生が大ホールで実際使用されている機材を説明しています。
このあとマネキンを使ってどの位置の器具がどういう効果を生むか、機材によって効果がどう変わるかなど、客席からは見えない部分のメカニズムに熱心に聞き入っていました。

聞いているのは今のうち・・来週から大ホールで本格的な実習が始まります。

岩松了さんの特別講義

2006年06月18日 | 演劇学校・舞台技術学校
17~18日はピッコロ演劇学校の特別講義。
今回は「演劇的なことばについて」というテーマで講師は劇作家の岩松了さんです。

あらかじめ出されていた課題にそってシチュエーションを発表しますが、奇抜な発表もあって大爆笑になることも。

そして日曜はグループに分かれて即興劇、その都度先生は「話を面白くさせることばかりに意識が集中している」「ビジュアル的なことにも神経を使ってほしい」「お客さんに見られている、もっと大胆に」

そしてもうちょっと大きい声を出すようになど、次々と指示が入る・・このあたりはどんどん実践的な指導です。
実に内容の濃いのべ6時間30分の授業でした。

ところで、岩松了さんはこの秋に上演される県立ピッコロ劇団第26回公演、テネシー・ウイリアムズの「欲望という名の電車」を演出されます。
こちらのほうもお楽しみに。

社会見学

2006年06月16日 | 劇場の話題
ピッコロシアターのすぐ近く尼崎市立上坂部小学校の3年生が、授業の一環として劇場見学に来られました。

通学路にありながら実は中をあまり見たこともない小学生は、説明に熱心に耳を傾けて時にはメモもとります。
その間は静かだったんですが、照明で朝から夜の変化を見せると「キレイ~~~」と思わず歓声が。

そして音響では職員がしゃべっている間に効果で女性の声になったり、エコーがかかったり、山びこのようにことばを繰り返すと爆笑やら歓声やら驚きやら。

質疑応答もたくさん出てとっても興味津々。
最後には舞台に上がって記念撮影まで、まるでアドベンチャーツアーのようでしたが、とっても楽しそうに帰って行きました。

もし社会見学などをお考えの学校がありましたら、どうぞお問い合わせ下さい。

千穐楽(せんしゅうらく)

2006年06月15日 | ピッコロ劇団
今日は、ピッコロ劇団公演のピッコロシアターでの公演千秋楽でした。
ご観劇いただいた皆様、アンケートなど感想をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。

終演後、演出の鵜山さんから「ここまで積み上げてきたものを大切に、東京公演で更に飛躍しましょう」というお話しがありました。

雰囲気のまったく違う二作品ですが、それぞれご好評を頂き、出演者・スタッフ一同とても励みになっております。

鵜山さんの言われるように、さらに練り上げ完成度の高い舞台を観ていただきたいと思います。

東京公演でもたくさんの皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

これは、「楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―」の冒頭シーン。
チェーホフの「かもめ」の出番前にぶつぶつと台詞の稽古に余念がない女優C(中央:平井久美子)。
それを横目に化粧に励む女優A(右:松下砂稚子)、女優B(左:和田友紀)です。
ここから女優4人のドラマが始まります。


<公演情報>
兵庫県立ピッコロ劇団第25回公演
秋浜悟史追悼 鵜山仁=演出 
秋浜悟史=作 「喜劇 ほらんばか」
清水邦夫=作 「楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―」
(※2本立て上演)
6/30(金)19時、7/1(土)・2(日)14時
@六本木・俳優座劇場
一般=3,500円 中高生=2,000円
ご予約=ピッコロシアター ℡.06-6426-1940