善通寺で先達の研修会に参加し、次は隣の町
丸亀城です。
標高66mの亀山に築かれた平山城で、別名を
亀山城とも言われています。
本丸、二の丸、帯曲輪、山下曲輪などがあり、
東西540m。南北460mの広さで「石の城」と
形容され、丸亀城は石垣の名城として知られる
城である。
みごとな石垣
その石垣を築いた羽坂重三郎に纏わる悲しい
伝説がある。
石工羽坂が造った石垣だから鳥以外はこの城壁を
乗り越えものはあるまいと殿様はご満悦であった。
羽坂はそんな殿に
「私に尺余りの鉄棒を下されば、容易に登ことができます」
と言って鉄棒を使いすいすい城壁を登ってしまった。
讃岐特有の山容も見渡せる天守からの眺め。
殿様は羽坂を生かせておけば来敵に通じた場合、
恐ろしいことになると考え、城内の井戸の底を羽坂に
探らせて、その隙に石を投じて殺してしまった。
その伝説の井戸が二の丸にある井戸であるという。
築城の始まりは天文年間(1532~55)に遡る。
城主は生駒親正であったが一国一城令によって丸亀城は廃城となる。
丸亀城から香川県の中心部高松市へ、
ここには全国的にも有名な栗林公園もあり、名のごとく
松の多い街でもある。
残念ながら高松城は天守は無い、その代わりではないが
玉藻公園の庭は素晴らしい。
高松城はその玉藻公園の中にあり、その由来は万葉集で
柿の本人麻呂が讃岐の国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに
因んで、この辺りの海が玉藻の浦と呼ばれていたことによると
いわれている。
ここの城主も丸亀城の城主と同じ生駒家である。
月見櫓
披雲閣庭園
松が綺麗です。
こうして四国の城巡りも、ここ高松城で終わった、明日は淡路島を通って
姫路に向かう。