6月になったばかりなのに、暑さがじっとりまとわりついてきて、もう真夏になったかのようです。それに耐えて、劇団の稽古場では、『海賊、森を走ればそれは焰......‐九鬼一族流史‐』が佳境を過ぎて、仕上げの段階に。照明を落した空間に役者のしなやかな動きが重なり合っていました。6日、金曜日の19:00がスタートの6ステージです。深い森の中に響く音を、パントマイムや美しいせりふを、できるだけ多くの皆さん方に楽しんでいただきたいと願っています。新しい舞台の魅力をぜひぜひそれぞれに発見してください。
劇場では、演劇学校、舞台技術学校の授業が始まり、約1ヵ月となりました。とても良い雰囲気のスタートのようです。上手に学びのペースをつかんでほしいと思います。
先日、演劇学校1期生のメンバーの同窓会が開かれ、シアターを訪れて当時を懐しんでくれました。30年に及ぶその結束力には少々驚きました。演劇の人と人をつなぐ力に改めて乾杯。
館長:大鳥裕士